パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。でしたが、今となっては、仕事と育児に翻弄されながらも時間つくって鑑賞できたら書くブログ、です。
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女子美のパリ賞を受賞して、現在パリのCité Internationale des Artsというアーティストレジデンスに滞在中の、陶芸アーティストである保科 晶子さんが、セーブル国立陶芸美術館にて、子供を対象としたアトリエを開催されます。
彼女のサイトはこちら。そして私もファンのブログはこちら。 彼女とはミクシーを通してだったかなあ?で知り合って、私が運営するキュレーター団体としても何かコラボできないかなあっておつきあいさせていただいています。 何よりもいまは大切なお友達です。一緒に現代アートを見ていると、彼女なりの視点が私にはすごく新鮮で興味深く、アートというもの(自身の作品も他人の作品も)との距離の取り方が絶妙な素敵な女性です。 詳細はこちら。 6歳から12歳までの子供が対象なので、その年齢のお子さんがいらっしゃる方、是非どうぞ! もっと詳しく知りたい方は、コメント欄からでも右下のメールフォームからでも気軽に聞いてきてくださいねー。 ![]() Musée national de Céramique Sèvres http://www.musee-ceramique-sevres.fr/homes/home_id24900_u1l2.htm Sponsor pour matériaux: PADICO.Co,Ltd http://www.padico.co.jp/ ![]() ![]() 2007年度の、美術館無料で行き放題カードを手に入れたというのに、何故かこの1、2週間ほど展覧会に行く気がしません。今までに行った展覧会のレポートを、とも思うんですが、なかなか書く気がぐぐっと起こってこない。 まだヴァカンスモードなんかな?私事で、いちいち気にかけていてもしょうがないことやのに、気になって気になってでも具体的に手をつけずにいるとっても大切なことがあるので、他のことに集中できないんだろうか? ま、そんなことはどうでもいいとして、今回はお友達に頼まれた宣伝。 ロックスターになりたい弁護士のエドワードが、本屋さんのブノワと男前の若者ヴァランタンと組んでいるRCというグループで、コンサートをします。 My Spaceにグループのページを作ったらしく、そこからどんな音楽か聞けますよ。何語でもいいからコメントしてあげると、とても喜ぶと思います。 http://www.myspace.com/rctheband 私は4曲目のDistqnce generiqueが好きです。 これは友達が制作した短編映画(以前に「パリで短編映画を上映したいなら」 http://kanaparis.blog59.fc2.com/blog-entry-118.htmlの記事で書いた作品。)の音楽でもあります。 1月25日木曜日。 彼らの公演は22時半くらいから。 Le Gibusというレピュブリック近くのこんな場所で。 http://www.gibus.fr/ 18-20 Faubourg du Temple 75011 Paris 10ユーロ。 私は一人、関係無いのにめちゃくちゃ緊張していると思いますが、ちゃんと行くので、他に行きたい人がいれば連絡ください。 勝手に行くのも全然ありです。 ライブの形式としては、希望者が2、30分の公演をそれぞれ行い、そのあとにこのグループが気に入ったぞ!という人が手を挙げて投票するものです。そしてその夜の勝者が次回もここでライブができるというもの。まあそんなわけで出演しているグループもピンキリですが、なかなか面白い体験かも。と言いつつも、私は彼らの公演の始まるちょっと前くらいからしか行きませんが。 仕事が忙しい中寝る時間をけずって、なんとか時間を見つけてがんばってはるので、ぜひ応援してあげてください。 よろしくお願いします。 ![]() ![]() ![]() ![]() 昨日の夜はLa Generaleという、パリのベルヴィルという地区にあるいわゆるスクワット(不法占拠建物)を利用した場所へ行ってきました。 こちらが公式サイト。 http://www.lagenerale.org/ La Generaleはパリにいくつかあるスクワットの中でも、比較的大きくて有名な場所(だと私は思っているんだけど、ちがったらごめんなさい。)。 以前に展覧会をふらりと見に行ったことがあるので、今回わたしがここを訪れるのは2回目。そこで友人たちが去年製作した短編映画の上映会があったので行って来たのです。 ![]() 写真は上映会場内のバー。この左側がスクリーンになっています。 このスクワットを維持していくための組合に属しているという男の子にいろいろ尋ねたんですが、こういった短編映画の上映会をLa Generaleで行うのは昨日で2回目。つい最近、まだ使われていなかった建物のある一室を利用して、ペンキ塗ったりカーテン張ったり、上映ルームを自分たちで作り上げたそう。 もちろん上映会は無料で、夜の9時から翌朝の5時まで続きます。昨日は合計約20本ほどの短編映画が上映されました。 基本的に展覧会でも上映会でも入場料は無料。でもここに行ったら、ビールとかいっぱい飲んでください。そのお金がここの維持費につながっていくのです。 パリで短編映画を上映したい人はここなんかどうでしょう。 とてもよい企画だし、作品選考もあるようでないような状態らしいです。(まあだからものすごいビッミョ~な作品ももちろんあります。) 上映会をあとにして、近くのバーで呑みなおしながら、このようなスクワット場所の在り方について、短編映画を製作した友人たちと議論になりました。 la Generaleは6000平米もの敷地だあるのに、そこを利用するアーティストはたったの(!)80人しかいなくて、最上階は放置されているだとか、素晴らしい上映会場&企画で、こういう場所を欲している映画監督はたくさんいるのに、サイトにはこの上映会についての告知が一言もされていないし募集もないだとか、本当なら「開かれた場所」として存在するべきスクワットなのに、観客に対しても、また作品を上映した本人にさえも、意見を聞く姿勢がないだの、いろいろ。 私としては、こういう場所は組合の人たちも、多くが生きていくために自分の仕事もしなくちゃいけないし、まあ言わばボランティアで動いているようなものなので、経済的時間的問題もあるし、でも彼らがこの場所の責任者でもあるので、観客やそこにアトリエを構えるアーティストたちの安全も考慮しなきゃいけないし、大体2回目の上映会でまだほぼ実験段階にあるのかもしれないから、そういうことをジャッジするのは早すぎるんじゃないか、と反論したんですが、まあ残念な部分としては、せっかくステキなサイトもあって、ステキな企画と場所もそろったんだから、サイトに1ページでもいいから5行でもいいから、この企画について言及していればいいのになあと思いました。 そしてやっぱりこういう「アーティストが自分たちの表現の発表の場として、自分たちで運営していく」という場合、どんなに「開かれた場所」を目指しても、どこかで自己保存の気持ちが働くのか、無意識のうちに「自分たちの場所」を作り上げてしまい、外の人間(この場合、la Generaleのアーティストでないアーティストたち)をこれまた完全に無意識のうちに排除してしまう危険性があるのも確かだと思います。 まあそういう気持ちも、私がここのアーティストなら絶対持ってしまうだろうなあ(エゴ人間ですから)とも思います。 そんなことをいろいろと考えた夜でした。 このLa Generaleの、市などの権力機関との交渉の経過などもサイトにくわしく載っています。英語バージョンもあるので、興味のある方は是非読んでみてください。 とにかく興味深い場所です。ベルヴィル地区に寄った際は是非行ってみてください。 次回の上映会の日程とかも、わからない、、、、、。 よく言えばゲリラ上映会。 一言サイトに載せてほし~な~。 本当に残念。 LA GENERALE 10-14 rue du General Lasalle 75019 Paris tel: 06 13 77 05 15 tel: 06 75 17 23 32 mail: andre0417@lagenerale.org mail: vlado@lagenerale.org 今日もクリックお願いしまーす。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今年もまた、今週末(9月16日、17日)にヨーロッパ中でLes journees eouropeenes du patrimoine(公式サイト:http://www.journeesdupatrimoine.culture.fr/)が開催されます。 このイベントはヨーロッパの遺産が一般公開される日。 普段から訪問することのできる美術館や建築物だけでなく、普段は一般公開されていない歴史的建築物(市役所や庁舎なんかもあります)も訪れることができる年に一回の貴重な日です。 こんなこと書いてますが、実は私、もう7年近くフランスにいるのにこのイベントに参加したことがないんです。理由としては、行きたいなあと思うのは、普段から一般公開されているところばかりで、「いつでも行けるか。それにこの日にいったら人が多すぎて疲れそう。」なんていう怠惰もの。行きたいと思ったところは、わざわざ予約が必要で邪魔くさそうだったり。 でも今回はちょっと気になったイベントがひとつ。 こちら。http://www.villette.com/manif/manif.aspx?id=999 私が愛してやまない振り付け師、Philippe Decoufleが選んだパリオペラ座とコメディーフランセーズに普段は眠っている衣装たちを、100人くらいの一般人が着て、parc de la Villetteを練り歩くという「L'autre Defile」。 9月14日から16日までの20時半から22時半まで。 無料ですよー。 でもこれ踊らないんだよね。ただ歩くだけだよね。 でもでもドゥクフレの選んだ衣装、ただものではなさそうやから、元気があれば明日の夜くらい散歩がてら行ってみようかなと思っています。 Philippe Decoufleの公式サイトはこちら。 http://www.cie-dca.com/ Decoufleの短編映画がyoutubeで見れます。こちらからどうぞ。 毎回気絶しそうになるくらい好き。 http://www.youtube.com/results?search_query=decoufle ちなみに今年はパリのheatre National de Chaillotで、2007年5月と6月にPhilippe Decoufleの公演が二つもあります。 むふふ。8ヶ月も先の話だけど、もうチケットとってあるんだー。 いいでしょー。(自慢。誰もうらやましくないかもしれんけど) がんばって更新してるのに、順位があがんないなあ。 今日もクリックお願いしまーす。 ![]() ![]() |