新しい展覧会のオープンニング・パーティーをあさっての土曜日に控えています。アートフェアなんかの時期を除くと、まさにこの、前の展覧会が終わってから次の展覧会が始まるまでの1週間がギャラリーにとって、上から下への大騒ぎのとき。
今日やっと作品群がドイツから届き、アーティストさんもパリにご到着、まだ梱包から解かれたばかりなのに、オープニング・パーティーの前に誰よりも早く作品を見て購入しようとするコレクターたちでギャラリーはごった返します。
いろんな国籍の美術品運送業者さんがギャラリーに来るけれど、ドイツからの作品はいつも同じ会社が請け負っていて、私はこの業者さんが大好きです。何を隠そう私は英語まるっきりダメだし、彼らもそんなにペラペラじゃないんだけれど、何故かいつも彼らとは楽しくコミュニケーションが取れるんです。っていうか普段どちらかというとラテン系のフランス人と働いていると、日本人のメンタリティーに近いゲルマン系のドイツ人といるとホッとします。だって、ちゃんとしてるんやもん。
作品たちを確認して、バタバタとデスクワークと雑用を終えた頃に、アーティストさんがギャラリーに到着。
作品を見て回っていたアーティストさん。
なんとなんと急に怒りだしました!!!
なんでなんでなんで〜?
出来事 | trackback(0) | comment(3) |
おとついに書いた記事で、今年のベルリン・ビエンナーレでのキュレーター陣にマウリツィオ・カトランの名前を出しました。
このマウリツィオ・カトラン。毎日のようにその名前を聞いていた(それは大げさやけど)んですが、去年の5月以来、カトランの名前を聞くことが急激に減りました。
現代アートの世界にも、まさにモードの世界と同じように流行り廃りがあるもので、ときにはそれがとても残酷なものに思えます。
今回はそんなアート界の残酷さが、まざまざと現れたカトランを取り巻く状況について。
アート市場 | trackback(0) | comment(6) |
このブログのタイトルを変更したほうがいいような気がしてきた。
フランスアート界と限定してしまうのはムリがあります。だって地球に住んでるんやもん。気になることは世界中で起こってる。
そんな言い訳はこのへんにしておいて、今日は先週始まった2006年度第4回ベルリン・ビエンナーレについて。
ええ、そうです。容易に予想していただけると思いますが、私、行ってません。でも5月にベルリンに行くかもしれないので、その予習もかねて。
ビエンナーレ | trackback(0) | comment(2) |
フランスの話ちゃうやん!とつっこまれそうですが、、、
2006年度ホイットニー・ビエンナーレが2006年3月2日〜5月28日、ニューヨークのホイットニー・ミュージアムにて始まりました。
ホイットニー・ビエンナーレとは1932年からニューヨークで行われている、アメリカを拠点にしているアーティストを集めて、今日のアメリカ現代美術の動向を探ろうというもの。
私のハタラクギャラリーのお抱えアーティストさん、Chloe PIENEとLiz CRAFTが、2004年のホイットニー・ビエンナーレで紹介されたわけですが、今回はCameron JAMIEが参加しています。
http://www.whitney.org/www/2006biennial/index.php
そんなこんなで今週、今年のカタログがパリまで送られてきました。
まあ私は実際に観に行ける身分でもなんでもないんですが、ちょっとしたツッコミを。
ツッコミ | trackback(0) | comment(3) |

3月22日は私の誕生日でした。
その日はギャラリーで働きませんでした。
翌日、ギャラリーに行ってみると、みんなから「お誕生日おめでとう」って言ってもらえて(まあ、フツウなんですけど)うれしかったです。
翌々日にギャラリーに着くと、私のデスクにお花が置いてありました。
アシスタントさんの1人が「Je te l'offre, car tu es notre rayon de soleil! (カナは私たちの太陽だから、これあげる!)」って言ってくれました。
クロッカスの鉢植え。
素直にうれしかったー。
どんなに忙しくっても、大変でも、みんながイライラしていても、今まで以上にニコニコ笑ってお仕事していこうと、新たに思いました。
悲しくなるぐらい下っ端やけど、底辺から上の方を見上げてがんばっていきたいです。
最近与えられるお仕事が多すぎて、てんやわんやになって、お仕事中に、集中力が足りないと感じたり、手抜きをしたり、「これはまた今度やろうっと。」って先送りにしたりすることが多かったんです。
自分のやらなければいけないことと、イニシアティブをとって取り掛かりたいと思うことのオーガナイズがうまくできなくて、モチベーションが無意識のうちに下がっていたと思い直しました。
下っ端やけど、ギャラリーのみんなや、ギャラリーに少しでも関わる人たちが働きやすい環境を少しでも提供できるように、私なりにがんばっていきたいです。
これからもよろしく。
世の中のブログやってる人たちがどうしてあんなにうまく写真が撮れるんでしょうか?
カナ、がんばれ!と少しでも思って頂けたら、こちらもお願いしまーす。人気blogランキングへ
ワタクシゴト | trackback(0) | comment(2) |
この何週間か、パリのアート界はある話題で大騒ぎです。
2,3週間前くらいに「これを読みなさい。」と渡されたある美術本のコピー。
それは、最近発売したばかりの写真家ジャン=マルク・ビュスタモント(2003年の第50回ヴェネチアビエンナーレでのフランス代表作家:Jean-Marc Bustamante )のモノグラフィー(Flammarion, la collection "La création contemporaine" (206 p., 38 €))の最後に「Discussion entre nous (ここだけの話(意訳))」というタイトルで掲載されている、ビュスタモントと、最近フランスで活躍している若手アーティスト、グザビエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)、そして去年「Dionysiac」と題され話題を呼んだ展覧会のキュレーターであり、ポンピドゥー・センターの女性学芸員、クリスティン・マセル(Christine Macel)の3人の間の会話でした。
ここで彼らはビュスタモントがアーティストとしてここまで成長してきた経緯や、フランスアート界の動向などを気兼ねなく話しています。
しかーし!ひとつ気になるところが!!
アート界関連ニュース | trackback(0) | comment(8) |
2006年2月2日に、約2年間の改修工事を終えて再オープンしたパリ市立近代美術館(Musee d'Art Moderne de la Ville de Paris)。
毎週水曜日は22時までオープンしているので、今日の夜はピエール・ボナールの作品群を鑑賞しながらのデートの予定。(ヘラヘラ)
Pierre Bonnard, l'oeuvre d'art, un arret du temps (ピエール・ボナール、 芸術作品、時のとまるとき(意訳))と名づけられたこの展覧会。私は普段、展覧会にしろ映画にしろ観に行く可能性のあるものに関しての批評は前もって読まない主義ですが、ちょこっと予習のために、批評性は低いけれど素晴らしい情報源を提供してくれるJournal des Artsという2週間に一度、金曜日発行のアート関連の新聞に目を通してみました。
なになに。
展覧会 | trackback(1) | comment(5) |
てなわけで、ブログを昨日から始めるに至ったわけです。
だから今日は早速ネタ探し。そういえば最近ご無沙汰してたので、とにかく近所のギャラリーでも回ってみました。
そんなにいろいろ回らなくてもなんか見つかるだろうと思っていたのが甘かったのか、
Galerie du jour(アニエスbのギャラリー)にも、
http://www.galeriedujour.com/
Galerie Nelson(非常にレベルの高いアーティストを抱えてるギャラリー。)にも、
http://www.galerie-nelson.com/
ピンとくるものがなかったんです。残念。
Galerie du jourの入り口ではスペースインベーダーにやられそうにもなったけど。まあそんなんはどうでもいいのだ。
ワロニー・ブリュッセル センターにも入ってみて、
http://www.cwb.fr/
私の少しやる気のなくなったココロがほんのちょっとだけ癒えたけれど、まだ足りなーい。
ここは気持ちを入れ替えて、今日は縁がなかったということか、と思い直して、パリで最も安い薬局(Pharmacie)に寄って、ついでにサン ポール(Saint-Paul:メトロの駅名)でイタリアンカフェマシーンを買いに行こうと思って歩いていたら、Galerie Baudoin Lebonの前を通りかかりました。
このギャラリー。私のチェックギャラリーリストには入ってないんだけれど、たまにふと行くと結構好きなものに出会えたりします。
そのうえ、artpress(フランスの現代アート雑誌。フランスにいて、コンテンポラリーアートに興味がある人はこれ読まなきゃ始まらないでしょう!と私は勝手に思ってます。日本でいう美術手帖のようなものかしらん?)の裏表紙はいつもGalerie Daniel Templonの広告なのに、今月はGalerie Baudoin Lebonの広告で、実はちょこっと気になっていたのです。
そしたらガツンときました!
ギャラリー | trackback(0) | comment(0) |
mixiで、私が生活しながら気づいたことや、面白かったり楽しかったり悲しかったりブルーになったりすることを、観に行った展覧会や映画やダンスのスペクタクルなんかとごちゃまぜにしながら、日記という形で書き始めてもう1年以上。
ここでは私生活色をもっと薄めて、私が目にしたアートに関する事柄を書いていきたいと思います。展覧会や映画やダンスなんかはもちろんのこと、フランスアート界のゴシップ的情報だとか、アート批評の興味深い記事、講演なんかについても、私の超個人的ツッコミを交えながら書いていけたらいいなあと思っています。
まあいつまで続くのかはわからないけれど、とりあえず始めてみます。
ブログについてはいまいちよくわからないので、テストとして、1月後半に日本からフランスに帰ってきてからのmixiに載せたかっる〜くアート関連??って感じの記事を二つ、早速載せてみました。
重要ではないのでそこんとこよろしく。
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ワタクシゴト | trackback(0) | comment(2) |
こないだヴェニスのビエンナーレに行ってきたところな気がするのに、もう来年のビエンナーレのお話。
2007年のフランス館はSophie CALLE (ソフィー カル)らしいです。
ふーん。
日本館は誰なんだろ?
知ってる人いますかー?
ふと、「あーやっぱり来年もフランスにいたいかもしれへん。」と思ってきた。
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第52回ヴェネチアビエンナーレ 2007 | trackback(0) | comment(0) |
と書くと大げさです。
私は27歳にして悲しいことに、別にいまいち野心に富んだ夢とか目標なんかもないんだけれど、そのかわりと言っちゃなんですが、ちっちゃな夢はいっぱいココロの中に秘めているのです。なんて、そんなんみんなそうやろうけど。
ギャラリーで働いていると、美術収集家さんたちのお家に作品を届けに行ったり、引き取りに行ったり、そんなことがよくあります。だからもうちょっとやそっとのことでは、お金持ちのお家に入っても感動したりしなくなっていたところです。
それがこのあいだ、前回の展覧会が終了したので、購入された作品を、あるコレクショナーさんのお家に届けに行きました。ギャラリーの車でセリーヌの運転で。それもこの車、めっちゃ古いボルボなの。ディーゼルなの。音もすごくて「だ、だいじょうぶかな?」ってドキドキするし、公害出しまくりなので、エコガールな私はあんまり好きじゃないんやけど、めっちゃ丈夫です。これに若きオトメが二人乗ってると、そのへんの兄ちゃんやらおっちゃんやらからビビッてめっちゃ話しかけられるよ。「売ってくれへんか?」とか言われたこともあります。
まあそんなことは横に置いといて。
ふむふむ、今回はラスパイユ大通りね。カルティエ財団のあたりやな。あのへんもお金持ち多いしなー。どんなお家かなあ?なんて、へらへらしながら、いざ到着。
実は私は、カルティエ財団のあたりのラスパイユ大通りを近代建築群たちを見ながらお散歩するのが大好きなんです。いっつも口をあんぐり空けながら「中はどんな風になってるんやろう?どんな人たちが住んでるんやろう?家賃なんか高すぎて、事務所ばっかりかなあ?人なんて住んでないんかなあ?」なんてそぞろ歩きます。
http://www.parisbalades.com/Cadres/cadres14nordmontparnasse.htm
そ・し・た・ら!
私がめっちゃ中に入ることを夢見てた216番地ラスパイユ大通り(1930年代建築そのもの!)やった!
もうその時点で感動。入る前から感動。
建物に侵入してからは、迎えに来てくれたコレクショナーさんとセリーヌに作品を持たせて(すいません。仕事してません。)感動に震えてました。
そのうえ、アパートの中まで案内してもらっちゃって、建築もさることながら、彼のアートコレクション(現代アートだらけ。超有名どころではマチスやミロもありました。)も拝見し、口はどんどん開きます。
緊張しちゃって、(今回はコレクショナーを前にしてではなくて、夢見てた建物内に自分の存在を確認することにね)今から思えば、いろいろ質問しまくれば良かった、これも聞きたかった、あれも聞きたかったって思うんやけど、そのときは、最後の最後に建物から出るときに、
「この建物に入ることが、1年半前にパリに住み始めたときからの私の夢でした。」
ってしか言えへんかったー!
そしたら彼、
「僕もね、ずーっとここに住むのが夢だったんだよ。」
やって。
「じゃあ私もそれを次の夢にします。」
ってまたアホみたいなことを言う私。
「あはは。」
やって。
ちっ!ギャラリーのアシスタントやってたらムリとか思われたんやろうなあ。まあいいや。
あー、しあわせ。
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ワタクシゴト | trackback(0) | comment(2) |
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