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FIAC off


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4週間にわたる長い夏休みももうすぐ終わり。
来週の月曜日からお仕事が待っています。とりあえずは9月からの展覧会の設営、そして10月に控えているパリのFIAC(Foire Internationale d’Art Contemporain : 国際現代アートフェア)とロンドンのFrieze art fairの準備に明け暮れる毎日でしょう。
そんなヴァカンス最後の1週間、私はフランスのブルターニュ地方はBELLE ILE EN MERという島に来ています。明日にはもうパリに戻るのですが、今日は天気もメランコリックな感じで、頭をお仕事モードに切り替えるためにもアート情報収集をしてみました。そしてブログ。

そんなわけで、今回はFIAC offの話題。
Offというのは一般的に、大規模なアートフェアやビエンナーレの開催と同時期に同都市で行われる、比較的小規模なアートフェアや展覧会のこと。例えば、前回レポートしたバーゼルのVOLTA SHOWなんかは、アートバーゼルのoff的存在。ビエンナーレ中に開催されているけれど、ビエンナーレの枠には公式には入らない、街のギャラリーでの展覧会なども、offです。
Offでは、若い無名のアーティストの作品や、実験的な場所、展示方法が優遇されるなど、従来の「アート」といわれている枠に限られてしまわないもっと自由なものを見つけ出そうという主旨も多く含まれています。そんなわけで、常に「新しいもの」「驚かせてくれるもの」を求めてやまない世界中のアート界関係者やコレクターたちもoffには、かなりの確率で足を運び、期待を寄せているものなのです。


今年のFIACは10月26日から30日まで、グランパレとルーブル美術館のCour carree (方形宮)で開催されます。
グランパレ修復工事中にFIACが開催されていたパリ南部のParis Expo会場とは違い、いくら2つの会場があるといえども、グランパレとCour carreは狭く、賃貸料も破格の値段になります。今年のFIAC からの請求書を見たときは、目が飛び出た上、FIACのディレクターから「やっぱりグランパレには場所が確保できないから、ルーブルに行ってくれ」と電話がかかってきて、ギャラリストが「お金払ってるんだから、グランパレに残ります!こっちはクライアントなんだから!なんなんですか!そのフランス的経営は!アメリカだったら、お金を多く払う方が良いスタンドをもらえます。以上!」と切れまくっていたり、いろいろとすったもんだがあったわけです。

そんな参加費用の破格の高さのせいでしょうか。今年のFIACでは、若いギャラリーにもスタンドを提供しようと、2つのFIAC offが開催されます。
ひとつめは、 La Bellevilloise で行われるSlick。
そしてもうひとつは l’espace Pierre Cardinで行われるShow Offです。
かれらの目的は、若いクリエーションを国際的にFiac開催中にパリで紹介し、「パリの市場をダイナミックにさせ、世界のコレクターたちをフランスに呼び戻す」というものです。(えらい鼻息の荒いお言葉ですが、、、)彼等はFIACに対抗するためのものではなく、また、ただ単に「FIACに出展できなかったギャラリーたちのサロン」ではないとしています。しかし彼等は現代アートフェアの伝統的になりつつある構成や退屈になりがちな部分に揺さぶりをかけようとするものです。

でもよく考えてみれば、FIACほどの歴史も規模もあるアートフェアに、今までoffが存在していなかったことのほうが不思議と言えば不思議ですね。

さてさて、どんなoffになるんでしょうか。楽しみです。

でも、offを観に行っているヒマがその頃の私にあるんでしょうか?
観に行きたいけどな~。
乞うご期待。

― Slick
a.de-bourbon@slick-paris.com
www.slick-paris.com

― Show Off
info@showoffparis.com
showoffparis.com


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08/26 01:00 | アートフェア | CM:4 | TB:0
だ、だいじょぶか~!ポンピドゥー センター!!??


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や、やばいです。ポンピドゥー センター。
2006年8月5日付けのLiberation誌、Le Figaro誌、そして2006年8月7日付けのLe Monde誌で、ポンピドゥー センターの粗相が取り上げられています。

リベラシオン http://www.liberation.fr/culture/197165.FR.php
フィガロ http://www.lefigaro.fr/culture/20060805.FIG000000442_de_la_casse_au_centre_georges_pompidou.html
ル モンド http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3246,36-801612@51-696669,0.html



これらの記事によると、2006年3月8日から7月17日までパリのポンピドゥー センターで開催されていたLos Angeles 1955-1985, Naissance d'une capitale artistique (ロサンジェルス 1955-1985、ある芸術首都の誕生)のために、借りられた作品のうち2つが壊れてしまったということです。

この展覧会では、John Baldessari, Dennis Hopper, Charles Ray, Ed Ruscha, Thom Mayne, Judy Chicago, Ed Moses,Chris Burden,Paul McCarthyなどを筆頭に85名のカリフォルニアのアーティストの作品、350点が展示され、開催中には30万人の動員しました。

今回壊れてしまった2つの作品とは

1939年生まれの、Light and Spaceというムーヴメントの作家であるPeter Alexanderによって、1971年に制作されたUntitled。黒い樹脂でできた柱の作品で、その評価価値は28 000$。
これは設営の終わった展覧会オープニング前日の深夜に、落ちてしまいました。

そしてもうひとつは、1932年生まれの、Craig Kauffmanが1967年に制作したUntitled Wall Relief。彼はFinish Fetishというムーヴメントの作家であり、美術の表現方法としてプラスチックやインダストリアルな材料を使用した第一人者の一人。自動車やサーフボードからインスピレーションを受けた作品作りを行っています。こちらは会期終了の前日7月16日に、観客が手を触れたりしたわけでもなんでもないのに、落ちてしまいました。これ、この作品を鑑賞中だった人もいたわけで、いきなり作品が自分の目の前で壁から落ちてしまうんだから、相当驚いたはず。

Los Angeles Timesが騒いだから、フランスの新聞でも取り上げた感のあるこの事件。8月3日付のLos Angeles Timesが記事にしなかったら、リベラシオンもフィガロもル モンドも、この事件を記事にしなかったんじゃないだろうかと思います。
こちらは8月7日の記事ですが。http://www.latimes.com/entertainment/la-et-pompidou7aug07,1,6952839.story


Los Angeles TimesのChristopher Raynoldsによると、
今回の事件に関して、カリフォルニア国際芸術基金は、フランス側からの「謝罪が皆無」であることは、この出来事がただ悲劇的なものであったということの証明にはならないとし、フランス側の態度を問題視しています。またPeter Alexander本人も、今回の事件に関してポンピドゥーセンターからの直接のコンタクトが一切無く、この不誠実な行為は、ポンピドゥーセンターの傲慢さからきていると指摘しています。

事件に対して、ポンピドゥーセンターのCommunication部門のディレクターであるNassar Royaは、「深い遺憾」を表明しましたが、Peter Alexanderは「親切に」、別の作品を今回壊れてしまった作品のかわりに貸し出ししてくれることを了承したし、また、これらの作品は実験的素材によって制作されており、「非常に壊れやすいもの」であったとしています。展示の際は、貸し出し主であるLACMA(Los Angeles Country Museum of Art)とニューヨークのFranklin Parraschギャラリーから渡された説明書に従って、細心の注意をもって、設営が行われたと言及しています。
しかし状況説明を受けたLACMAは、Los Angeles Timesに、Craig Kauffmanの作品は現在までにも貸し出しによる展示がおこなわれており、幾度もの地震にもあったが、壊れたことなどなかったと指摘しています。

私が非常にスキャンダラスだと思ったのは、この展覧会の責任者でありポンピドゥーセンターの学芸員であるCatherine Grenierの言葉。
「今回の出来事は私たちのせいではない。」
「これらのふたつの作品は、同時期に同材料で制作されており、非常に壊れやすいものであったので、これは不幸な偶然としか言えない。」


「私のせいじゃないもん。」
出たよ。フランス人。彼等はそのような状況でも組織でも、二言目にはすぐこの台詞。

こういうことってのは、起こらない出来事ではないし、そのためにみんな細心の注意を払うわけですが、でもやっぱり起こってしまったときにきちんとした対応をするってのは大切。
私も気を引き締めないとな!


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08/14 04:05 | アート界関連ニュース | CM:2 | TB:0
Gabriele Basilico


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久しぶりにMaison Europeene de la Photographieに行ってきました。
IMGP1095.jpg


ここの展覧会は、Jeu de Paume、Bibliotheque Nationale de France site Richelieuとあわせて、私の三大オススメ写真スポット。

2006年6月21日からUne ete italien(イタリアのひと夏)展ということで、
・Gabreiele Basilico "Photographies 1980-2005",
・Une histoire privee : la photographie contemporaine italienne dans la collection Anna Rosa et Giovanni Cotroneo
・Francesco Jodice "Crossing"
・Patrizia Mussa "La Bona Ventura"
という4つの展覧会が開催されています。

Francesco Jodiceの個展は別館で行われており、前をちらりと通っただけなので、きちんと鑑賞はしていません。

館内に入って階段を上っていくとまず、Patrizia Mussaの展覧会があります。
この展覧会、フランスに住むイタリア人を撮影したものなのですが、ひっじょーにしょうもなかった。何がしょうもないかというと、テーマとして「フランスで生まれ育ったイタリア人、またはフランスに移住してきたイタリア人」のポートレートなのですが、そのテーマを見たときは「ふむふむ。面白そう。」って思ったのに、いざ蓋を開けてみると、撮影されている人物がいわゆるセレブだけ。
コレージュ・ド・フランスの教授だとか、ジバンシーのアーティスティック・ディレクターだとか、パリに馬鹿でかいアトリエを持っているアーティストだとか、とにかくお金持ちだらけ。そんな人たちを撮って何が面白いんやろう?こういう人たちは仕事でフランスに来ているし、お金もあるからイタリアに帰りたくなったらいつでも帰れる。
一番キレたのが、「フランス駐在イタリア大使夫妻」。
もう怒り沸騰で写真が入っている額縁を叩き割ってやろうかと思いました。
大使撮ってどうするよ!こんな人たち任期が終われば、またどこかの国に行くやん。なんの不便もしてない人たちやん!
ばかげてる。
主題に怒り沸騰な上、写真としての出来も全然良くなくて、まあたかが一展覧会にこんなに怒り沸騰でブヒブヒ鼻を鳴らしていた私もどうかと思いますが、キレました。
そんなわけであまりにも腹が立つので帰ろうかと思ったんですが、ここは少し冷静に大人になって、せっかく入館料も払ったし、他の展覧会も見ることにしたのです。


そしてもうひとつ上の階に上がるともうこれが最高!
素晴らしい展覧会でした。


と、その前に今のうちに最上階で開催されていたUne histoire privee : la photographie contemporaine italienne dans la collection Anna Rosa et Giovanni Cotroneo(アンナ・ローザとジョバンニ・コトロネオコレクション)展。
まあこれはイタリア人コレクターカップルのコレクションから、イタリア現代写真家の作品を集めたもんです。

Giacomelli.jpg
ジャコメッリの作品があったのに感動しました。私に写真の黒の美しさを教えてくれた人。っていうか、いーなー。私もジャコメッリの写真を家に欲しい!うらやましい!

20060811183946.jpg
Antonio Biasiucciの作品。タイトルから察するに、これはパンをこねているところ。めちゃくちゃダイナミックで美しい!パンをこねているところには見えない!

20060811194241.jpg
Mimmo Jodice

20060811194435.jpg
Franco Fontana

などなど。

ではやっとこさ、Gabriele Basilicoの展覧会レポート行ってみましょう!


08/11 19:45 | 展覧会 | CM:5 | TB:1
Kader Attia


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先週、私のフランスでの故郷であるリヨンに4,5日行って来ました。
今回は、リヨン現代美術館で行われていた、Kader Attiaの展覧会レポートです。

リヨンにはお友達の結婚式のために行ったのですが、週末だけでなくもう少し居ようと思ったのは、どうしてもKader Attiaの展覧会が見たかったからです。

ではレポート行ってみましょう!


08/09 22:40 | 展覧会 | CM:0 | TB:0
Paris, je t aime


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今日は6月21日からフランスで公開されている「Paris, je t'aime (パリ、愛しています。)」という映画を観に行って来ました。



公式サイトはこちらから。http://www.parisjetaime-lefilm.com/

この映画はパリの様々な地区を舞台に、18人の世界的に有名な映画監督たちが、5分間で「愛」をテーマに絵葉書では伝わらない今日のパリを見せるというもの。

こちらが層々たる監督陣。
Olivier Assayas
Frédéric Auburtin
Sylvain Chomet
Ethan Coen
Joel Coen
Wes Craven
Alfonso Cuaron
Gérard Depardieu
Christopher Doyle
Richard LaGravenese
Vincenzo Natali
Alexander Payne
Bruno Podalydès
Walter Salles
Oliver Schmitz
Nobuhiro Suwa
Tom Tykwer
Gus Van Sant
Gurinder Chadha
Isabel Coixet
Daniela Thomas

この映画を見る前は、美しいパリを美しく切り撮った映画かと思っていたんですが、その予想を見事に裏切ってくれました。各短編映画はひとつの地区を舞台に繰り広げられているのですが、それは別に世界中のどこの町でも見ることのできる物語たちです。パリだからって特別なことなんて何もない。住んでるのは同じ人間たち。
また私が感心したのは、5分という非常に短い限られた時間のなかで、監督たちが簡潔に奥深くステキに物語を作り上げているところ。そのへんはやはり世界的に有名な監督たちの名声に恥じない素晴らしい短編作品集に仕上がっていたと思います。



08/08 18:05 | 映画 | CM:2 | TB:0
Djamel Tatah & Fabien
お久しぶりです。


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同じブログランキングに登録していて、「自由に建築と向き合う」というブログをしている父からとうとう直々に電話がかかってきました。
もう6年以上フランスにいるけれど、父から直接電話がかかってきたのは初めてです。それも「ブログ書かへんのか~?」やって。なんやそれ。

7月28日から8月28日まで、ギャラリーは1ヶ月間の夏休みに入りました。だから私も1ヶ月の有給休暇。と言えば驚きですが、この夏休みが終われば、来年の夏休みまで働きづめです。クリスマス休暇もないよ。私には関係ないですけど、フランス人たちはブーブー言ってます。

ということで、私がフランスに来た当初から4年半も過ごしたリヨンで、お友達の結婚式があったのでそれに出席し、4,5日ゆっくりしてきました。来週はパリにいますが、再来週はお友達がフランス南西部に別荘を借りるので、そこにお呼ばれして4日ほど行きます。そして最後の一週間は彼氏とバカンスがかぶるので、どこか行きたいな~と思っています。クロアチアに行く可能性が今のとこ高いかな。

ブログのネタをできるだけ新鮮なものだけにして「ホットなパリ情報」をお届けしたいと思って、このブログを始めましたが、時間がなかったり、書く気が起こらなかったりで、結局書いてないネタが山のようです。それは勿体無いので、もう時期はずれのネタでも私の気に入ったものは書いていこうと思うようになってきました。

そんな言い訳はこのへんにして、今回は、もう終わってしまったけれど(2006年5月18日~2006年6月30日)、Galerie Kamel Mennourで行われていた、Djamel Tatah と Fabienの展覧会について。


08/04 22:55 | ギャラリー | CM:3 | TB:0
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