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タカノ 綾、Mr、青島 千穂@リヨン現代美術館


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先週末のクリスマスに、私にとってフランスでの故郷であるリヨンに行きました。ちなみに今つきあっている彼氏も偶然リヨン出身だし、4年半も住んでいた街だから友達もいるし。
そして今回は呑んだくれないように気を付けて、展覧会にも行ってきました。

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そんなわけで、今日は2006年9月24日から12月31日(あと2日で終わっちゃうけど)までリヨン現代美術館で開催されている「Chiho Aoshima, Mr., Aya Takano : trois expositions personnelles (タカノ 綾、Mr、青島 千穂;3個展)」についてのレポート。


では行ってみましょー!


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12/29 02:49 | 展覧会 | CM:5 | TB:1
Akram Khan & Sidi Larbi Cherkaoui


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素晴らしいものを観た。

それはAkram Khan & Sidi Larbi Cherkaouiによるzero degrees。
去年のクリエーションで発表されるやいなや、フランスのダンス批評で大絶賛されていた作品。批評で大絶賛されている頃にはもちろんチケットは完売していて、めちゃくちゃ悲しかったんですが、今年も公演されると聞いて、朝っぱらから1時間ほど寒い中を並んでチケットをゲット。
今年(2006年-2007年。フランスでは9月から8月まで)は今日まで、Steven Cohen et Elu, William Forsythe, Richard Siegal, Vera Mantero, Daniel Larrieu, Emio Grecoの6つのコンテンポラリーダンスの舞台を観てきたけれど、いくつかはこのブログにも書いていたように、どれもいまいちだったんです。毎回、「生温い!なんだこの生温さは!」と失望していたんですが、それも今日、この舞台を観るために私に課せられた必要な行為だったのかもしれません。
そんなくらい素晴らしかった。


こちらアクラム カーン カンパニーの公式サイト。おしゃれだわ。http://www.akramkhancompany.net/

この人がAkram Khanで、
khan-cherkaoui.jpg


この人が Sidi Larbi Cherkaoui。裏返ってますけど。めちゃくちゃ体が柔らかいようで、舞台でもしょっちゅう裏返ってました。
khan-cherkaoui-2.jpg



この二人が振り付けもして、ダンスも自ら踊ります。音楽は4人編成で舞台裏での生歌&生演奏。衣装はKei Itoと日本人ですね。衣装もTシャツにスカートパンツってただそれだけなんですけれど、素晴らしかった。そのうえ私のアイドル、Antony Gormleyの彫刻が使用されています。舞台装置は右、左、正面の三方が生成りの少しだけ透けて見える麻のような生地で上から下まで覆われています。その生地が影絵の画面の役割も果たしていて、踊る二人の姿、そしてゴームリーの2体の彫刻の影を大きく、小さく、はっきりと、うっすらと映し出します。影絵の利用の仕方もデュクフレ並みに素晴らしかった!

ゴームリーの彫刻がちら見えする写真。
ZeroDegrees_000.jpg



よく考えてみたら、私がよく鑑賞するコンテンポラリーダンスの舞台は、舞台上に何人ものダンサーが登場してくるものが多く、そうなると、二人一組で踊る場合、その組み合わせが男女になる確立が90%近く。今回の舞台は二人の振り付け師による二人だけのダンス。まさに一騎打ちです。感動しまくってほぼ半泣きだったんですが、この二人の一騎打ち、磁石のN極とS極が引き合うように、また同じ極が反発し合うように二人のダンスは進んで行きます。そこから出るエネルギーは、まさに私が今まで観たことがないほど強いもので、舞台には二人と彫刻2体しか存在しないのに、大勢が走り回って踊っている舞台なんかよりもずっと小さく見えました。

ときには一人のエネルギーがもう一人に反映されたり、二人が絡み合って二人分以上のエネルギーがほとばしっていたり、二人がぶつかり合って火花が散っていたり、また笑うところも、一人ずつのソロもきちんと用意されていて、本当に飽きない素晴らしい舞台。

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私は今までにこんなに素晴らしいダンサーを観たことがないとも思いました。それはアクラム カーンのこと。指一本動かすだけで、こんなに私にいろんな感情を呼び起こさせてくれる人がいたなんて。ほぼ恋してます。ちなみに彼のお尻もキュップルンってしてていけてます。ってまあそんなことはどうでもいいんですが。

よく私は「素晴らしい」だとか「美しい」だとかいう言葉を絶賛の言葉として使用しますが、今日は久しぶりに感じた「完結している」の一言につきます。
私が言う「完結している」というのは別に、「完璧である」とかいう類いのものではありません。
とにかく「完結している」と思うもの。ダンスも振り付けも音楽も照明も舞台も、そして観客の反応も、私たち人間の持つすべての感覚を用いて、そしてすべての視点において、完結しているという意味。これからの発展を観たい、もっとこの舞台を何度も観たい、続きが知りたい、という感覚を残しながらも「完結してしまっている」ものが、アートの世界にはあると思うのです。それが私にとっての最高の褒め言葉であり、私の感動を伝えることのできる最適の言葉だと思っているので、今日の舞台にはこの言葉を。

そして私を本当に感動させたものが、二人のダンサー コレグラファーがこの作品を創作するにあたって、ぶつかり合い、反響しあい、楽しんだことがとても感じられたことです。二つの巨大な才能が混ぜ合わされてうまく観客に提供されることっていうのは、以外に少ない機会だと思います。この舞台を観ながら、まるで舞台と共に、彼等が共有し合って作品をつくりあげた時間までもが私たちの目の前に表れてきたのです。メイキングも入ってるDVDみたいな感じ?

あー幸せ。ほんとに幸せな気分を味わわせてもらいました。
どうもありがとう。これからも素晴らしいものをつくり続けてください。


舞台終了後も拍手とブラボーの喝采は鳴り止まず、結局5回くらい舞台に出てきたはったかな。

今日の私の「コンテンポラリーダンスの舞台を見る前」の個人的精神的肉体的状態も非常に良かったんです。おなかも空いてなかったし、会場にもゆっくり入れたし、心のモヤモヤやイライラも一握りとしてなかったし。そういうニュートラルな自分を用意することも、舞台を素直に受け止めるためにとても大切。

ここから写真がたくさん見れますよ。http://www.dance-photo.de/examples/zerro/zerro.html


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12/23 07:12 | コンテンポラリーダンス | CM:2 | TB:0
ポンピドゥーセンター:数年がかりの人員募集レポート


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今年の10月に行われていたポンピドゥーセンターでのストライキは結局6日間続きました。
こちらがそのときに書いた記事。http://kanaparis.blog59.fc2.com/blog-entry-100.html#

このストライキを受けて、フランス文化庁が「ポンピドゥーセンター:数年がかりの人員募集」レポートを発表しました。首脳陣が出したポンピドゥーセンターの経済的不足は70000ユーロ。そのうちチケット販売による不足が50000ユーロで、失ったメセナによる不足が20000ユーロ。
この文化庁によって提出されたレポートによると、2007、2008、2009年の3年間に分けて、59の新しい雇用ポストの創出が推奨されています。詳細は27の新ポスト、17の一時的ポスト、そして15の「引き継ぎ雇用」ポストと呼ばれる、近い将来に定年を迎える雇用者が彼等の引き継ぎ人たちに仕事のノウハウを伝授するという目的のポストです。ストライキの際に労働組合が主張していたのが62のポストの創出であったので、59分の62、なかなかのものですね。

このレポートは、フランス文化庁の大臣であるRenaud Donnedieu de Vabres氏によると、まだまだ「個人的な鑑定」でしかないので、政府が行う措置に置ける予算が計算されているところらしいです。12月15日には組合と政府鑑定者とのネゴシエーションが再び始められたそうです。

ここで私たちが驚くのは、「ええ!ポンピドゥーセンターで人員採用?今でも1300人が働いてるのに?」ってことです。でも蓋を開けてみると、なんとなんと!現在採用されている人員の半数以上が50歳以上!びっくり!2007年から2009年の3年間に定年を迎える人員は98人にも上るそうです。


雇用問題以外にもポンピドゥーセンターが抱える問題は山盛りです。
まず、センターだけを見た場合、その利用者数は年間530万人で、「ほぼ一定」していると言えるんですが、他のパリにある大きな文化施設はここ数年、動員者数において著しい伸びを見せているのです。
また前回の記事でポンピドゥーセンターのお得な会員証について書きましたが、2006年11月の時点で47000人を数える会員数ですが、前年2005年からの更新率は40%にしかならないそう。2005年の会員証を2006年も更新した私もこの40%の中ですね。2005年の会員だった人たちは半分も更新しようと思わなかったわけだ。そういや去年は新会員募集のポスターをよく見たかも、なんて思いました。
2006年の資金はメセナからの150万ユーロを合わせた2400万ユーロ。それに比べてセンターが機動していくための予算は1億400万ユーロ。

2008年にはフランスのメッツという街にもポンピドゥーセンターが開かれるし、現在は上海にポンピドゥーセンターを創設するという企画も進められています。

とにかく雇用ポストが増えるのは私たちにとって「ポンピドゥーセンターで働く」ってことも夢じゃなくなる?!ってことかな。
っていうか雇用人の半数以上が50歳以上ってすごいな!そんなことあるんや!


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12/21 07:10 | アート界関連ニュース | CM:2 | TB:0
得した気分。


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私が、パリに住む現代アート好きの人たちに是非オススメしたいもの。
それはポンピドゥーセンターの1年間有効のlaissez passer。1年間ポンピドゥーセンターの全展覧会が無料で何度も入れる会員証みたいなもんです。展覧会以外の特典としては、センター内の本屋さんでのお買い物が5%オフになったり、センターで行われる舞台(演劇、映画、コンテンポラリーダンス、)や講演も割引もしくは無料になります。


今年も12月になってしまい、この会員証の更新に行きました。
一般での年間費は44ユーロ。更新の人は35ユーロ!
学生さんはきっと44ユーロの半額の22ユーロとかそんなんだったと思います。
ポンピドゥセンターって常時3つ4つの展覧会が開催されているし、常設展にも学ぶものが多いし、私の場合はセンターでのダンスや講演もよく行くので、毎回8ユーロものお金を払ってられない。だからこのカードは必須アイテムです。

で、カードを手に入れてみたら、今年のはなんだかバージョンアップしてる!
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2007年にポンピドゥーセンターで大々的な個展が予定されていて、2005年ヴェネチアビエンナーレでのフランス代表アーティストでもあり、クリスチャン・ボルタンスキの奥さんでもある、Annette Messager(アネット・メッサジェー)のデザイン!

角度を変えるとLaissez Passer(日本語に直訳すると、「通らせてください」)の文字がLaissez Pisser(「好きにおしっこさせてやれよ:勝手にやらせておけよ。放っとけよ。」)になります。

カードをもらった瞬間に、「うわー!バージョンアップしたんですねー!それもLaissez Pisserになる~!」とはしゃぎまくっていたら、受付のお姉さんが「そうなんですよー。2007年はポンピドゥーセンター30周年だから。」って静かに教えてくれました。彼女多分私よりも年下だったけど。


こちら去年までの。
IMGP1661.jpg


ギャラリーに戻って、「見て見て~!今年のポンピドゥーセンターのLaissez Passerこんなんや!」とみんなに見せていたら、11月に会員登録した人はいつもどおりのカードだったらしく、「えー!いーなー!私もそれがよかったー!ずっこーい!」と言っていた。


うしし。得した気分。


ちなみに「ポンピドゥーセンターの横に住んでるんやから、会員登録しなあかん。」といつも言っているけど、なかなか時間がない彼氏へのクリスマスプレゼントもこれにしました。
喜んでくれるかな~?




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12/17 02:40 | ワタクシゴト | CM:3 | TB:0
束芋@カルティエ財団


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Fondation Cartier:カルティエ財団で2006年10月27日から2007年2月4日まで開催されている束芋の展覧会に行ってきました。

こちらカルティエ財団の公式サイト。
http://www.fondation.cartier.fr/flash.html

束芋とはAyako Tabataという1975年、兵庫生まれの日本人アーティストのアーティスト名。
日本ではすっかり有名になった彼女の、フランスで最初の展覧会。

これは巡回展で、日本でも原美術館で2006年6月3日から8月27日まで束芋の「ヨロヨロン」展として開催されていたようで、いちいち書かんでいいかなって思ったんですが、いろいろとインターネットで検索してみると、東京とパリとで展示作品に違いがあるようなので、やっぱり書いてみます。


ちなみに同期間でゲリー・ヒルの個展も開催されています。束芋の展示会場は地下。


ではいってみましょー!



12/12 04:59 | 展覧会 | CM:2 | TB:0
パリギャラリーマップ


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このブログを始めてからいろんな人からメールをもらうようになりましたが、その中でも多いのが、「今度パリに行くんですが、ギャラリー巡りをしたいと思っています。kanaさんオススメのギャラリーを教えてください。」的メール。

ギャラリー巡りに関しての記事をたくさん書いて少しでも多くのギャラリーを紹介したいなと常々思っていますが、住所を書いたって、「マレ地区にある、うんたらかんたら」と書いたって、それでは、旅行で来られる方には「キョトン」ですよね。

ということで、私が普段パリでギャラリー巡りをするときに、とっても役に立っている3つのフリーペーパーを紹介したいと思います。

と言っても、わざわざパリに来て、その3つのフリーペーパーを置いているギャラリーを探し当てるのも、短い旅行期間にはなかなかの時間の浪費。普段はそれらのフリーペーパーを置いていても、たまたま行ったその日にはもうなかったなんてこともあります。だから、日本にいる間に情報を抑えておきたい!なんて人は、それらのフリーペーパーのサイトからダウンロード&プリントアウトして、いかに効率よく自分の五感にぐぐっとくるギャラリーまたは展覧会を前もってリサーチしておきましょう。

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それぞれのマップが、地図と共に、各ギャラリーの住所、電話番号、オープン日と時間、2,3ヶ月間のプログラム、そしてオープニングパーティーの日にちを載せています。

一つ目は、バリバリの現代アートギャラリーを40ほど掲載しているGalerie Mode d'Emploi。
これは私が最も活用しているもの。世界中のアートフェアに参加しているような有名ギャラリーばかり。ということは世界的有名アーティストの最新の個展&作品を見ることができます。
マレ地区のギャラリー散策はこれ一枚で十分です。
http://www.fondation-entreprise-ricard.com/
このサイトの右下、Galerie Mode d'Enploiか、Telecharger le PDFからダウンロードを行ってください。


二つ目は、バリバリの現代アートギャラリーはあんまり載っていないけれど、作品価格が低めの現代アート作品を扱うギャラリーが多く載っているAssociation des Galeries。
サンジェルマンデプレ辺りのギャラリー巡りをするのにオススメです。マレ地区、サンジェルマンデプレ地区、どちらも平面作品を扱うギャラリーが多いかな。このサイトの強みはなんといっても、パリ近郊の現代アートセンターに関する情報も載っていることですね。
http://www.associationdesgaleries.org/


三つ目は、パリだけでなく、ロンドン、スコットランド、ニューヨーク、カーディフなど、世界中のアート主要都市のマップも得られるArt Update。
ヴェネチアマップが2007年6月、上海マップが2007年9月に新たに発行されるそうです。
http://www.artupdate.com/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1
現代アート旅行に出かける前の、必須アイテム。


よく、ガイドブックには「マレ地区にギャラリーが点在。」なんて書いてあって、実際そこらじゅうに隣接してあるわけですけど、例えば通りに面していなくて中庭を突き抜けてたどり着けるギャラリーなんかは、はっきりとした住所を知っていないと見つかりにくいものです。上記のマップを駆使して、前もって気になる各ギャラリーの公式サイトをチェックしたり、そして最も大切な点、オープン日&時間に気をつけて、みなさんが効率よくギャラリー巡りができるよう祈ってます~。


美術館ってお金払うでしょ。で、いまいちやったりしたらほんまに悲しくなりますよね。特に短い旅行期間だったりしたら、「わざわざここまで来たのに~。お金も払ったのに~。」ってなる。
でも、ギャラリーってタダで、もしかしたらめちゃくちゃええもん見れるかもしれない。逆にもしかしたらめちゃくちゃいけてないもんを見る羽目になるかもしれない。でも右も左もわからないまま、探検気分で重い扉をあけて、パリジャンたちが生活する中庭空間を突っ切って、わけのわからない現代アート作品を見に行く。そんな体験もなかなかステキなもんですよ。


「パリギャラリーマップ」と題して上記の3つのサイトをリンクしました。どうぞご活用ください。


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12/11 01:31 | ギャラリー | CM:4 | TB:0
rue Guenegaud


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サンジェルマンデプレ辺りのギャラリーといえば、rue de Seine,rue Bonaparte, rue de Mazarineの3本の通りに集中していますが、今日はなぜか、それらの通りのすぐ真横にあるrue Guenegaudという短い通りのギャラリー散策をしてみました。

これは、いつもパリにある世界的に有名な現代アートギャラリーしか回らない私の、「心機一転。今日の現代アートを操作しているような有名ギャラリーだけじゃなく、もっと広く現代アートの作品に触れるために、他のギャラリーも発掘してみよう!」キャンペーンの一環です。どうぞお付き合いください。

早速まとめに入りますと、サンジェルマンデプレのど真ん中にギャラリーを構えているのに、世界的に有名なアーティストを取り扱っていないからでしょうか、それぞれの作品の値段設定が低い!驚きました。10000ユーロ以上の作品がないんです!2000ユーロくらいでも十分購入可能。
私が働いている世界はやっぱりちょっとおかしいのか?と思い直しました。実際、私の働いているギャラリーのオーナーもよく言ってる言葉ですけど、それを目の前にして、「ほへー。」となりました。
そのうえ全体的に安めなのに購入済みの作品が少ない!
お金持ちは高いものが好きなんですね~。

マレ地区と違って、ギャラリーという名のもとに、エキゾチックな宝石店、個展は開催せずにあらゆるアーティストのあらゆる作品を適当に並べてる現代アートギャラリー、デザイン系ギャラリーなどが混在しています。このあたりでは最近特にアフリカンアートギャラリーが本当に多いですね。

入らなかったけど、外から見るだけでも楽しい。
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では私が「え、ここよさそう。」って思って入ったrue Guenegaudの現代アートギャラリーレポート、いってみましょー!



12/10 04:34 | ギャラリー | CM:0 | TB:0
Busy Going Crasy


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やけに評判の良いla maison rougeで開催されている「Busy Going Crasy, Art et Photographie de Dada a aujourd'hui」展に行ってきました。

la maison rouge(メゾン ルージュ:日本語に訳すと「赤い家」)での展覧会についてこのブログに書くのは初めてですので、一応どういった場所か簡単に説明してみますと、Antoine de Galbert(アントワン ド ガルベール)というフランス人コレクターが持つ財団で、2000年に一般公開されました。基本的な主旨は「世界有数のプライベートコレクション(私的美術収集家のコレクション)を一般人にも公開する機会を作ろう。」みたいな感じです。(説明が適当すぎてごめんなさい。)
こちらが公式サイト。大した情報は載ってませんが。http://www.lamaisonrouge.org/



2006年10月28日から2007年1月14日まで開催されている今回の展覧会はSylvio Perlsteinというブラジル生まれブラジル育ちで、1960年代からベルギーに移り住み、ヨーロッパちアメリカを飛び回りながら現代アート作品の収集を始めた、アントワープのダイアモンド&宝石商のコレクション。彼は千点近く20世紀前半から今日までの現代アート作品を所有しています。


「私はドローイング、写真、絵画、彫刻、インスタレーション、ヴィデオ、オブジェなどの奇妙なものをあ蓄積したこの迷宮の中で生活しているのです。」と言うパールスタインのコレクション展、いってみましょー。


12/09 04:05 | 展覧会 | CM:5 | TB:0
クロッカス


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あれはたしかこのブログを始めてすぐの頃。
こんなことがありました。
http://kanaparis.blog59.fc2.com/index.php?q=%A5%AF%A5%ED%A5%C3%A5%AB%A5%B9
ギャラリーのアシスタントさんの1人から誕生日のお祝いにもらったクロッカスの鉢植えについて。

そのクロッカス、もらって何週間かでお花も枯れてしまい、すっかり死んだようになっていたんですが、そのへんはケチな私。
「植木鉢も土もまだ使えるな。」
と思って、何も考えずにアパートの窓の外にほったらかしにしていたんです。

お水もあげてなかったし、夏も外の炎天下にさらしていたし、ホームパーティーのときでしょうか、誰かが捨てたタバコの吸殻にまみれていたし。



それが先々週くらいに、ふと窓の外の植木鉢を見たら!

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なんかでてるよ!(白い物体はネコのミント。邪魔でしゃーない。)


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たけのこみたいに芽がでてるよ!


「なんだこりゃ?」と思って土を少し掘り返して、クロッカスだとわかったときは感動しましたね~。
「自然ってすごいな~。あんなにほったらかしにしてたのにまだ生きてたんやな~。」
と自然に感動し、「たかが人間の作ったものに感動を求めに行く理由がみつからん。」ということでその週末はひとつも展覧会を見に行きませんでした。あは。

そしてあわててアパートの中にクロッカスの鉢を入れて、お水をやって、ってしてたんですが、何日か後にふとインターネットでクロッカス検索をしてみたら、どうもクロッカスはとても寒いところでもお花を咲かせる、ていうか寒いところに置いてないと美しいお花を咲かせてくれないということで、またあわてて外に戻しました。

それから毎日のように朝と夜、窓を開けてクロッカスチェックが日課になっております。ほじくって、ホクホクしては土をかけ、またほじくっては、ホクホクして土をかけ、という作業を飽きもせず、朝晩繰り返しております。


来年の3月後半には、クロッカスをもらったときに書いた日記から1年がたつということ。
ギャラリーという小さい頃からの夢だった自分の好きなアートの世界で働けて幸せな毎日ですが、まだまだ勉強が足りないと実感する今日この頃。雇われているというのは受動的な存在だけれど、その中で何か私の見たり聞いたり感じたりしたことを能動的に発信していけるんじゃないか、と思って始めたこのブログも、来年の3月後半には1年を迎えます。この幸せな状態に、ぬるま湯に浸かるように甘んじてていいのか、という焦りが、ほったらかしにしていてもきちんと土の下で活動していたクロッカスが顔を出したのを見たときに、ムクムクと私の中に出てきました。

ギャラリーの仕事もステップアップもブログの更新も、新たな気持ちで取り組んで、それらプラス、何かができるかもしれない。何かをしたい。

土を掘り返してまた土をかけながら、そんなことを思いました。



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12/06 08:55 | ワタクシゴト | CM:2 | TB:0
Adieu, Galerie de France!


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このあいだ、Galerie de Franceに寄ったとき、知り合いに偶然会いました。その知り合いのことをあまり好きではない私は、大しておしゃべりもしなかったんだけれど、彼が急に声を殺して「ここ、もう閉めるんだってね。」と言ってきた。「はあ?なんで?」「わからへんけど。ほら展覧会のタイトル見てみなよ。」
タイトルはビートルズの一節。

You Say Goodbye And I Say Hello, Hello, Hello...

なんなん!シッタカやな!だからきらいやねん!

とココロの中で思いつつ、彼の言ったことを何度も思い出していました。


でもこれが本当の話だった。


がーーーーん。


このgalerie de franceは、私が2年ほど前にリヨンからパリに引っ越してきて、まだ右も左もわからないおのぼりさんだったときに、「パリのギャラリーを見てみよう!」ってドキドキしながら通りに面した重い扉を開けて、中庭を突っ切って、ギャラリーのドアブザーを鳴らした、幾つかのギャラリーのひとつ。それからも、家からも私の働くギャラリーからも近いので、タバコを買いに行ったついでに行ったり、友達と一杯ひっかけるついでに行ったり、買い物帰りに寄ったり、「今日はギャラリー巡り!」なんて気合を入れて回るギャラリーたちと違って、私の日常生活に入り込んで、しょっちゅう2分でも3分でもいいから前を通ればチラリと寄っていく場所でした。(ってもう過去形にしちゃってるよ。おい。)

Galerie de Franceは1942年にパリの2人の美術収集家であるPaul MartinとJacques Lambertによって開かれました。初期のアーティストとしては、Zao Wou-Ki, Hans Hartung, Jean Bazaine, Pierre Soulages, Pierre Alechinsly。すげー!他にもPollock, Pierrette Bloch, De Kooning, Matta, Matial Raysse, Rebecca Horn,Jean-Pierre Raynaud, Michelangelo Pistoletto,Gottlieb,Motherwellなどの作品を発表。ほんまにすごい!ギャラリー閉鎖の決定を下した現在のディレクターであるCatherine ThieckはMusee d'Art Moderne de la Ville de Parisの元学芸員で、1981年からこのギャラリーのディレクターになりました。いつもおしゃれでシャーロット・ランプリングに似てる美しく知的な方です。彼女の元、Eugène Leroy, Pierre-Paolo Calzolari, Thadaeus Kantor,Judith Reiglなどのアーティストがこのギャラリーで作品を発表しました。


彼女いわく、「アート市場のことがもうわからないのです。今日、すべてが同じレベルにおかれていて、アウトサイダー的なものが存在することができません。アートに決まりきった標準ができているのです。アートの世界は変わってしまいました。それはより貪欲で、投機家たちによって短いスパンで支配されています。」
うーむ。
これは20年近くアート市場の中心に関わってきた彼女だから言えることなのか、結局20年たっても彼女はやっぱり美術商ではなく学芸員だったのか、ここ5,6年のアート市場が著しく変化してしまっているので彼女が疲れてしまったのか、真相は下っ端の私にはわかりません。

「これからは別のカタチでアートに接していきたい。」
「私はいつも、アーティストとよりも、作品と共に仕事をしてきました。」
なんて言い切ってしまう彼女はやっぱり根本的に学芸員だからかな。


どちらにしてもフランスの現代アートの歴史がひとつ終わろうとしているのは確か。


この最期の展覧会の様子。
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Pier Paolo Calzolariの美しいインスタレーション。これが何ヶ月か前には通りに面した展示ルームにあって、ため息が出たことを思い出す。
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Nancy Speroのドローイングが3点。その横にはパナマレンコ。
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レベッカ・ホーンのドローイングと、奥に見える小さな絵画はカンディンスキー。


このギャラリーが抱えていた(また過去形にしてる!)アーティストたちはどうなるんだろう?まあもうみんなすっかり有名になってるから他のパリのギャラリーが争奪戦を繰り広げるのかな。ひとつのギャラリーが終わるときってどんな風なプロセスがふまれるんでしょう?


Galerie de France
54 rue de la Verrerie
75004 Paris
tel:01 42 74 38 00

展覧会は2007年1月13日まで。


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12/03 01:41 | ギャラリー | CM:0 | TB:0
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