フランスアート界底辺日記//パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。
2007/06/25 (Mon) 片付いてしまいました。



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ほんまにワタクシゴトでどうでもいいっちゃあどうでもいいことなんですが、こないだの土曜日に結婚しました。
「結婚式」というものに夢も何も抱いたことのない私でしたが、小さい頃から本当にうっすらと
「もしもいつか結婚式をしないといけない状況になるなら、こんな感じにしたい。」
と思っていたのが、このルノワールの2枚の絵のイメージ。

renoir.dejeuner-canotiers.jpg renoir.moulin-galette.jpg

ま、言うてみたら、「男女がだらだら呑んでる」っていう感じなんやけど、、、。

実際ちゃんとこんな感じになってたかなあ?
パーティーに来てた人でこのブログを読んでる人がいてるかどうかわからないので、どうしようもないですな。

次は8月に京都でパーティーをまたするんだけれども、このイメージで「だらだら呑み」ながら、片付いてしまった私のことを嘆いてください。

もう独身じゃないのねー。なんかさみしーわー。


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2007/06/20 (Wed) Christian Marclay 「Replay」



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思い起こせば、もう3ヶ月もの間、毎週のように「Christian Marclayの展覧会に行きたいよー!」と叫び続けていたわけですが、終了間際の先週末、やっとこさ行ってきました。

そんなわけで今回はパリのla Villette地区に位置するCite de la Musiqueで2007年3月9日から6月24日まで開催されている「Christian Marcly:Replay」展についてです。




Christian Marclay(クリスチャン・マークレー)とは、1955年アメリカ生まれスイス育ちの現代アーティスト。
いわゆるバリバリのフルクサス&パンク時代に青春を送り、今で言うスクラッチ(?合ってるかな?)というDJの技法を生み出し、実験音楽とヴィデオ作品の分野で活躍しています。(と私は思っています。)

詳しくはこちらのWikipediaからどうぞ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Christian_Marclay

この展覧会では
Telephones
Guitar Drag
Fast Music
Record Player
Ghost(I Don't Live Today)
Crossfire
Mixed Reviews
Gestures
Video Quartet
の10のヴィデオ作品と、視聴室ではクリスチャン・マークレーの音楽が流されていました。

これらの10作品のなかでも私が「うわああ!」と思ったのは、
Fast Musicで、ハンバーガーのようにレコードをバリバリ食べるマークレー。
Crossfireの4つの大画面の中心に立って、限りなく発砲されつづける銃と銃声の中に取り残された感覚。
Guitar Drag(ヴィデオ参照:http://www.paris-art.com/video/type/parisART/video/117/christian-marclay-guitar-drag.html
)で、人種差別を受けトラックにくくりつけられてひきずられるアフリカンアメリカンのようなエレキギター。そしてそのうなりごえ。


展覧会で一作品目として展示されているのは、Telephones(ヴィデオ参照:http://www.youtube.com/watch?v=nOvKx3n5ikk)なんですが、この作品を見て「あ、Candice Breitzとかぶってる??」(というよりもCandice BreitzがChristian Marclayにかぶっていると言うべきですけど)という第一印象でした。ハリウッド映画の映像の使用、さまざまな映画からの似通ったシーン、そしてそのリピート。
(ちなみにCandice Breitzは日本ではSHUGOARTSお抱えアーティストです。フランスではCandice BreitzもChristian MarclayもYvon Lambertお抱えです。なんてわかりやすい!)

しかし展覧会の最後に展示されているVideo Quartet(ヴィデオ参照:http://www.youtube.com/watch?v=9VmXoeZir7A&mode=related&search=)にたどり着くと、それが私の無知から来るまったくの錯覚であることを反省しました。

Candice Breitzは、ハリウッド俳優のtoo muchすぎるともいえる演技、しかし日常生活ではない「映画」という世界において、まるでそれらの表情やリアクションが「こう演技するべきで、こうするのは演技が上手ということなのです。」とでもいうかのように存在している表現の仕方を、俳優の姿や顔だけを切り取り、反復することによって、おもしろおかしいような皮肉なような作品に仕上げています。
ここで彼女は作品の素材を俳優たちの「表情」や「決まりきったセリフ」に重きを置いています。(そんな気がする。)

しかしChristian Marclayの場合、たとえハリウッド映画の名シーンを利用し、反復しているとは言え、それらの作品の素材は常に「音」または「音楽」であるのです。「音」を素材とし、その「音」の根源を映像と共に見せる場合、人間が「音」を出すにはそこに「ジェスチャア」や「顔の変化」などが生まれ、それらがまるでCandice Breitzの作品との錯覚をおこさせます。

また、このVideo Quartetを観ていて、ジャン・リュック ゴダールの「気狂いピエロ」のことばっかり思っていました。この映画は、セリフが好きで好きでしょうがなく、暗記しているくらいもう何十回と見ているんだけれど、実は一度も最後まで観たことがないのです。理由は途中で寝てしまうから、という恥ずかしいもんなんですけど。
そんなこの映画の中で、駆け落ち(?)をして車に乗っているジャン・ポール ベルモンドとアンナ・カリーナが、自分たちの好きなものを言うというシーンがあります。
アンナ・カリーナが「Fleur, Blue de ciel, Bruit de la Musique,,,,Je sais pas,,, tout!」(お花、空の青、音楽の騒音、、、わからないわ。すべてよ!」
この、私が死ぬほど好きなセリフ(ベルモンドの好きなもののセリフの
ほうもステキ。)の「音楽の騒音」という言葉。(日本語字幕でどうなているかよくわかりませんが。)
これはまさにマークレーの世界。「音楽の騒音」という言葉が私の頭の中で繰り返し繰り返し、流れていました。


そんなクリスチャン・マークレーの展覧会。
ひとつひとつの完成度の高さに圧巻でした!

一つ目はこの展覧会のカタログ。そして二つ目はマークレーのカタログの中でもかなり良いと私が思っているカタログ。このカタログが大好きです。


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2007/06/03 (Sun) あ!パクリ!



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何日か前にメトロに乗っているときに発見したフランス大手スーパーMONOPRIXの広告のひとつ。

ああ!それってええのん?!


だってどう考えても、日本を代表する現代アーティスト、小沢剛の「ベジタブルウェポン」のパクリやと思う!!

sanma.jpg


で、昨日ギャラリー巡りをしているときにもバス停で発見したので写真を撮ってみました。


問題の広告はこれ。
IMGP2147.jpg



それもパクルならもっとしっかりやって欲しかったよ!
ま、どっちにしてもモノプリの広告はいっつもかわいそうになるくらいダサくて低予算だと思うので、これくらいしか無理か、、、、。

お姉さん、「ベジタブルウェポン」シリーズ好きだから悲しいわ。



ここから同シリーズのいろいろな作品が見れます。
http://homepage2.nifty.com/otafinearts/works/works-ozawa/ozawaworks-vege.htm

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プロフィール

Author:kana
パリにある現代美術ギャラリーで下っ端としてハタラク。

京都生まれの京都育ち。2000年5月にフランスはリヨンに来て4年何ヶ月かほど過ごし、2004年9月から現在に至るまでパリに、猫のミントと一緒に生きています。

こんなものも書き始めました。
「パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」
http://kana-sunayama.iza.ne.jp/blog/
こっちでも書いてます。
SHIFT
http://www.shift.jp.org/

2007年春に、フランス人の友人&ブラジル人の友人と共に、キュレーター団体をNPO法人としてパリで立ち上げました。
現在は、記念すべき一つ目の展覧会に向けて忙しくしています。
そんなわけでとにかく少しでも多くのアーティストさんたちとの交流を求めています。
「こんな面白いアーティストを知っているよ。」という人は立候補でも推薦でも、気軽にコンタクトください。
(と書いたら、早速たくさんのメールを頂くようになりました。ひとりひとりにお返事ができない状況です。返事がなくても落ち込まないでください、、、。)

やる気が出るのでクリックください。
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