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内輪で盛り上がった作品。
バーゼルから帰ってきて、8月まで暇だー!わーい!と思ったら、毎晩仕事後に出歩く毎日が続いてます。
Art 39 Basel 2008 についてはSHIFTに記事を書くことになりました。だからそれまではどのネタを使うかわからないので、このブログで書けません。
ブラッド ピットが来ただの、ロシアの億万長者アブラモビッチが来ただの、アートバーゼル2008に関するブログや記事で「またそれかい!その作品しかなかったんかい!」と思うほど紹介されまくってるChristian Jankowskiの「Kunstmakt TV」(私が覚えてる数少ないドイツ単語でもわかるわ、へへ。「アートマーケット TV」)についてにも、書きません。(この作品についてはこちらで見れます。)

でもひとつ、これはSHIFT用のネタじゃないな、と思った作品を紹介。
なぜなら内輪で楽しい作品だから。
ということで、このブログを読んでくださってる方たちにも、「で?」と言われかもしれないけれど、まあブログなんてそんなこと書いてなんぼ、な世界なので、自分にOK出しました。

バーゼルのブースに到着すると、ボスがニヤニヤしながら「カナ、面白いもん見に行こう。」って私を誘います。「なんすかー。」と言いながらついて行くと、この作品が。
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オーストリアはウィーンにあるChristine Koenig Galerieのブースで展示されていたAnetta Mona ChisaとLucia Tkacovというルーマニア人アーティストカップルによる「Private Collection」。二人は2000年からコラボレートを始めたようです。


一瞬、「なんすか、これ。」と、全然わからなかったんですが、次の瞬間、あーーーー!うちのギャラリーで盗まれたあれがー!!
そう!この作品は、パリ、ベルリン、ロンドン、ウィーン、チューリッヒ、ニューヨークの有名なギャラリーでパチってきたもので構成されているのです。
あれが盗まれた日を今でもよーーーーく覚えてます。「あれ?ない。あれー?ない。あっれー?やっぱり何回見てもない。誰が使ったーん?ちゃんと返しといてー!」と、まだ盗まれたってことにも気づかず、同僚たちに言ってたことも覚えてます。みんながみんな「えー。知らんで。誰も使ってないで。」となり、全く大したものでもなんでもないのに、3人くらい総出で探したものでした。「なくなるとかないし!」って言いながら、「誰やねん!こんなん盗るん!忙しいのに!」とブヒブヒ怒りながら、BHVという商業ビルまで同じものを買いに行ったのを覚えています。
でももういいや!なーんや!謎が解けた!という感じで逆にすっきり。
「みんなは何盗られてるんかなー。」とゲラゲラ笑いこけながら作品鑑賞。

DSCN0772.jpg

DSCN0773.jpg

天下のガゴジアンまでなんか盗られてる!と注目したけど、これは一体なんや?
他のギャラリーはどれも、「ウチにもこれあるなー。」っていう、現代ギャラリーならどこにでもあるだろう道具たちですが、ガゴジアンみたいになると、もう私たち一般ギャラリーでは使ってないものを使ってるんでしょうか!ほんまになんなんやろ、これ。
自ギャラリー用ジェットのねじとか?!

DSCN0774.jpg

いまはもうニューヨークにギャラリーを移したValerie Cuetoの表記はまだパリになってます。っていうか灰皿取られてるし!まさに無機質ホワイトキューブのギャラリーの裏側に人間がいるんだなーって感じがしません?それも汚れてるし!

大きく写真を撮らなかった部分では、鍵の束を盗られてるギャラリーもありますねー。
これはさすがに笑ってられへん。鍵束を盗られたとわかったあと、きっとギャラリー中の鍵を全部替えるはめになったんでしょうね。やっぱり。そう思うと、腹が立つやろうなー。


まあ一応コンセプトはアートギャラリーが操作するアーティストの価格レベルだとか、グローバリゼーション進んでいるとはいえ、支配的すぎる欧米のアート市場だとか、まあそういうものを批判してる作品なんですが、コンセプトもいまいちパッとしないし、別に特に感心する作品でもないので、まあそのへんはどうでもいいですね。

でもバーゼルではしょっちゅう「○○盗られてたねー。」って話しかけられて、こっちも言い返してやったり、内輪乗りですがたのしい思い出の作品になりました。



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06/26 00:38 | アートフェア | CM:2 | TB:0
バーゼルに行ってきまーす!
ART 39 BASEL / 第39回アート バーゼル 2008 のために、明日から5日間行ってきまーす。私はフェア後半の金、土、日と後片付けに行くので、ヴェルニサージュの熱狂は残念ながら体験できませんでしたが、コンテンポラリーアート市場の渦に飛び込んで巻き込まれてきますねー!

Eliasson.jpg 
こんなラビリンスが私を待ってるらしい!

バーゼルは夏のヴァカンスまでの最後の砦とも言えるので、これを乗り越えたらあとは、9月からの展覧会の準備を6月後半と7月でゆっくりとするだけなので、少し楽になるかなー。まあ秋にはまたFIACだなんだとあって、結局毎年繰り返しなんやけど。
バーゼルについてここでもふれられたらいいな、と思っています。



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06/06 00:00 | ワタクシゴト | CM:3 | TB:0
2008年5月ニューヨーク備忘録
出張で行ったとか言うと、なんだかおしゃれでまるで私がもう下っ端じゃないかのようですが、実際のニューヨークでの仕事はというと、顔を出すべきヴェルニサージュがひとつと、ディナーがふたつ、というナメた企画でした。まあ、私が担当したカタログの出版記念とそのカタログのアーティストさんの個展をかぶせることになり、「カナ、よーがんばったし、行ってくるか?」みたいなカルいノリです。そんなんやから、私の英語でもなんとか、、、、まあならへんかったけど大失敗をするような機会もなかったわけです。あんなに英語をしゃべったのに、やっぱり「リトルイタリー」は「レロレロレー」にしかどうやっても聞こえない。

NY 096

生まれて初めての大都会!摩天楼!ニューヨーク!で、「どこ行くー?どこ行きたいー?」とか聞いたりしないといけない友達や配偶者などの同行者もいなかったので、朝から晩まで現代アートを見ておいしいアジア料理を食べるのに費やしました。
しっかしまーあの国はやっぱり不思議なとこでした。なんせ生まれて初めてのアメリカ大陸でして、「どんなんなんやろう?」とは思いながらも、元から「行ってみよう!」って思ったことがないほど私としては興味の無い国のひとつだったし、ついでにアメリカとあんまり仲良くできないフランスに住んでるもんですから、かなりの偏見を抱えて行きました。でもアメリカは、っていうかまあたった5日間ニューヨークで観光したってだけの話でこんなことを言うのもなんですが、ほんまに裏切らなかった!私の偏見のまんまの国でしたわ。
私は日本が大好きですが、どこかものすごく病的な部分を持っていて怖くなるときがあります。そんな感覚をたった5日なのにニューヨークでも感じました。
具体的に書こうかと思ったけれど、このブログはそういう主旨のものではないのでやめておきます。

NY 041 NY 042 「これがアメリカです!」な作品たち。

アートに関して言えば、美術館のお金のかかり具合には感動しました。ギャラリーでは、「すっごいお金あるんやなー。」と思ったけれど、展示されている作品たちの質は、もっとすごいと思っていたので、「ふーん、こんなもんか。」という感じ。でも量が全然違うから、そりゃいいものに出会う確率は高いですわな。ま、当たり前やけど、インスタレーションがどーの、絵をやってるのは古い、と言ったって、結局アート界は絵を売って成り立ってるんよね。ニューヨークやからはちゃめちゃなインスタレーションをばんばん売っているのか思っていたけれど、普通にみんな絵を売っていて、妙に「そりゃそうやな。」となっていました。


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06/03 20:11 | 備忘録 | CM:0 | TB:0
2008年5月備忘録
ニューヨーク以外の5月備忘録。
数打ちゃあたる式に見に行ったわけではないですが、まあまあそれなりにいろんな発見ができて、展覧会運がついてた月と言えるかもしれません。

the freak show

去年だったかにリヨンで開催されたThe Freak Showがパリの造幣局に来てるということで最終日に必死になって行ってきたんですが、リヨンでの展覧会はとても話題になったけれど、ここではその何十分の一にも規模が縮小されちゃって、全くの空振りで終わりました。「やられたー!」って感じ。そりゃ誰もパリでやってるって知らないわけだ。同じタイトルをつけるのはどう考えても詐欺です。こちらの写真と映像はDelphine Reistの長靴の作品。



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06/03 06:38 | 備忘録 | CM:0 | TB:0
Gil Heitor Cortesao 「The Remote Viewer」
もう先月の話になりますが、パリの13区にある現代アートギャラリー街であるルイーズ ヴェイス通り近辺の、ヴェルニサージュ巡りに出かけてきました。いわゆる私たちが「ルイーズ ヴェイスに行く。」と言えばこのへんのギャラリー巡りをするってことなんですが、これらのギャラリーはLouiseという名前のアソシエーションを作っていて、2ヶ月に一度くらいの割合で同名のフリーペーパーを発行したり、いつも同じ日にヴェルニサージュを開催したりしています。まあ、便利っちゃあ便利です。私は、この地区のギャラリーのプログラムが個人的にあまり好きでないのと、ここのギャラリー巡りをするといつも「現代アートがわからん。」と打ちのめされ、感動どころか髪の毛一本分も心を動かされることがないことが多いので、知らず知らずのうちに避けてしまっています。

そんなわけでいつも通りの微妙な滑り出しで始まったヴェルニサージュ巡りでしたが、結局終わってみるとふたつも「好きやワー!」と思える展覧会に出会うことができました。そんななかのひとつがGallerie Suzanne Trasieve/スザンヌ タラズィエヴ ギャラリーで2008年5月24日から7月26日まで開催されているGil Heitor Cortesaoの個展。

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Gil Heitor Cortesaoは1967年生まれのポルガル人アーティスト。日本語でなら、ジル エイトル コルテサオとでも呼ぶのかな?
私は彼の存在を知らなかったのですが、バイオグラフィーを見てみると、今までは自国のポルトガルでの活躍が多かったようですが、ここ最近ヨーロッパの他の国で彼の作品を見る機会が増えてきているようです。例えば去年ルクサンブールのMUDAMで開催された、ポルトガル出身の若手現代アーティストを集めた展覧会でも、彼の作品が展示されていたようですね。

壁が朽ちてペンキがはがれ放り出された廃墟のように見える劇場や、もはや生活の空間ではなく展示室であるかのように見える住宅のサロンなどを題材として扱った絵画作品たち。作品を遠くから見ると、まるで写真のようですが、近づいてみるとそれがどうしてかわかります。油絵がプレキシガラスで覆われ、そのせいでつるつるした写真のように表面に光が反射しているのです。
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描かれているインテリアや劇場の内装なども、良―く見ていくと、キャンバスのようなはっきりとは知覚できない妙な物体が空間を飛んでいたり、まるでクモの巣がはっているかのような白い線が画面を横切っていたり、巨大な会議場の中心に真っ青な面が描かれていたり、摩訶不思議というと言い過ぎですが、現実ではないんだという私たちを突き放すような妙な冷たさを描かれている対象から感じます。
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私が撮った写真がいけてませんねー。でも一応載せときます。

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彼の作品のように、いまではもう既に近代建築史やデザイン史の一ページになってしまった、なんだか少し時代遅れなんだけれども、やはりいつまでも美しい、20世紀の現代建築やその内装を題材とする絵画を最近よく見かけるように思います。例えばこの間記事にしたポール ウィンスタンレーは、題材の切り取り方や光の用い方は異なるけれど、作品の放つ冷たさのようなものは Gil Heitor Cortesao にも感じられることであるし、 Gil Heitor Cortesao と年代の全く違うデザインを選びながらも、Rosson Crowは「キッチュ」という言葉でしばしば括られるようなデザインの内装を、 Gil Heitor Cortesaoと同じようにキャンバスの中で踊らせて、若いのにすっかりスターになりました。また Gil Heitor Cortesaoが古びた建物の中を選ぶなら、Enoc Perezはその外側だけをメランコリックに描きます。Gil Heitor Cortesaoのほうが落ち着いた感はあるけれど、じっと作品の前に立って視線を絵の上にはわせていると、Jules de Balincourtのパレットに見るビビットな色や暴力的な構成を発見します。

しかしまあ、この作品たちは売れるでしょうねー。スザンヌ タラズィエヴ ギャラリーは元々画家を多く抱えているギャラリーで、顧客層も、たまに流行に流されて作品を買ったりもするけれど、きっちり自分たちに見合っているのは何かをわかっているフランスやヨーロッパ、はたまたアメリカのブルジョワジー階級のお金持ちで構成されているのでしょう。そういう顧客にとっては、はやり廃りのない最高の絵画作品たちだと思います。そのうえ今回の展覧会で展示されていた作品のサイズとしては、比較的大きいものあったけれど、どれも、どちらかというとそんなに広大ではないパリのアパルトモンのちょっと空いた壁にかけられる大きさ。そう、ちょうど居間の暖炉の上の空間にかけたくなるサイズ。くー!やりおる!スザンヌ タラズィエヴがどれほどの売り方をするのかよく知りませんが、これならすぐに全作品売れてもおかしくないと思います。それにしても彼女のお抱えアーティストは大きい作品も制作するけれど、上で書いたようなパリのブルジョワたちのアパルトモンにちょうどいい大きさの作品もよく展示してる。これはアーティストたちがただ単にそういうものも制作するんでしょうかね。スザンヌ タラズィエヴがそのへんのアドヴァイスもうまいこときっちりしてるんでしょうかねー。

ヴェルニサージュのややこしいときだったので、価格を聞かずに出てきてしまいましたが、まだまだびっくりするほどの値段はついてないはず。100万円以下で買える作品もたくさんあるはずです。(完全なる予想です。えらそうに言っちゃったりしてね。へへ。)ほしーなー。ま、どうせ買えへんから迷う必要も急ぐ必要もないんですけどね。

最後に一言。ここのギャラリーに来たときは遠慮なく地上階奥にある階段を降りて行ってください。地下はちょっと倉庫みたいになっている部分もありますが、結構広い展示室でもあって作品もいくつか展示されています。
では機会のあるかたは、是非どうぞ。

Suzanne Tarasieve Paris
171 rue du Chevaleret
75013 Paris
tel : +33 (0)1 45 86 02 02
fax : +33 (0)1 45 86 02 03
info@suzanne-tarasieve.com
火ー土 11時ー19時


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06/03 01:21 | ギャラリー | CM:5 | TB:1
公募展 by FetArt
ほったらかしにしすぎてて、もう締め切り間近になってしまった公募展の募集です。
パリでは毎年秋になると、Mois de la Photographie a Paris(パリ写真月間)と題して11月の一ヶ月間、パリ中で写真展が開かれます。そのイベントに際して、FetArtというアソシエーション(非営利団体)が、グループ展を開催するための写真家を募集しています。

テーマはこちら。
l'Europe entre tradition et mutation
Il s'agit de permettre a des artistes de confronter leur regard sur l'Europe et d'experimer leurs identites culturelles au sein d'une identite commune "l'Europe"
日本語に訳すと、「伝統と変動の狭間にあるヨーロッパ」でしょうかね。ものすごい直訳しますと、「「ヨーロッパ」という共通のアイデンティティーの中で、ヨーロッパに対する視点を比較し、文化的アイデンティティーを表現する」らしいですわ。

ヨーロッパ人じゃない私たちにとって、あんまり関係のないお題のような気もしますが、だからこそ逆に面白いことが提案できたりするかもしれません。ヨーロッパに住む日本人である私たちも、「移民ヨーロッパ人」としての視点を確実に持っていると思うのです。日本在住の方たちだっていろんな視点があるはず。

そう思って一応ここに載せることにしました。

応募の締め切りは2008年6月14日。
審査は6月19日。

詳しい情報はこちらからどうぞー。


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06/02 07:56 | 公募展, アーティスト イン レジデンス | CM:0 | TB:0
アーティスト イン レジデンス@Kunstlerhauser Worpswede
「アーティスト イン レジデンス 公募展」のカテゴリで、個人的に「あーいややなー。」と思うことがあったので、少し遠ざかっていましたが、時間がたってまたどうでもよくなってきたので再開しまーす。
と言っても、前ほどのやる気も大してないので最小限の情報を書くだけで済ますことにしていきます。あしからず。

10日ほどほったらかしていた情報ですが、ドイツのWorpswedeという街?村?にあるKunstlerhauser Worpswedeというアーティストレジデンスが2009年に滞在するアーティストを募集しています。

このレジデンスについて全く知識がないので、あーだこーだ言えません。
基本情報としては、

年齢国籍は一切問わず。
募集アーティストはファイン アートまたはサウンド アートの二分野。
応募の締め切りは2008年7月10日まで。
滞在期間は6ヶ月で、どうもいつから始めてもよさそうです。
レジデンスに付随するワークショップだとかシンポジウムだとかディスカッションだとかはもちろん、毎月1400ユーロが支給されます。

興味のある方はこちらからどうぞー。


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06/02 07:38 | 公募展, アーティスト イン レジデンス | CM:0 | TB:0
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