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デジタルアートコンペ : Award New Media Foundation Liedts-Meesen
ベルギーの財団によるデジタル&インタラクティヴアートのコンペ。サイトの写真を見る限りではちょっと微妙かもしれませんが、お金もらえるしね。

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では興味のある方はどうぞ。
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06/30 23:39 | 公募展, アーティスト イン レジデンス | CM:0 | TB:0
アーティスト イン レジデンス @The Banff Centre in カナダ
カナダのThe Banff Centreというところのレジデンスやマスタークラスなど、いろんなプログラムの応募です。

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興味のある方はどうぞ。


06/26 00:25 | 公募展, アーティスト イン レジデンス | CM:0 | TB:0
公募展 @ AC [Institute] NY
いままでは気が向いたとき、フランスやヨーロパでのレジデンスや公募展ばかりを、このブログに載せてきましたが、これからはアメリカなど他の大陸でのレジデンスや公募展も、気が向いたら載せようと思います。
でも以前のようにわざわざ日本語に訳したりはしません。レジデンスでも公募展でも、一人で辞書片手に書類を理解しようとするところから、冒険はもう始まってるわけですからね!

ニューヨークにあるAC [Institute] というところの公募展アーティスト募集です。

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Unearthed, AC Institute [Direct Chapel] - September, 2008

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06/24 20:40 | 公募展, アーティスト イン レジデンス | CM:0 | TB:0
現代美術コレクターだけのSNS?
昨日から、私の働くギャラリーが、現代アート界のアーティストとディーラー(いわゆるギャラリスト)とコレクターと美術館と、、、などなどをつなぎ??、作品を中心にしたコミュケートを円滑にする??SNSのような??なんかもう私には本当にチンプンカンプンでよくわからない、まだ試験期間にあるサイト??に参加することになった。(知り合いのディーラーに誘われたらとりあえず承諾。)そして何故かわからないが、私がそのサイトの私の働くギャラリーのページのアップデートとかをする担当になってしまった。
そんなわけで昨日の今日で、一日中パソコンの前で、「なんでさっきはうまくいったのにこれはできひんの?」とかもうわけがわからないなりにいろいろやってました。まだ多分ウチのギャラリーくらいしか参加してないだろうから、ハタから見て私のやったことがどう見えてるのか、私のログインページからはわからないし、もうコンピューターに弱い私にはかなりの苦痛。
そのうえやればやるほど、「これってほんまになんかの役に立つんやろうか、、、、」という疑問がどんどん自分の中で大きくなるが、機能を理解すればするほど、昨日のアポイントメントで聞けたような素朴な「で、なんのメリットがそこにあるわけ?」的質問がしづらくなる訳だ。
でもクライアントはこの試験段階では多分ギャラリーがいくつかアーティストが何人かしかいないだろうから、「困った。」とメールすれば5分後には返事がかえってくる、という気持ちのいい状態。でも試験段階で、私はそのモルモットでしかないので、向こうも「ごめんなさい。デベロッパーに聞いときます。」という答えしかないのだ。

そんなわけで目が辛い今日。
偶然にも、というかタイミングよく、というか今日だから目が行った、というか、Independent Collectors(ここをクリックするとそこに飛びます)という、現代アートコレクターによる現代アートコレクターのための現代アートコレクターの、オンラインコミュニティの存在を知った。


私はまだそこまでおばさんではないが、新しいものには子供の頃から大して興味も好奇心もない人間なので、うさんくさく斜めから見始めたサイトだけれど、これがなかなか面白かった。

私はコレクターではないので、一応原則に乗っ取って参加はしていないが、参加コレクターの細かいプロフィール以外は閲覧できるようになっている。それぞれのコレクターの所有している作品のアーティスト名、作品名、写真までも。その他には掲示板、世界中で開催される現代アートフェアカレンダー、参加コレクターたちによる世界中のギャラリーランキング、「The Collector's Duel」と称して私がまだきちんと理解していないんだけれどもコレクター同士のサイト上作品交換会のようなものがブログとして掲載されている。

コレクターという存在が、実は一番アートをピンからキリまで見ていたりする。だからこのサイトで他国の新しいアーティストさんたちを発見することも可能かも。
ここで知った新しい英語が「Upcoming collector」!私だ!
いつかそれを卒業することができたら、私もここにしっかり参加してみたいな。

現代アートメガコレクター紹介本。なんだかゴシップ誌のような女性誌のようなものを読んでいる覗き見気分になる。左のはAmazon.jpでも手に入るよう。



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06/24 19:41 | 未分類 | CM:2 | TB:0
Art Unlimited 2009
2009年の今年は、世界最高峰の現代アートフェアであるアートバーゼルの40周年だったわけですが、アートバーゼルの一環として毎年開催されるArtUnlimitedも今年で10周年を迎えました。
ArtUnlimitedは、アートフェアの各ギャラリーブースには展示しきれない巨大なアート作品を展示するセクション。よく「展覧会のほう」って言われることがありますが、これは全然展覧会ではないんです。だってどんなに巨大であろうと、ここに展示されている作品は全て「購入可能」なんですから。だからどこまでも「アートフェア」であることに変わりはないんです。

そんなArtUnlimited、ヴェルニーサジュのときに大勢の人だかりのなか、疲れた体でさくっと回っただけなので、いまはカタログでおさらい中。そしていつも通り、「ええ!こんなん知らん!見てない!全部制覇してるはずやったのにー!」となるわけです。でもそんな気持ちもほんまに毎度のこと過ぎて、もう慣れてきた。なんでもかんでも「世の中縁やしな。」と全て縁のせいにする私ですが、作品の場合もそう。「この作品とは今回縁がなかったんやな。」とがんがん後悔の気持ちを片付け中。そんなことで後ろを振り返ってられる時間がある年齢ではもうないのだ!

「またか」的な気持ちに襲われるGiovanni Anselmoとか、いつも通り大好きやけれど、ヴェルニサージュのような人の多いときに入ったことがなかったAntony McCallの光のインスタレーションがアートラヴァーたちにぐちゃぐちゃにされてる(光だから別に破壊してるわけじゃないけど)のを遠目で見たり、その場でも気にはなっていたけど、さっきカタログ読んで「うわ、いけてるやん。」とかなり興味を持ったMel Bochnerとか、時間切れだったのと翌日も行く元気がなかったので素通りしたHans Op de Beeckの巨大インスタレーションは「やっぱり見とけばよかった。」と今更ちょっと残念に思ったり。まあでもまたいつかどこかで会えるからいいや。それもこれも縁の問題。

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では写真付きで、ほんの少しだけいくつか作品紹介します。

いってみましょー!

06/18 04:43 | アートフェア | CM:2 | TB:0
LISTE 09 The young art fair in Basel
VOLTA 5の次は、LISTE 09
私が見た2009年のバーゼルサテライトフェアの中では、VOLTAのつぎによかった。っていうか、三つ目のSCOPEがびっくりするほど良くなかったからって理由やけど。

LISTEは去年もこのブログで紹介しました。その模様はこちらから。

私、このアートフェアが多分あんまり好きじゃないんだと思います。参加してるギャラリーの雰囲気とかもピンと来ないというか、親近感わかない感じの作品が多いし、まず建物が全然好きじゃない。そしてブースの仕切り方とかも嫌い。なんかここに行くと「ゆっくりアートを楽しもう!」っていう気分にはならなくて、「さっさと全部見て次行こう。」と気分になるんですよね。ギャラリーも作品もフェア自体もなんかおしゃれぶってる感じ。でもほんまはそんなにおしゃれじゃない、みたいな。
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ではいってみましょー!
06/16 04:29 | アートフェア | CM:0 | TB:0
VOLTA 5
今年のバーゼル出張で、アートバーゼル以外に私が見に行ったサテライトフェアは、Liste, Volta, Scopeの三つ(サテライトフェアはたしか全部で5つあって、プラスDesign Miami/Baselがあった。)。そのうちで私が一番好きだったのはVOLTA 5
このフェアには2006年のVOLTA 2のときに行ってから二回目。そのときと場所は変わったけれど、高い丸天井のあるドーム状の打ちっぱなしの広い会場を利用していて、アドミッションも3スイスフランもしくは2ユーロとすごく良心的な値段に設定されているし、ブースとブースの仕切り方とか通路の空間も広すぎず狭すぎず余裕を持ってとられていて、バー部分のちょっとアンダーグラウンドな雰囲気とか、なにもかも含めて個人的にかなり好きなフェア。

気づいたら結構写真を撮っていた。

ではいってみましょー!

06/15 21:14 | アートフェア | CM:3 | TB:0
David LaChapelle @ Monnaie de Paris for SHIFT
つづきましてーはー、パリ造幣局で行われたデヴィッド ラシャペル回顧展のShift投稿記事。
これは「自分の好きじゃないアーティストのことも書いてみる」という自分に科した訓練の一環です。
そうでもなければこんな展覧会見に行かないし!と言っても「現象」としてこの「デヴィッド ラシャペル アーティスト化計画」を見るのはとても興味深かったと言えるかな。展覧会自体は吐き気が
するので、30分もかからず見終わりましたけど。

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ではこちらからどうぞ。
デヴィッド ラシャペル 回顧展


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06/12 20:23 | Shift投稿記事 | CM:3 | TB:0
La Force de l'Art 02 for SHIFT
ふー、バーゼルからパリへ戻ってきました!設営、ヴェルニサージュ、フェア2日と終えて、パリからやってきた同僚に後半はバトンタッチ。私はパリで仕事仕事。
できるだけ早くここでもアートバーゼルやサテライトフェアの様子を紹介したいと思ってますが、それまでは、私がバーゼルに発つ前日の夜中3時に提出したShift投稿記事で間を繋ぎたいと思います。

Philippe Rahm

「アートの力 02」 フランスアートトリエンナーレ
ここをクリックしてください。

結構はっきり書いてしまったので、これで通るか心配でしたが、「これぐらいの批判は全く問題ないです。」ということで大丈夫でした!ここで調子乗って辛辣なことばかり書かないように気をつけます。


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06/12 20:12 | Shift投稿記事 | CM:0 | TB:0
Mississipi 「Midnight Special」 @ New Galerie de France
このブログを通してメールをよくいただきます。そんなふうにして現代アート好きの日本人に出会ったり、展覧会のためにパリに来る日本人に出会ったりするのはとても刺激的なものです。

mississipi という芸名?アーティスト名?を持つ、堀口貴さんからも、個展に際して来仏するというメールをいただきました。というわけで、とりあえずビールで初顔合わせ。さんざん呑んで、京都談義、アート談義(そんな話してないか?)に花を咲かし、数日後に行われた彼の個展のヴェルニサージュにも仕事中にちょこっとですが顔を出しました。

New Galerie de Franceで2009年5月19日から7月4日まで開催されているMississipi 「Midnight Special」展。

New Galerie de Franceはいままでにも使っていた、建物の扉を開けて中庭奥にある大きなスペースと共に、数ヶ月前から道に面したショールームのような比較的狭い空間を開放して、もう一つの展覧会を行っています。

道に面したガラスの前にも仮設の白い壁が作られていて、外からは中があまり見えないようになっています。それが私としてはかなり残念。ミシシッピー的にも「なんか掛けたかったんだけど。」ということですが、ま、それはしょうがないね。いろいろ兼ね合いがあるしね。

写真を撮る暇がなかったので、今回はギャラリーのサイトから写真をいくつか拝借。
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暗めのパステルカラーに覆われた正方形のキャンバス。写真ではのっぺりした感じの表面に見えてしまうかもしれませんが、本物は「油絵やな。」とわかる特有の深さを持っています。
私が彼の作品を見て最初に感じた疑問は「これって何を書いてるんだろう?」でした。なんだか星の王子様の帽子の絵を見ている気分になったのです。ミシシッピー本人に「これって何書いてるん?」と聞くと、「これはマリリン モンローで、これはプレスリー。」!さすがにそれは想像しなかった!それも星の王子様と一緒!

アニメーション作品も展示されていて、狭い空間ながらなかなか見応えのある展覧会。機会のある人は是非見に行ってください!

それから彼とはパレドトーキョーのヴェルニサージュに一緒に行ったりもしたんですが、アーティスト本人さんと出会って、作品やアート以外のどうでもいいことを話したりできるのって、ものすごくいいな、と思えた出会いでした。私はきっと今のほうが、彼の作品を初めて見たヴェルニサージュのときよりも、彼の作品の持つ雰囲気のようなものをより深く感じ取れると思うし、まず理解できるような気がします。それは彼が作品について話してくれるというわかりやすく直接的なことじゃなくて、彼の字や文章の並べ方や話し方などから、「この人はヒトやモノの表面の皮を優しく一枚ピロンと剥がしたところを見ようとする人やな。」と思うから。

うまく言えないけれど、私がそんな風に思った人のそういう作品たち。

作品を見る前は堀口さんと呼んでいて、見た後からは何故かミシシッピーと呼んでいたのですが、なんで芸名がミシシッピーなのか聞くの忘れました!!


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06/06 01:44 | ギャラリー | CM:0 | TB:0
2009年5月備忘録
4月と比べてどうしたんでしょうか。見てませんねー。
全ての分野において見てません。ま、5月のフランスはプレ夏休みみたいなもんなので、やる気なくすのも当たり前かもしれません。
今週末からバーゼルに出張なので、仕事の合間をぬって、サテライトフェアや美術館巡りに勤しみたいと思います!
ここでも少しは報告できるでしょうか、、、。

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06/04 21:34 | 備忘録 | CM:4 | TB:0
2009年4月備忘録
2009年4月の備忘録。忘れてるのもあると思うけれど、とりあえず載せます。
4月は母と行ったロンドンで美術館巡り、出張で行ったブリュッセルでギャラリー巡りをしたので、かなりたくさん見てますねー。
それもうれしいのが、どちらの街でも印象に残る良いものにたくさん出会えたこと。
ここにも記事を書こうと思っていっぱい写真を撮ってきたのに、いままで一切触れてませんね。
ブリュッセルのギャラリーを紹介したかったんやけどな。ま、そのうち。
そして何よりも、見に行った三つのコンテンポラリーダンス公演がどれも「2009年マイベスト」で一位確定やな、と思うくらい良かったこと。第一週に見たヤン ファーブルで、「もう一位決定やな」と思い、第三週に見たフォーサイスでも「どっちかえらべへんかも」と思い、第四週に見たシェルカウイでは「どれも一位とか有り?」となったのでした。
ということで、とっても濃い一ヶ月でした!

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06/04 21:25 | 備忘録 | CM:0 | TB:0
Tomoko Ishida & Makoto Ofune「1 puissance infini」@ Espace Topographique de l'Art
もう二週間ほど前になるだろうか。いつもお忙しいなかフランスにいらっしゃるときはマメに連絡をしてくださる、琵琶湖ビエンナーレ創設者の中田洋子さんがキュレーションを手がけた、パリでの展覧会、Tomoko Ishida & Makoto Ofune 「1 puissance infini」展のヴェルニサージュに行ってきた。

最近ではFestival d'automneとも提携をしたりしているようだけれど、去年まで私も全然知らなかったEspace Topographique de l'Artという、ピカソ美術館のすぐ横にひっそりとある展示会場。

最近流行の「元○○跡」的空間。剥き出しの壁や柱、きれいとはさすがに言えないガラスの天窓、区切りのないだだっ広い空間。「元工場」とか「元倉庫」とかって、ここ数年ではアートセンターになるために存在してきたかのような場所だけれど、こういう空間ほど難しいのってないと思う。床もまっすぐでないことが多いから、簡単に絵を掛けるだけでも頭が痛い。


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会場に足を踏み入れると、正面には大舩真言さんの大きな五枚のパネルが天井からほんのすこーーしだけ弧を描くようにかかっていて、その右側手前には石田智子さんのこよりを組み合わせた作品が、床まで流れ出している。

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岩絵の具を使ったバラ色の作品。当たり前のことですが、写真と本物は全然違います。

大舩君とは、彼がパリを訪れたときに何度か会っているし、私が京都に帰ったときにも一緒に遊んでもらったりしたことがあるのですが、実際に彼の作品を見るのは今回が初めて。ヴェルニサージュというややこしいときにも関わらず、アーティストさん自らに作品について語ってもらう、という至福のときを過ごしました。

本人から聞いてなくても2009年の彼の活躍は日本の様々なアートブログから垣間みれるので、今回のパリでの展覧会も楽しみでした。neutron京都、neutron東京、そしてここパリ。非常に短いスパンで行われる三つの展覧会の作品に、トリロジー的なものはあるのか、と質問したら、「ない。」と即答。それぞれの場所に、全く別の空間があり、光があるので、それらを重視した作品作りに重点を置いたそう。でも彼が意識しなかったとしても、作家にとって自分のキャリアに重要な位置を占めるであろう、三つの大きな展覧会を何ヶ月かの間に行う、ということは確実に作品にもなんらかの影響を与えると、私は思う。でもそれは京都と東京の展示も見れなかったし、っていうかそれ以前に彼の作品を実際目にするのが初めてだった私には、何もわからないところがすごく残念でした。

大舩君の作品はこの大きな空間の壁のところどころにも、気づかないくらいに小さい作品なども展示されているので、そこも要チェック!


石田智子さんの作品も、キュレーターのようこさんからお話を聞いていたり、琵琶湖ビエンナーレのカタログで拝見したりはしていたけれど、本物は今回が初めて。「こより」によるインスタレーション。
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私にとって「こより」というものは、素材ひとつひとつをつくるオブセッショナルな過程やジェスチャアによって、暴力的とまでは言わないまでも、そのすぐに壊れてしまいそうな儚さよりも、逆にかなり激しい印象を受ける。だから広い方の空間に展示されていた何万ものこより組み合わされた2枚の台形のような板状のものが重なり合ったほうの作品は、近くによると拒絶を感じた。一方で、草むらのような岩のような形に組み合わされていたオーガニックなフォルムの、もう一つの暗くて狭い空間に展示されていた作品のほうでは、作品と私との距離を縮めてくれる親しさのようなものを感じた。同じ素材を用いていても二つの正反対の感覚を私に起こさせたのは、素晴らしい。

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紙と岩絵の具という非常に日本的な素材と、作品作り過程における細かな作家の手の動き、そしてその限りなく小さなものが巨大な作品となり、作品の占める空間からどんどん拡がって限りないアンフィニになっていく。タイトルと作品と展示とがうまく合わさった説得力のある展覧会だったと思う。

私は夕方のヴェルニサージュに行っただけですが、天窓から入る光の加減が異なるので、一日の時間によって、石田さんの作品では床に落ちる影、そして大舩君の作品では作品から放たれる光が変化していくそうです。昼間の太陽が燦々と降り注ぐときにも是非見に行ってみたいです。

ようこさんとはゆっくり、というかほぼ全くお話をする時間が持てなかったけれど、またこの展覧会の舞台裏なんかじっくり聞かせてほしいところ。

2009年5月16日から6月14日まで開催。

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06/03 05:53 | 展覧会 | CM:0 | TB:0
Fables & Fragments
久しぶりに会ったリール在住日本人アーティストのアツくんに、「最近更新してませんね。」とカルく怒られたので、慌てて更新。

今年もこの季節がやってきたかーという感じ。パリのボザール(国立美術学校)を無事卒業したアーティストさんたち(もう学生さんじゃないですしね)のなかでも、審査員からのお墨付きをもらった人たちのグループ展が、一年後にボザールのセーヌ川沿いにあるギャラリーで行われます。ということで今年はもちろん2008年度の卒業生のもの。
2009年5月29日から7月12日まで開催されている「Fables et Fragments : Exposition des diplômés 2008 avec les félicitations du jury」展です。

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いきなりまとめてしまうと、私は去年のこの卒展というのか、優秀な成績で卒業した学生たちの展覧会の作品で、良いと思ったものが結構あったので、個人的に今年ははっきり言ってレベルが低いなあと感じました。

でも今年のは、以前から作品を見てすごく好きだと思っていたアーティストさんの作品があるということで、彼女の新作を見るのが一番の目的だったので、別に他のことは結構どうでもよかったんです。

彼女の作品との出会いはまさに去年の今頃。パリのボザールのportes ouvertes(直訳すると、「開かれた扉」)という、6月に二日間、ボザールの学生がゼミごとに学校中に作品を展示、一般公開されるという企画。日本でいう学校説明会ともまた違うし、学祭ともまた違うかな。なんて言うんでしょうかね。

そのときにまあ何百という数の学生さんたちの作品を目にすることができるんですが、一緒に行っていた友達と二人で「これはいい!」と嬉々とした作品が一点だけありました。でもそのときはアーティストの名前も国籍も性別もわからなかったんですが、最初に書いたアツくんが「今年のボザールのportes ouvertesで自転車の作品見ました?」とこのブログでだったか聞いてきてくれて、それはまさにその私たちの心をわしづかみにした作品だったのです。そして彼が、それは実は日本人の三上しのぶさんというアーティストのものだと教えてくれて、彼女を紹介までしてくれたのでした。そのうえ実は私は彼女ともう5年くらい前に、私も学生だったときに共通の知り合いのホームパーティーで出会っていたのでしたー。パリは本当に狭い。


なんか今年いまいちかも、と思いながら、ふとある空間に足を踏み入れたとき、「あ、この空気感はしのぶちゃんや!」
完結してる感じというのか、作品のたたずまいというのか、居心地の良い緊迫感を保ちながらも強くてやさしくて、少し涙が出そうになるのです。

彼女に割り当てられた空間の中央には、木製の古いテーブルと椅子が重ねられた大きめの彫刻作品。
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風が吹けばブワーッと舞い散ってしまうような石灰(?)の粉がテーブルの上に積もっています。今までに私が見た作品はどれも白いものでしたが、今回は木材の色に合わせたラクダ色。今回は何の粉なんでしょうか?テーブルに残っている分の儚い形体がたまりません。床への落ち方と量がなんだかおかしいな、と思っていたら、あとで友達に聞いた話では、案の定この粉は掃除のおばさんに片付けられてしまったりしたらしい。残念。掃除のおばさん、そんなとこでプロ意識発揮しなくてもいいのにね。

このあいだアーティストさん本人に会ったときは、「最近はドローイングを描いています。」と言っていて、そのときピンとこなかったんだけれど、ここで納得。もう全部好き。
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写真じゃなにがなんだかわかりませんね。

今回ドローイングもインスタレーションもすごく良かったけれど、私が本当に「まいりました!」となったのが、壁に取り付けられた棚に並ぶ、小さな小さな時のかけらたち。
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いちいち何なのかは書きません。これらの作品の前でぼーーっとしたいです。
しかしそれにしても私が撮る写真というのは、作品の持つ雰囲気やオーラをがっつり奪いさってしまいますね。そんな特技要りません。

本物の放つ力は写真で見るのと全然違うので、機会がある人は是非見に行ってください!

もう三上しのぶさんの作品だけでお腹いっぱいだし、他の作品は良いと思うのが全然なかったのですが、もうひとつ、少しだけ好きだったというか、「あ!これ去年のJeune Creationでちょっと気になってた人や!」と気づいたのがGabriel Desplanqueの写真とヴィデオ作品。
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ヴィデオはとても美しく作品の前にビジターを長く立ち止ませる魅力を持っているので、いいと思うけれど、そこから突き抜ける何かがちょっと足りないかも。

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写真はすごくいいと思う。ほしくはならないけれど。

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展示の全体の感じもきれいにまとまっていました。



たしか無料だったはずなので、機会がある方は是非是非気軽に足を運んでみてください。

そして今年のボザールのportes ouvertesは6月26日と27日の二日間。いろんな出会いや発見があればいいなあー!

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06/03 00:41 | 展覧会 | CM:2 | TB:0
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