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Prix Marcel Duchamp 2006


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「魔の10月」がやっと終わりました。11月1日はToussaintsという休日なので、家で大掃除大洗濯大アイロンがけしております。

結局FIACではギャラリーのブースにいただけで、他に大して観ていないという状態なので、残念ながらここでレポートができるだけのネタがございません!ごめんなさい!

そんなわけで今回は6年前から始まった毎年FIACの一環で行われるPrix Marcel Duchampsの結果について書きたいと思います。

このPrix Marcel Duchamp(訳すとマルセル・デュシャン賞)は、フランスのADIAF(Association pour la Diffusion Internationale de l'Art Francais:フランスのアートを国際的に普及するための会)が行っているもので、まあ言わばイギリスのターナープライズみたいなものです。ターナープライズとの大きな違いは、ターナープライズはセレクトされたイギリス人作家の作品たちが、私たち一般人によって投票されて1位が決定されるのに対して、マルセル・デュシャン賞はフランスアート界の要人4人が選んだ各アーティストたちの最近の作品たちが、これまたフランスアート界の要人たちによって1位が選ばれるもの。はっきり言ってしまえば、一般人は無視。フランスアート界が最近がんばってるフランス人アーティストに「ようがんばった!」と褒めてあげる、まあぶっちゃけただそれだけの賞です。(と、私は思ってる。)フランスアート界によるフランスアート界のためのフランアート界の賞。

まあ表向きは「フランスアートシーンが国際的な輝きを放つ」ことを目的とされています。

で、これで1位に輝いたアーティストは、35000ユーロの賞金とポンピドゥーセンターでの個展が約束されます。


さてさて今年はどのようなアーティストが選出されて、誰がその栄光を手に入れたのでしょうか??




まず今年の候補アーティストを推薦するために選ばれたフランスアート界要人の4人。
Christian Bernard(Mamco Geneves : ジュネーブの近代現代美術館のディレクター)
Nicolas Bourriaud(このブログでも何度も名前を出している元パレ・ド・トーキョーのディレクター)
Danilo Eccher(Macro:ローマ現代美術館のディレクター)
Marc-Olivier Wahler(今年からパレ・ド・トーキョーのディレクター)




FIACに設置された各アーティストのブースの写真を撮ったんですが、グランパレの奥の奥に設置されたブースなうえに、照明がやけに暗いので、わけがわかりません。
でもまあこのブースがジャッジされるわけではなく、近年の彼らの作品たちが評価されるので、いいとします。

まずはChristian Bernard推薦のAdel Abdessemed。
IMGP1372.jpg
暗い!
この丸こげになった車はまさにAdel Abdessemedのアイコンになってしまいましたね。私はまわりの鉄条網を完璧なサークル状にしたものを、とても美しいと思うのです。
現在パリのLe Plateauというアートセンターで個展を開催中の、私もつい最近まで名前が覚えられなかったアーティスト。今でもスラスラ発音できません。日本語ではアデル・アブデスメッドらしいです。2001年の横浜トリエンナーレにも出品していた人。
Le Plateauでの彼の個展を観に行って、今までいまいち好きになれなかった彼自身の作品たちも、Le Plateauの展覧会も、すっかり見直してしまいまうほどの良さでした。このレポートはまた今度。
このサイトからLe Plateauでの展覧会の様子と、結構多くの彼の作品が観れます。
http://www.paris-art.com/artiste_detail-3504-abdessemed.html
この巨大骸骨をパレ・ド・トーキョーで見た人も多いはず。
KM-Abdessemed-01G.jpg

私は彼に1票。


お次はNicolas Bourriaud推薦のBruno Peinado。

くら!
もう見飽きちゃったよ感があるPeinado。しかしまあ「よくがんばったね。」賞だという点から見れば、彼が一番一位に近いかな。私の周りでも、「やっぱりPeinadoになるんじゃない?」って言ってた人が多かった。でも最近見かけないので、まず推薦される時期がちょっと遅いんじゃないかなって思います。去年とかがもっと彼の旬だったから。
このサイトから彼の作品がこれまたいやっていうくらい観れます。Bruno Peinadohttp://www.loevenbruck.com/artist.php?id=peinado


3番手はDanilo Eccher推薦のLeandro Erlich。
IMGP1371.jpg
またくら!
この人は日本でも超有名なはず。2004年に金沢21世紀美術館で彼の作品が観れるので話題になりました。
こんなの。
leandro.jpg

こちらLeandro Erlichの公式サイト
http://www.leandroerlich.com.ar/
このサイトも画像が豊富。
私は彼のSmoking Roomと、Le Cabinet de Psychiatreしか体験したことがないけれど、どちらもとても好きでした。いつかプールを体験してみたいなあ。
画像ないけど、とりあえずカタログ。
Leandro Erlich Leandro Erlich
Danilo Eccher (2006/02/01)
Edizioni Electa
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そして最後はMarc-Olivier Wahler推薦のPhilippe Mayaux。
IMGP1374.jpg
だからくらいし!
こちらから彼の作品が観れます。Philippe Mayauxhttp://www.loevenbruck.com/artist.php?id=mayaux
それにしてもGalerie Loevenbruckは今回のLe Prix Marcel DuchampsでBruno Peinadoに引き続き2人ものアーティストが推薦されてますね。今年のバーゼルではVoltaのほうに出展していたけれど、来年は本家アートバーゼルに入れそうな今勢いのあるギャラリー。
私はこのアーティストが好きじゃないけど。ほんまに好きじゃないけど。



そして1位を選ぶのは7名のフランスアート界要人。
Dr Robert Fleck(ハンブルグのDeichtorhallenのディレクター)
Gilles Fuchs(コレクター。そしてAdiafの総裁)
Fabrice Hergott(ストラスブルグ美術館ディレクター。来年にはパリ市立現代美術館ディレクター)
Jacqueline Matisse-Monnier(アーティスト)
Alfred Pacquement(ポンピドゥーセンターディレクター)
Patricia Sandretto Re Rebaudengo(コレクター)




では発表~!

はい。Philippe Mayauxでした。
なんでやね~ん。とまず最初に思ったのは私だけではないはず。何人かのギャラリストに「結果についてどう思われますか~?」なんて聞いたら、中には「フランスアート界の恥だ。賞自体の威厳も無くなる。」なんてボロクソ言ってる人もいました。まあそこまで言わんでもいいとは思うんですが、、、。


では掃除に戻ります。今日もクリックお願いしマース!


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