スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/-- --:-- | スポンサー広告
13 rue Chapon 75003 Paris


にほんブログ村 美術ブログへ

パリには住所が同じギャラリーがいくつかあります。ある番地の道に面した扉を開けるとそこには2つや3つのギャラリーの入り口へと続いているからです。そんな住所のひとつが北マレに在する13 rue ChaponのGalerie Eric Dupant, Galerie Philippe Casimi, そしてGalerie Claudine Papillon。

今回はこの三つのギャラリーで開催中の展覧会について。

こちらGalerie Eric Dupont。このギャラリーは道に面しています。
20061108060112.jpg


そして横の扉を開けると、、、
20061108055611.jpg

こんな世界が広がっています。
真正面がGalerie Claudine Papillonで、左側がGalerie Philippe Casimiという具合。


では行ってみましょー!



まずはGalerie Eric Dupont。
こちら公式サイト。http://www.eric-dupont.com/mac.htm

Myriam Mechitaというアーティストの個展。
20061108060133.jpg 20061108060201.jpg

写真ではわかりづらいですが、ヤギにも、ポリスチレン上の建築物にも、こまか~くピンが打ってあります。それがまるで描かれたもののように見えるんです。

とてもグラフィック的要素の高い彼女の世界。

ここからかわいらしくてちょっとグロテスクな彼女の作品が見れます。
http://www.eric-dupont.com/mac.htm

ここで作品を観ていると私に近づいてくる人が、、、。
なんと知り合いが1ヶ月ほど前からここでアシスタントとして働いていたんです。このギャラリーのオーナー、エリック・デュポンは今までアシスタント無しでやってきた人。だからアシスタントと言っても、ほぼ彼の片腕のようになれるかもしれないチャンス。そのうえこの間のFIACでは、Offを提唱してオーガナイズした張本人なので、彼女のこの1ヶ月の忙しさは想像するだけでも吐きそうです。前の仕事と前の前の仕事では楽しくなさそうだったけれど、今はとても充実しているようで良かった良かった。

しかしこのギャラリーでいつも残念に思うのが、道から全ての作品が丸見えなので、なんだかいちいち入る気にならないところ。少しの死角なんかもギャラリーにとって大切な要素に思います。だってそこに何が待っているのかわからないドキドキワクワク感があるから。



お次はGalerie Philippe Casini。ここはどうも公式サイトがないようです。
Lucia Bruというベルギー人アーティストのMiroirs(鏡)というタイトルの展覧会。
20061108055637.jpg

ここの展覧会はそんなにしょっちゅう観ているわけではありませんが、とてもミニマルな作品がよく扱われているように感じます。しかしひとつひとつの作品はとても興味深く、ひとつひとつの作品の前で結構長居してしまうようなものが多いかな。
今回はセラミックでできているので歪んだ世界が映し出される鏡たちと、真っ黒な鏡が描かれたデッサンたちが展示されていました。
作品は大体2000ユーロ前後。買えない値段じゃないところも魅力。


そして私の結構お気に入りのギャラリーである、Galerie Claudine Papillon
http://www.claudinepapillon.com/
今日の時点ではあまり更新されてない様子。

今回はJavier Perezというスペイン人アーティストの「Jardin Interior」というタイトルの展覧会。
彼は2001年のヴェネチアビエンナーレでのスペイン代表作家でもあります。

ギャラリーに入るとまず目につくのが真っ黒のこの彫刻。
20061108055706.jpg

そしてその左側には真っ赤の作品たち。
20061108055749.jpg

むにゅむにゅしたものから枝が伸びてきているような赤い彫刻に近づくとこんな感じ。
20061108055813.jpg

そして奥には真っ白の彫刻群。
両端は卵のような形のツルンとした大理石。
20061108055837.jpg

でも真ん中に行くに連れて、人間の顔がどんどん老いていく過程が見れます。
20061108055859.jpg

写真では本当にわかりづらくて申し訳ないんですが、床に残った大理石の粉に注目してください。ここで彫刻が施されたのか、両端に行くにしたがって、粉末の量が増えていきます。真ん中の老人の顔の下あたりにはほんの少しだけ。
それが壁に注意深く設置された顔の大きさと反比例していて、効果大。

そして最期は透明ピンク。
鏡でできたテーブルの上に乗せられているのは、ガラスの骸骨と脊髄。
きれ~。
20061108055928.jpg

天井に写る影もきれ~。
20061108055947.jpg

これは木の枝のような毛細血管のようなデッサン。
20061108060011.jpg

額のせいで後ろの彫刻だったり、撮影中の私の姿だったりが目に付いてしょうがないんですが、よくみてください。人間が背中にガラスの脊髄をつけています。きれ~。
20061108060051.jpg


人間、動物、植物、などを混ぜ合わせたような、または生物の突然変異を見ているような、そんな作品たちがとても静かに、人工的なもので表現されている場合が多いので当たり前のことなんだけれど、まるで死んでいるように横たわっていました。静かで、でも力強い空気な漂っています。
ひとつの馬の鬣(写真では裏側にあたる部分にあるので見えづらいですが)、石炭などのオーガニックな素材と、そのほかの作品でみられるガラス、鏡、大理石などの人工的な素材、また血のような黒く透明な赤と、深くマットな黒と、大理石のかもし出すマットで上質な白、ガラスのピンクがかった透明がうまく調和していて、とても美しい展覧会でした。

ひとつの番地で3度おいしい住所の紹介でした!

今日もクリック2回お願いしまーす!


にほんブログ村 美術ブログへ
スポンサーサイト
11/08 06:45 | ギャラリー | CM:2 | TB:0
こんにちは。いつも精魂こもった展覧会コメントを書き続けていただいて大変ご苦労さまです。楽しく読んでおります。なんかほっとするブログですね。

パリ市近代美術館で始まったばかりの、Karen Kilimnik の展覧会なんて
カナさんどう思われるか、興味深深です。一月までやっているので時間が
あったらぜひレポートしてください。あつかましいリクエストですから無視してくださってもかまいません。

パレ ド 東京は今日やっと行ってきましたけどすごーく良かったです。知的なお遊びに徹底していて。これと隣でやってるKaren Kilimnik 、パリって
すごいと思います。しかしこれと現実のアート市場がどうしてこんなに乖離しているんでしょうか?たとえばあのFIAC。
さんさん、こんにちは。
ほっとしますか!めちゃくちゃテンパッテル感じのブログだと思ってたので驚きました。一応ほめ言葉として受け取ります。どうもありがとう。
Karen Kilimnikの展覧会行く気マンマンですよ~。何か言いたいことがあれば、それについて書きますね。
展覧会とアート市場の違いについては、まあ私はそれらが似たものである必要はないと思いますし、音楽でも売れてる音楽と本当に良い音楽には違いがあって、それはマーケティングだとかそういった資本主義的な力も働いたりしているんでしょうし、私個人には全く関係のないアート市場なので、まるでセレブのゴシップ記事を読む感覚で眺めています。ま、買いたい人がいて売りたい人がいて、仲良くやっていってくれはったらそれでいいんじゃないかな、というかなり他人事感覚です。
お名前

ホームページ

コメント

パスワード
   
http://kanaparis.blog59.fc2.com/tb.php/107-29c9d05c
* トラックバック *
template design by takamu
Copyright © 2006 takamu All Rights Reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。