フランスアート界底辺日記//パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。
2006/11/14 (Tue) Yo La Tengo



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私は音楽に疎くって、、、っていうことはここに何度も書いてきましたが、とうとう「ライブとかコンサートとか」っていうカテゴリーを作ってみました。まあ現代アートにしたってダンスにしたって映画にしたってどうせたいしたこと書けないし、音楽のこともそういうスタンスで書いていきたいと思います。どちらかというと「私の「好きだ!」と思える音楽探しの旅」って感じのカテゴリーですね。

そんなわけで、昨日はバスティーユにあるライブハウス(?)、Cafe de la Danse(あんまりイケテなさそうやけど、一応公式サイト:http://www.chez.com/cafedeladanse/)で行われた、Yo La Tengoのライブに行って来ました。

音楽に全く疎い私ですが、このCafe de la Danseには以前に、Claire Diterziという女性歌手のライブのときに行ったことがありました。彼女のことを知ったのは、Philippe Decoufleの「Iris」というダンス公演中舞台上で生演奏をしていて、その素晴らしさにもうとりこになっちゃったからです。「毎晩毎晩これ生演奏をしたはるんか〜。」と感心しまくりでした。
コンテンポラリーダンスだと録音されたものを使用したり、クラシックダンスだとオーケストラが舞台から一段下で演奏をしたりするのが常ですが、まるで歌舞伎や能の舞台で演奏者たちが舞台設定の一部であるかのように彼らの配置などが考慮されているのと同じ雰囲気で、彼女のミュージシャンとしての位置というか重要性がきちんと公演に組み入れられていたのでした。
その「Iris」のCDももちろん購入しましたが、彼女のソロでのファーストアルバムがそれからしばらくして発売され、フランス中でライブが行われたんです。
私が行ったCafe de la Danseのライブでは、Philippe Decoufle本人でもVIP席なんか何もなく、私たちと同じように席取りしてましたねえ〜。
これは本気でオススメ。大好き。

Boucle Boucle
Claire Diterzi ()
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では本題に。
Yo La Tengoの公式サイト。http://www.yolatengo.com/

日本のYo La Tengo好きによるファン公式サイトもあるみたい。日本でも有名なのかなあ?
http://www12.plala.or.jp/youcanhaveitall/

Yo La Tengoはドラム&ボーカル担当のGeorgia、ギター&ボーカル担当のIra、そしてベース担当のJamesの3人組。1984年の結成時にはJamesがいなくて、いろいろとメンバーが替わっていたみたいです。初期はベルベット・アンダーグラウンドの影響を受けたようなサイケ?ロック?みたいな?(如何せん音楽のジャンルをよく理解してないもんで、、、。すんません。)音楽を作っていたらしいですが、なんてったってもう22年も続いてるグループですから、いろいろありますわな。


ここからは私の独断と偏見で書いてみます。

Yo La Tengoのことをよく知っていたわけでもないんですが、彼氏がよく聞いていて、私がたまに「これいいね。誰?」って聞くと「Yo La Tengo」という返事がしょっちゅう返ってきていたのを覚えていたんです。だから、「今度Yo La Tengoのライブがあるけど、行く?」と聞かれたときには、「あ、行く。」とさくっと返事したんですが、一体どんな音楽をしている人たちだったかはまーったく頭に残っていませんでした。

さすがの私でも「これをロックと呼ばず、何を呼ぶ。」と思うくらい、バリバリのロック。私にとってのロックとは、せつなくて、やさしくて、弱くて、イライラしていて、とがってて、、、、っていうものなんですが、その「イライラ」してるところが、さすがもうおじさんおばさんが演奏しているからか、もう角が取れて丸くなってます。
全然違うかもしれないけれど、ハイロウズとか思い出した。

ライブはとにかく、とてもとても心地の良いものでした。GeorgiaとIraの声に魅了されました。踊りまくりのバリバリインディーズロックの演奏でも、静かな演奏でも、とてもアットホームな感じでライブは進行し、お客さんたちが本当にYo La Tengoのことが好きなんやなあとじ〜んときました。演奏が終わっても、観客はなかなか帰らず、いつまでもいつまでもアンコールの拍手と口笛と叫びがとまらないので、結局彼らはライブ後も3回も出てきて演奏してくれました。アンコールも最後の2回は静かな演奏。ギターとベースと歌。Yo La Tengoとキャンプ行って、飯盒炊飯して、焚き火を囲んで彼の歌を聴いているような感覚。
そして、今日の世の中には「音楽」というものが溢れかえっていて、テレビで見るようなミュージシャンなんてアホみたいにいるけれど、本当に音楽と一緒に生きている、というか、何かを音で表現することに長けている人っているんやなあと、そんなことに妙に感動しました。

写真も撮ったけれど、よくわからないただの光だけなので、載せません。

今この記事を書きながら私が聞いているのは、こちらのベスト。
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Author:kana
パリにある現代美術ギャラリーで下っ端としてハタラク。

京都生まれの京都育ち。2000年5月にフランスはリヨンに来て4年何ヶ月かほど過ごし、2004年9月から現在に至るまでパリに住んでます。

こんなものも書き始めました。
「パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」
http://kana-sunayama.iza.ne.jp/blog/
こっちでも書いてます。
SHIFT
http://www.shift.jp.org/

パリ、フランス、はたまたヨーロッパ圏内での展覧会やアート系のスポットに関する取材、インタビュー、執筆など承ります。依頼や問い合わせなどは、お気軽に一番下のメールフォームからお送りください。

フランス人の友人と共に、キュレーター団体をNPO法人としてパリで立ち上げました。
そんなわけでとにかく少しでも多くのアーティストさんたちとの交流を求めています。
「こんな面白いアーティストを知っているよ。」という人は立候補でも推薦でも、気軽にコンタクトください。
(と書いたら、早速たくさんのメールを頂くようになりました。ひとりひとりにお返事ができない状況です。返事がなくても落ち込まないでください、、、。)

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