フランスアート界底辺日記//パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。
2006/11/17 (Fri) つまらないものを見た。



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生まれて初めてこんなにつまらないスペクタクルを見た。と昨日思いました。
それはVera Mantero & Guests のJusqu'a ce que Dieu soit detruit par l'extreme exercice de la beaute(日本語に訳すと、「美の究極的行使によって神が破壊されるまで」かな?)。
http://www.festival-automne.com/fr/programme.php?programme_id=112

Mantero-Monot-286.jpg Mantero-Monot-2-2862.jpg



このダンスは前から期待してチケットを取っていたっていうわけでは全くなく、最近クラシック音楽のコンサートに行くことが2度ほどあって、コンテンポラリーダンスの公演もここ1ヶ月ほど見に行っていなかったので、「あーコンテンポラリーの舞台が見に行きたいなあ。」と急に当日予約したのでした。だから期待も特にしていなかったので、いつもの私のように腹が立ったり、やけに残念がったりしたわけではなかったんですが、ほんまにつまらんかった。

ポンピドゥーセンターのプログラムにも、Festival d'Automeのプログラムにも、「ダンス」の演目として紹介されているんですが、ダンスじゃない。誰も踊らない。えっとこういうのはジェスチャー演劇とか呼んでもらいたい。6人のダンサー(?)たちは最初っから最後まで、声をあわせて同じセリフをゆーっくりゆーっくり一単語づつ区切りながら言います。それだけ。

今までにも好きになれなかった舞台や展覧会について書いたことが何度もありますが、それらは「なんで好きじゃないと思うんやろう?何がひっかかるんやろう?」と疑問を持つことができたので、ある意味とても興味深い体験でした。今回は本当にそんなこともなくただつまらなかった。

公演中観客席のど真ん中に座っていたので途中で席を立つこともできず、「なんでこんな席に座ってしまったんやろう。」と自分を呪ってたんですが、私のつまらない、帰りたい、という思いに反して実際席を立って帰ってしまう人が少ないのです。だから、「あれー?みんなつまんなくないのかなー?もしかしてインテリすぎて、私が評価できないだけなんかな?あーやばいなー、それやったら。」などとちょっとどきどきしていたんですが、いざ公演が終了して拍手喝采になるのかと思いきや、あんなにまばらな拍手を聞いたのは初めてっていうくらい、パラパラした拍手。それでも一応礼儀として、せめて一回はダンサーさんたちが舞台に再び戻って挨拶ができるまでは拍手をしつづけようとしたんですが、みんなさっさと拍手をやめて帰ろうとするんです。そこで私は見た!ダンサーさんの一人がカーテンを開けて再び舞台に戻ってこようとした瞬間に、無惨にも拍手が鳴り止んでしまい、彼女がやっぱりカーテンの裏に戻って行くのを!かなりかわいそうやった。

今までに見た賛否両論が激しい舞台なんかでは、イライラしちゃって途中で帰る人たちにも勢いがあるし、高く評価して最後に拍手ブラボーを送る人たちにも勢いがある。

でもきっと今回のはそんな勢いもそがれるくらい、イライラしたり悪い評価をしたりもできないくらい、つまらない公演でした。

ま。これも経験ですけど。10ユーロと私の1時間半、返ってこないね。

来週のDaniel Larrieuのダンス公演で挽回したいなあ。

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つまらない

コンテンポラリーダンス何が面白いのか?あれアート?30過ぎのおばさんがスカートめくったり、オナったり、2度と行く事もないでしょう、ちなみに一緒に行った友人もおなじ意見でした。

2008/06/11 14:47 | アート [ 編集 ]


アートさん、まあ、一度公演を見ただけで「コンテンポラリーダンスが」と始めるのはやめたほうがいいと思いますよ。

2008/07/03 20:51 | kana [ 編集 ]


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Author:kana
パリにある現代美術ギャラリーで下っ端としてハタラク。

京都生まれの京都育ち。2000年5月にフランスはリヨンに来て4年何ヶ月かほど過ごし、2004年9月から現在に至るまでパリに住んでます。

こんなものも書き始めました。
「パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」
http://kana-sunayama.iza.ne.jp/blog/
こっちでも書いてます。
SHIFT
http://www.shift.jp.org/

パリ、フランス、はたまたヨーロッパ圏内での展覧会やアート系のスポットに関する取材、インタビュー、執筆など承ります。依頼や問い合わせなどは、お気軽に一番下のメールフォームからお送りください。

フランス人の友人と共に、キュレーター団体をNPO法人としてパリで立ち上げました。
そんなわけでとにかく少しでも多くのアーティストさんたちとの交流を求めています。
「こんな面白いアーティストを知っているよ。」という人は立候補でも推薦でも、気軽にコンタクトください。
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