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Laurent ParienteとMusee Bourdelleとネコ


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ブールデル美術館で開催されているLaurent Parienteの展覧会が26日に終わっちゃうので慌てて行って来ました。



こちらブールデル美術館の公式サイト。
http://www.paris-france.org/musees/bourdelle/

Antoine Bourdelle(1861-1929)はフランス人彫刻家。ロダンの弟子としても有名です。

このブールデル美術館。40年もの間、アントワーヌ・ブールデルが家兼アトリエとして使用していた敷地と建物が現在美術館になっています。
私にとって、ここを訪れるのは今回で2回目。
初めてここに来たのは2001年の冬だったでしょうか。
当時リヨンで美術史の学生だった私は、パリに遊びに来た両親に会いにパリまで行き、そのころヨーロッパ旅行をしていてマドリッドにいた弟もパリまでやってきて、ひさびさの一週間の家族団らん。
建築家の父親が、「Henri Gautrucheの設計したグランド・ホールとChristian de Portzamparcが設計した新築部分が見たい。」と言い出し、私が「あ、ブールデルの彫刻見たい。」と便乗し、母親が「じゃあ、ロダン美術館とマイヨール美術館とブールデル美術館で、今回はパリの彫刻家を巡る旅にしよう。」と乗り気で、当時日本の美術大学の彫刻科に在籍していた弟も「じゃあ僕も行こっかな。」なんて、普段は別行動の多い家族4人が同じ場所に一緒に行くことになったのでした。
美術館は当時の面影をしっかりと残していてくれて、まるで私たち家族を包括してくれるように迎えてくれました。
他にも多くのパリの美術館を家族で回ったこともあるんですが、これまた家族で行った思い出深い、むかーしむかしに行ったアラブ世界研究所と、ピカソ美術館と比べても、私にとってブールデル美術館に行ったあの日は何故かとても印象深く憶えているんです。

そんなブールデル美術館。今回は一人ぼっちで行きました。

でもやっぱりよかった~。「あー、帰ってきたな~。私はあの頃に思い描いてた6年後の私になれてるのかな~。」と感慨深かったです。

ではレポート行ってみましょー!
今回は写真盛りだくさんです。うんちくなし!







まずは企画展。

Laurent Pariente(ローラン・パリエンテ)とは1962年生まれで、現在はアメリカ在住のフランス人アーティスト。
彼はオブジェや空間、建築に結びつけた作品作りをします。いわゆるサイト・スペシフィックでの作品を中心に発表している作家というのかしらん?

美術館の一部の空間がこのような真っ白の壁で仕切られた迷路のようになっていました。この壁は仕切り板をチョークで覆っているものです。「さわっちゃダメ!」ってそこらじゅうに書いてあるんですが、だからこそ触りたくなるのが人間ってもの。触ったらやっぱりチョークの粉で手が真っ白になりました。ペンキなんかだと少しテリのあるような白になってしまうけれど、チョークだからこそ出るマットで深い白なんですね。で、その迷路のあちこちでちらりちらりとブールデルの彫刻が見える。
IMGP1558.jpg IMGP1564.jpg IMGP1591.jpg IMGP1563.jpg


そしてニスが塗られたメタル上に、版画のドライポイント用法が使用された平面作品。
IMGP1556.jpg IMGP1585.jpg
私のこんな写真じゃその美しさがわからへんな~。


接近するとこんな感じ。めっちゃきれいなんですよ~。よくわからへんくてごめんなさい。
IMGP1557.jpg IMGP1586.jpg IMGP1587.jpg IMGP1588.jpg IMGP1589.jpg IMGP1590.jpg




企画展はこのくらいにして、ブールデル美術館の目玉(と私が勝手に思っている)お庭を散策。

ブールデルって、
 IMGP1551.jpg
左のヘラクレス像とか右のGrand Guerrier de Montaubanとかが有名かな。いつ見ても、力強い!
いっぱいいっぱいです。めちゃくちゃテンパッてるとも言う。



IMGP1553.jpg IMGP1554.jpg IMGP1555.jpg
通りに面したお庭。

IMGP1567.jpg 
通りに面してないほうのお庭。こっちのほうが、でっか~い木とか植わっててステキ。


IMGP1566.jpg ここが実際にブールデルが使用していたアトリエ。
IMGP1582.jpg その内部。奥に階段で上がっていけるロフトみたいな部分があるんですけど、これは19世紀後半の彫刻家のアトリエでよくある内装らしいです。彫刻家が様々な角度から、この場合それこそ上から自分の作品を確認することができるためのロフト。


IMGP1584.jpg
グランドホール。



庭でもうちょっとぼーっとしようと思ったら、

IMGP1573.jpg
あ、ネコ。

IMGP1569.jpg
近づいたら逃げもせずに寄って来て、「さわってさわってー。」と言ってきた。アゴの下をかいてあげたら、もう逃げられなくなりました。

IMGP1574.jpg IMGP1577.jpg
私の前を歩くネコ。後ろを何度も振り返って、私が付いてきているのを確認。庭を案内してくれた。通り過ぎる人たちに「君のネコ?」と聞かれ、「いや、今会ったとこなんですけど、付いてくるんです。」といちいち説明。私は美術館にネコの散歩に来た娘だと思われたのか?

IMGP1575.jpg IMGP1576.jpg
「でっかいねー。」とか「不気味な顔だねー。」とか言いながら。


IMGP1579.jpg
私が一休みにベンチに座ったら、ひざの上に乗って来た。

IMGP1581.jpg
で、寝ちゃった。「あっちゃー。」と思いながら、ベンチから庭と素晴らしい彫刻たちを眺めて過ごす。それにも飽きて、本を持ってたので読書をして過ごす。それにも飽きて、どうにもこうにも寒くなってしまったので、無理やり抱き上げてひざから下ろそうとしてもまた上がってくる。結構大変でした。っていうか家に連れて帰りたくなるほどかわいいんだけれど、この素晴らしい庭で毎日気ままにうろちょろしているこの子を私のアパートで飼うのはかわいそう。

と思っていたら、このネコは美術館に隣接している元ブールデルが住んでいた家で飼われているネコだったみたい。ステキな生活してますな~。

現代アート作家との企画展が行われていないときでも、十分にステキな時間を過ごせるブールデル美術館。パリでの観光客だらけの美術館巡りに疲れたら、ここでちょっと一息。まるで自分のためだけに用意されていたかのような、静かな文化的空間。本当にオススメですよ~。

Musee Bourdelle
16 rue Anatole Bourdelle
75015 Paris
tel: 01 49 54 73 73
fax: 01 45 44 21 65
http://www.paris.fr/musees/Bourdelle


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