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rue Guenegaud


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サンジェルマンデプレ辺りのギャラリーといえば、rue de Seine,rue Bonaparte, rue de Mazarineの3本の通りに集中していますが、今日はなぜか、それらの通りのすぐ真横にあるrue Guenegaudという短い通りのギャラリー散策をしてみました。

これは、いつもパリにある世界的に有名な現代アートギャラリーしか回らない私の、「心機一転。今日の現代アートを操作しているような有名ギャラリーだけじゃなく、もっと広く現代アートの作品に触れるために、他のギャラリーも発掘してみよう!」キャンペーンの一環です。どうぞお付き合いください。

早速まとめに入りますと、サンジェルマンデプレのど真ん中にギャラリーを構えているのに、世界的に有名なアーティストを取り扱っていないからでしょうか、それぞれの作品の値段設定が低い!驚きました。10000ユーロ以上の作品がないんです!2000ユーロくらいでも十分購入可能。
私が働いている世界はやっぱりちょっとおかしいのか?と思い直しました。実際、私の働いているギャラリーのオーナーもよく言ってる言葉ですけど、それを目の前にして、「ほへー。」となりました。
そのうえ全体的に安めなのに購入済みの作品が少ない!
お金持ちは高いものが好きなんですね~。

マレ地区と違って、ギャラリーという名のもとに、エキゾチックな宝石店、個展は開催せずにあらゆるアーティストのあらゆる作品を適当に並べてる現代アートギャラリー、デザイン系ギャラリーなどが混在しています。このあたりでは最近特にアフリカンアートギャラリーが本当に多いですね。

入らなかったけど、外から見るだけでも楽しい。
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では私が「え、ここよさそう。」って思って入ったrue Guenegaudの現代アートギャラリーレポート、いってみましょー!








まずは、15番地。Galerie Marion Meyer。
こちら公式サイト。
http://www.galerie-marion-meyer.com/
11月3日から12月20日まで開催されている「L'Enigme Photograohique de Man Ray」展。
その名の通り、マン・レイの12点の写真が展示されていました。
IMGP1614.jpg IMGP1615.jpg

ものすっごく当たり前のことなんですが、「マン・レイもフツウの写真撮ってたんやな。」とアホみたいに思いました。別にマン・レイだからといって、なんでもかんでも傑作なわけでも、興味深いわけでもないんです。でもマン・レイのサインつきだからお値段は10000ユーロから30000ユーロにもなります。中でもキキや、ピカソ、エルンスト、トリスタン・ツァラなどの有名人(?)を撮影したポートレートはお値段が跳ね上がります。ピカソはアーティストとしても素晴らしいけれど、被写体としても素晴らしいおっちゃんやったんやな、とも思いました。



お次は12番地のGalerie Jean-Claude Riedel。
40年間ほどパリに在住していたけれど、もうすぐ日本に本帰国するらしい日本人アーティストのShoichi Onoの展覧会。
ギャラリストが「光がどっちゃら、透明感がどっちゃら」と説明してくれましたが、私はそんなに好きではなかった。
IMGP1616.jpg




3つめは33番地のGalerie Daniel Besseiche。
こちら公式サイト。http://www.besseiche.com
バングラデッシュ出身のアーティスト、Shahabuddinの展覧会。
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表に展示されている赤い絵が一番良かったです。
ギャラリー内の作品もなかなかステキ。特にドラクロアっぽい描写のスポーツマンの作品が、躍動感たっぷり。
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そして今日の発掘で個人的にとっても満足したのがこちらのギャラリー、Galerie Guiskain Etats d'Art。35番地。
IMGP1618.jpg
Margherita del Balzoというアーティストの「de la savane a la jungle cambodgienne:サヴァナからカンボジアのジャングルまで」展。
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アーティスト自身が作った紙を使用して、そこに色のついたインクで描かれた山や森。バオバブの樹や岩など、当たり前なんですが無規則に四方八方に伸びる枝や土を掘り起こす勢いの根っこなんかが、仔細に描かれています。
ぱっと見たときは、「ふむ。紙が使われてるみたいやけど、なんか糸が縒ってあるように見えるけど、一体なんやろ?和紙?」と思ったんですが、それがアーティスト自身が製作した紙であるということを知って納得。紙っていうと、つるっとしたものを私たちは連想しがちですが、それは紙作りのプロではないアーティストの手によるものだけあって、ぼっこぼこなんです。でもその凹凸が、樹木の枝や根や葉や岩や、遠くに浮かぶ雲の凹凸を表現するのに利用されています。
少し離れて鑑賞するにも、近づいて舐めるように鑑賞するのにも、とても興味深く飽きない作品たちでした。
アーティスト的発想と職人的技巧が素晴らしく組み合わされていて、例えば写真2枚目の作品なんかは、レンブラントの版画を思い出しました。

お値段はもちろんサイズによりますが、2000ユーロ、3000ユーロくらいのものが結構あって、「ひや!どないしょ!買えない値段じゃないわ。」と1人であたふたしてしまったり。
2007年1月6日まで開催。もう一回寄りたいな。



土曜日のサンジェルマンデプレにはギャラリー巡りをしてる老若男女でごった返しておりました。
この通りでけでなく、他の通りもすこし発掘したので、それはまた次回レポートしますね。


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