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Pipilotti Rist 「A la belle etoile」


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2005年に生まれて初めて訪れたヴェネチア ビエンナーレの中でもいくつか、私の記憶にとても鮮明に残っている作品がある。そのひとつがSan Stae(サン スタエ)教会の天井いっぱいに流れているピピロッティ リストのヴィデオ作品だった。ヴェネチア中に溢れかえっている現代アートをひとつでも見逃さないようにと、必死で自分が持っている感覚のアンテナをすべてビンビンに立てながら街を歩いていて、そんな疲れたからだで教会の中に靴を脱いで入ってマットレスに寝転びながらとても長い間リストの世界に運び込まれるままになっていた非常に心地の良い時間を思い出す。
04_PipilottiRist_512.jpg


それから気になりまくりのピピロッティ リストが、ポンピドゥーセンター30周年記念のために新しく創作した作品が、1月30日から2月26日まで、ポンピドゥーセンターの前の広場に上映されていると聞いて、早速行ってきた。
Pipilotti Ristは1962年生まれのチューリッヒ在住のスイス人アーティスト。
作品が上映されるのは19時から朝の8時までで、センター前の広場に60mx30mほどの面積に映し出されます。
このヴィデオ作品を最も良く見渡すためには、ポンピドゥーセンターのエスカレーターに乗るのが一番なんですが、このエスカレーター、展覧会の入場券を持っている人だけがアクセスできる場所にあるんです。でもこのリストの作品上映期間のうち、2月3日から2月25日までの金曜日、土曜日、日曜日の21時から23時までエスカレーターへのアクセスが無料になるようです。このエスカレーターの最上階はパリで最も素敵な景色、夜景が見られることでも有名。



では久しぶりのレポートどうぞ!




まずポンピドゥーセンターの前の広場に到着すると、リストの作品が地面に映し出されているので、自分自身までもがその映像の中に入り込んで一部になったような感覚に陥ります。でもそれはとても優しいもので、リスト自身が言うように「映像に撫でられる」感覚。
IMGP1795.jpg

これまた私の大好きなAnthony McCall(参照:http://www.anthonymccall.com/)の光のインスタレーションで、光の中に入っていって包みこまれていく感覚と似てる。

そしてセンター内のエスカレーターを上がって行くと作品の全像が見えてくると同時に、ピピロッティ リストとMister Solo Anders Guggisbergによる作曲のもの哀しいけれど暖かい音楽が私たちを包み込んできます。

2階から最上階である7階まで一応全部試しましたが、私個人的に最も良く見えたというか満足する音と映像が味わえたのは4階でした。最上階がメインなんだろうけれど、最上階の窓ガラスが異様に汚くて、雨やほこりの跡だらけのガラス越しにリストの詩的な作品を見るという状況に、どうしても耐えられませんでした。
IMGP1796.jpg IMGP1806.jpg IMGP1808.jpg


今回はセンター上空からの映写による展示でることを考慮して、落ちていく感覚、より深さをもたせる映像により、自分までも映像とともに沈んでいくような設定になっています。
美しく、それでいて暴力的な色彩、詩的でダイナミックでまさに「流れていく」映像。微粒子のように「限りなくミクロ」でもあり、宇宙のように「限りなくマクロ」でもある世界観を見せてくれるアートが大好きな私にはドンピシャの彼女の作品たち。

http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Manifs.nsf/AllExpositions/A1EFB3B69B3674A0C125726E00357805?OpenDocument&sessionM=2.2.1&L=1&form=ActualiteCategorie#ex_vid
ポンピドゥーセンターのこのページから、6階からの眺めが5分ごとに更新されています。上映時間はフランス時間の夜の7時から朝の8時までなので、それ以外の時間には大道芸人の姿や疲れきった観光客がトボトボ歩いているところなんかが見えることになりますね。Webcam depuis la terrasse du niveau 5からどうぞ。
同じページのヴィデオ映像をクリックしてもう一度lire la videoをクリックすると、この広場に流されている作品の一部を見ることができます。もしくは一番下のA la belle etoile-Extrait video GOからでもどうぞ。


私がヴェネチアでとても感動したヴィデオ作品のカタログ。
叙情的に女性的にグロテスクに流れていく映像が本になりました。オススメ。
Pipilotti Rist: Pepperminta Homo Sapiens Pipilotti Rist: Pepperminta Homo Sapiens
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そしてアーティストの作品の全体像がつかみたい人にはもちろんPhaidonのカタログがオススメ。
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Peggy Phelan、Hans-Ulrich Obrist 他 (2001/09)
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02/06 05:53 | 展覧会 | CM:0 | TB:0
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