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Documenta 12/ドクメンタ12 II


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さてさてドクメンタ12。
カッセルの街のあちらこちらに現代アートの作品が点在しているのですが、私は5つのメイン会場に集中して、ドクメンタ巡りをすることにしました。

まずドクメンタ初体験で感じたことはいうと、世界的規模の現代美術展や、特にここ数年のパリでありがちな「大規模な企画です。だからお金もあるんです。だからとりあえず巨大な作品を世界中から持ってきたらいいんじゃない?」というような風潮を感じなかったことです。
これは最近、そういった、まるでアミューズメントパークのような「ここはディズニーランドかいな、おい。」と思わずつっこみたくなるような、見る気も萎える展覧会に飽き飽きしていた私にとってはとても幸せな驚きでした。まあこんなことで驚く必要は全くないわけで、こういう展覧会(という括りでいいのかはまた別問題として)が当たり前といえば当たり前のことなんですが、そういう(悪い意味で)「ドでかい」展覧会をしがちなパレ ド トーキョーの前ディレクターであるNicola BourriaudとJerome Sansの企画がフランス中を怒巻していたここ数年で、感覚がおかしくなっていたのかもしれないと思い返しました。

また、私が行ったことのあるビエンナーレなどの国際展と言うと、ベネチアやベルリン、リヨンなどですが、そういう国際展で感じる隠れた商業的な部分、VIPな部分、国際展だけれど結局は「この新作は誰が買った。」なんていう話で持ち切りだったりする部分、があまり見られなかったのも、妙な安心感を受けた理由かもしれません。それは今回のドクメンタが現在活躍中、またこれから期待のアーティストたちの最新作のオンパレードではなく、14世紀から2007年までに制作された作品たちのもつ関連性、社会性など、作品自体ではなく、作品が私たちに見せてくれる「今日」というものをまず最初に感じるものであったからだと思います。

ドクメンタ12のテーマは三点。
「Is modernity our antiquity? / 我々にとって近代美術は過去の文化か?」
「What is bare life? / むきだしの生とは何か?」
「Education, what is to be done? / 美の教育、何をすべきか?」
こちらに詳しく書いてあります。
http://www.documenta12.de/leitmotive.html?&L=1


テーマも、批評も何も読まずにあえて挑んだドクメンタ12でしたが、上記のテーマの内容を読んでいくと、文章を追うごとに、「あー、そういえばあの作品、、、。私は好きではなかったけれど、あの作品はそういうことやったんか、、、。ふむふむ。」と様々な作品が頭を駆け巡りました。

このテーマのもと、集められた作品たちは、「社会的政治的過ぎる。」というのが一般的な批評のようです。

私個人の意見としては、テーマに即した展示であったと思うし、「今日の現代美術」というよりも「今日の世界、社会の一面」がキュレーターにより切り出されたという点で、例えて言うと討論をしていて、相手の「社会観」が少し見えてくるような、興味深いものでありました。

アーティストでいうと、Juan Davila,Peter Friedl,Zofia Kulik, Kerry James Marshall, John McCracken,Charlotte Poseneneke,Martha Rosler,などがやけにフューチャリングされていて、私は彼らのどの作品もものすごーく好きというわけではなかったので、どの会場に行っても彼らの作品に出くわし、「またかい!」と少しうざい気分になりました。
特にJuan Davilaがだいっきらいでした。

そんななかでも同じようにかなり登場回数の多かったアーティストとして、1936年生まれのアメリカ人女性Trisha Brown(トリッシャ ブラウン)というコンテンポラリーダンスの振付師が挙げられます。
彼女のダンスカンパニーのサイトはこちら。http://www.trishabrowncompany.org/index.html

ドクメンタ12での展示作品群は三点。

一つ目は、Floor of the Forestというインスタレーション&パフォーマンス作品。
P1000415.jpg P1000416.jpg

床と平行に網状にめぐらされた棒の間に色とりどりのズボン、Tシャツ、セーターなどの衣服がくくりつけられていて、3人のダンサーがその衣服に体を滑らせて、何分か停止します。そしてまたふとわれに返ったように、別の服を体を滑り込ませるために探し出すというもの。

普段は舞台上でしなやかな動きをみせてくれるはずのダンサーたちの身体が、私たちが毎日身に着けている衣服によって、がんじがらめになり、身体を衣服と棒によって規制されるがままにしているという状況が作り上げられます。光と影の使い方も非常に美しいものでした。


もう二点はドローイング。私はひとつのドローイングしか写真を撮らなかったので、ひとつだけ紹介。床にとても美しかった。
P1000427.jpg P1000428.jpg



まだまだ続きますよー、ドクメンタ12レポート!
ちなみにミュンスターも忘れてません!
ゆっくり待っていてくださいね。


Trisha Brownの本とDVD。そしてドクメンタ12本。
  


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09/12 04:29 | Documenta 12 | CM:2 | TB:0
こんにちは。
ドクメンタ、ミュンスター、ベネチアビエンナーレと、私も見てきました!

それにしても、ユーロが高くて、マキアート一杯飲むのも考えてしまう程貧乏な旅でした。

ドクメンタをかなり楽しみに行ったのですが、ちょっとがっかりしたのが正直な所でした。確かに、今世界で行われている世界展の中でも、異色な展開を見せた展示でしたが、あまりに頭でっかちな作品が多く、少々見ていて疲れてしまいました。

急遽ドクメンタを二日見る予定を変更して、一日ミュンスターに行ってきましたが、一変!! 作品を持って来て展示するのではなく、あくまで美術と社会の在り方を、実際に模索しながら作品が作品として成り立っていることに、感動!!作品の質、規模にも感動!!
越後妻有アートトリエンナーレでの展示を思い出しながら、世界の規模の大きさに感服しました。やはり、世界レベルは高い!!
とても楽しかったです。

ところで、私は、美術家:木村崇人のマネージャーであり、後援会事務局の事務員であり、家政婦であり、妻です。
今回三大展に行ったのも、4年後のベネチアビエンナーレを視野に入れた、これからの作戦会議のために、後援会より援助をもらっての研修でもありました。

今月末より、木村は国際交流基金より依頼を受けて、インドでのアートレジデンスのため2ヶ月滞在した後、ムンバイでの展覧会を控え、現在日本で行われる展覧会の準備に追われて死にそうになっています。

自然現象を世界共通語として、これまで多くの展覧会を行ってきました。これから、積極的に舞台を海外にも増やし、より洗礼された作品を手掛けて行く段階に入ったと思っています。

もし、木村崇人公式ホームページをご覧頂いて、活動内容などにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ、私どものホームページよりお返事いただけたらと思います。

必ず、世界の人が心動かされる、すばらしい作品を展開する作家です。

是非一度、ご覧頂けますよう、よろしくお願いいたします。


KANA様のパリでのご活躍を、心よりお祈りしております。




ひろこさん、はじめまして。
そうでしたか。でも木村さんのようなアーティストさんでしたら、ミュンスターのほうが興味深かったのは必然でしょうね。
サイト、ゆっくり拝見させていただきます。
これからもよろしくお願いします。
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