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Hans Bellmer
2006年3月1日から5月22日まで、「Hans Bellmer, Anatomie du desir (ハンス ベルメール、欲望の人体)」展がポンピドゥーセンターで開催されています。

Hans Bellmer(1902~1975)は、前回の記事に書いたマグリットと同様に、シュールレアリズム運動の主要人物のひとりであるドイツ生まれのアーティストです。
ベルメールといってまず思い浮かぶ作品は、ヒットラーが政権を握った1933年の翌年、1934年に制作され、現在ポンピドゥーセンターに所有されている「Die Puppe (人形)」でしょう。
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この彫刻オブジェは、ドイツ人として自国が自身の思いとは逆の方向に進んでいくのを前にして、身体がバラバラに分解されたあと、再び思いとは全く逆に無秩序にくっついてしまったかのような感覚を悲劇的に描写しているといえます。このような表現は戦前、戦中、戦後を通して、ドイツ人アーティストたちによって発表されました。

今回の展覧会はそのような過激な性格を持つ「Die Puppe」によって当時のシュールレアリズムのアーティストたちの目に留まったあとの、ハンス ベルメールの作品を、彫刻オブジェ、写真、絵画、デッサン、クロッキーなどのグラフィックアートを中心に理論的、実験的に探求していこうというものです。

1時間ほど展覧会を見て回ったらそれで十分だと思っていたら、想像していた以上にベルメールのデッサンには見入ってしまうものがり、結局じぇんじぇん足りませんでした。でもそのあと用事があったので、泣く泣く引き上げました。

そんななか私の興味を特に引いたのは、今日の現代アートでの、シンディー シャーマンの人形の手足や胴や胸や性器をつなぎ合わせた写真作品や、マイク ケリーやポール マッカーシーなどの幼稚性とグロテスクを混ぜ合わせた作品などの、まさに源になるようなベルメールの写真作品たちでした。また1939年、40年に制作されたデッサンは、ベルメールのエロスと幼稚性と戦争の悲惨さが重なりあうイメージのもので、かなり興味深かったです。ベルメール初期のデッサン作品では、彼が大きく影響を受けたグロースの気配がありありと感じられ、分かりやすすぎて面白かったですが、後半になると、より一層性的描写が深くなり、私個人としてはtoo muchに感じられました。

BellPou4.jpg


開催中に最低もう一度は確実に見ておきたい展覧会です。

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04/17 21:11 | 展覧会 | CM:7 | TB:0
わたしも粘土像をつくり、小さな賞をもらいました。人間のからだ5部位による像ですが。ひとつひとつの違った局面をもつもの(者・物・機能等)がどれだけ同じ方向を向いていられるか?というのがコンセプトでした。
でも、ちょっとちがうでしょうか、思いがアートにできるかどうかの狭間にいた時代です。
加茂川沿い、仁和寺、高尾方面の春を4/17blogにアップしておきましたので時間があるときにでもどうぞ。
久しぶりの京都もいいものですよ、きっと。
ベルメールですか、なにか懐かしい作家。いっときとても惹かれていた時期がありました。
とにかくシュールでエロティックで摩訶不思議なアートに魅されていた若き日です。
それにしてもパリは多彩な展覧会がぞくぞくとあって良いなー。もうトスカーナの田舎では
考えられないこと。マグリットといい今またシュール再考の時期なのかしら。
ishさん、こんにちは。
今回はデッサン群が非常に興味深かったです。ishさんは、アーティスト活動をされているんですか?私は創作能力はすべて弟にいってしまって、芸術を鑑賞して「好きやな~。あんまりやな~。」と思っているだけです。小さいころ、何を創作しても弟のほうが素晴らしいものを作ると周りに言い続けられてきたから、その影響かなと、今は思います。
京都の春、ぜひ楽しませていただきます!ありがとうございました!

Jamarteさん、こんにちは。
私も「シュールレアリズムはやってる?」って思ったんですが、もしかしたら、私が無意識にそういう展覧会を選んでるだけかもしれませんね。以前よりも、シュールレアリズム芸術にやたらとココロを動かされる今日このごろです。
?付きだったので、念のため。
私はアーティストではありません。(笑)
職業的に、アーティストと組んだり、似非アーティストのようなディレクター業務は長年してきましたが、・・・。
でも、芸術に限らず創作活動はしてきました。創作活動というよりも創出作業かもしれません。
2次元よりも、3次元が好きです。2次元って難しいです、私にとって。
では、また。
追伸
とても忙しそうなので、息抜きしながらがんばってくださいね。お若そうなので、がんばりはきくと思いますが。
ベルメールのデッサンいいですよね!!!!
シンディもマイクもポールも好きです。
近ごろ日本でも人気のマッシュバーニも。

自分の作品もそうですが自己の肉体と他との身体性に
すごく興味があり自然とそういう作品に目が行きます。
ishさん、こんにちは。
そうでしたか。わざわざ答えてくださってありがとうございます。
来週になれば少し暇になると思うので、それまでがんばります。

パーニャさん、こんにちは。
シンディもマイクもポールもって一瞬誰かわかりませんでした。こないだマイク、パリ来てましたよ。
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