フランスアート界底辺日記//パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。
2008/01/09 (Wed) ナポリでお正月

2008年のお正月は以前にここでも書いたように、ナポリで過ごしました。
パリよりも10度ほど暖かい気温なうえに、パリではなかなかこの時期お目にかかれない太陽の光に恵まれ、スリに合うことも殺されることもなく、無事に楽しい時間ばかりを過ごして帰ってきました。

私は旅行の前に、これこれは見たいなーと思っているくらいで、特に計画を立てない人なのですが、あるとき家にこのDVDを見つけてひとりで見たりしました。でも破局寸前のカップルの話、、、。ふたりとも一人でナポリを観光します。それはそれでふたりとも楽しそうやなーと新婚さんの私は思ったりもしたわけでした。



私のナポリでの話は、このブログの主旨と関係ないので、どうでもいいことです。
ギャラリーも有名なところは見ておきたいなーと思っていたんですが、如何せんお正月なので、「ま、あいてへんわな。」と勝手に信じて行こうともしませんでした。だってパリの現代アートギャラリーでいつも開いてると評判の私の働くギャラリーでさえもバカンスなんですから、もっとラテンなナポリ人が働いてるわけないわな!という根拠です。合ってるはず。

というわけで、「ここ最近できたオシャレアートスペース!」みたいなのも除外して、必須の美術館ということで、ベタに国立考古学博物館カポディモンテ美術館MADRE(ドンナレジーナ現代美術館)と行ってきました。

国立考古学博物館では「コレクションのほとんどが見れませんよ。」と、念押しされながらも「見るもの減って良かったねー。」と逆に一つ一つじっくり楽しめました。
企画展は見れました。
archeo.jpg  arch?o 2


多くのコレクションが閉まっていたなか、エロティックアートのコレクションは開いてました。
彼らにとっては子孫繁栄とかそういう意味なんだろうけど、あまりにも直接的で笑った!
erotique 1 玄関にそんなん飾ったらあかん!
erotique 2 隠しなさい!

こんなのが盛りだくさんで相当面白いです。ダイレクトすぎて。


お次ぎはカポディモンテ美術館。
実は私、こう見えてマニエリズムがすんごーーーーく好きです。
カポディモンテにもカラバッジョ狙いでもなく、ティッツィアーノ狙いってわけでもあんまりなく、パルミジャーノ狙いで行くのです。




MADRE(ドンナレジーナ現代美術館)は、どうでもいいの半分行きたいの半分、現代美術館というと国単位どころかヨーロッパ単位でどこでもだいたい見れるものが同じなので、後回しにしていましたが、パリに帰る日の朝に時間があったので行ってきました。

そうするとミケランジェロ ピストレット展がやってました。来てよかったー!
Pistoletto 1 pistoletto 2 venus-of-the-rags.jpg

でもこの美術館、監視員のひとたちに、ものすごい勢いで監視されます。まあそれが彼らの仕事なんだけれど、なんか居心地が悪かったのも確か。

一日行ったカプリ島でどうしても見に行きたかったのはこちらのヴィラ マラパルテ!
そう!ゴダールの「軽蔑」の舞台にもなったヴィラです。
maraparte.jpg

「バルドーがあそこの階段を降りて、ピコリに「あなたを軽蔑してるわ。」と言って、、、バルドーがあの白いしきりの後ろで、裸で日焼けをしてて、、、。あのときのタオルは青やったはず。」
「あ!壁塗り替えられてるよ!」
なんて映画のシーンがよみがえります。

思い出したいシーンが多すぎて、パリに帰ったその日にまた見ました。



そんなこんなのナポリ旅行。
年越しの話やら、ピザの話やら、書き出したらキリがないのですが、それはまた別のところで。

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こんばんは!

以前お邪魔しました。
自分のHネーム忘れちゃいました。ごめんなさい。
情けないです!

kanaさんのブログを読んで...!
羨ましい!ただ羨ましい〜!
日本で画廊や美術館によく行く中年の主婦ですが
やっぱ パリに行きたいです!
その周辺も勿論!

自分が今出来ることに挑戦したい!
主婦だから、オバサンだから...不可能!
ではなく フランス語入門講座に入るとか
パート代を貯金するとか 可能なことは
明日からでも 出来そうじゃないですか!

まずはツアーのフランス旅行を目指します! 

2008/01/17 00:29 | もえぎ [ 編集 ]


もえぎさん、こんにちは。
前回は、パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」のほうにfrew-2846というお名前でコメントを頂いた方でしょうか。
パリに行きたいというか、今回はナポリに行ったときのお話でした。
パリは旅行で来られるんでしたら、見るところがありすぎて、全部見切れなくてイライラするかもしれませんよ!でも東京に比べると小さな街なので、移動時間が少なくて済むし、その分たくさん見ることができるかもしれませんね。私が東京に行くと、いつも一日に見ることのできる展覧会の数が限られてしまってイライラします。ま、どっちにしても、旅行でたまるフラストレーションってあるのかな。
これからもよろしくお願いします。

2008/01/22 20:53 | kana [ 編集 ]


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Author:kana
パリにある現代美術ギャラリーで下っ端としてハタラク。

京都生まれの京都育ち。2000年5月にフランスはリヨンに来て4年何ヶ月かほど過ごし、2004年9月から現在に至るまでパリに住んでます。

こんなものも書き始めました。
「パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」
http://kana-sunayama.iza.ne.jp/blog/
こっちでも書いてます。
SHIFT
http://www.shift.jp.org/

パリ、フランス、はたまたヨーロッパ圏内での展覧会やアート系のスポットに関する取材、インタビュー、執筆など承ります。依頼や問い合わせなどは、お気軽に一番下のメールフォームからお送りください。

フランス人の友人と共に、キュレーター団体をNPO法人としてパリで立ち上げました。
そんなわけでとにかく少しでも多くのアーティストさんたちとの交流を求めています。
「こんな面白いアーティストを知っているよ。」という人は立候補でも推薦でも、気軽にコンタクトください。
(と書いたら、早速たくさんのメールを頂くようになりました。ひとりひとりにお返事ができない状況です。返事がなくても落ち込まないでください、、、。)

やる気が出るのでクリックください。
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