フランスアート界底辺日記//パリの某現代美術ギャラリーでハタラクune petite japonaise(ちっちゃい日本人の女の子)が、ピラミッドの底辺から垣間見るフランスアート界。
2008/02/14 (Thu) M/M (Paris) 「Vision Tenace」

先週末日本から来た友達と一緒にle Baron/バロンに夜遊びに行きました。そのときに今をときめく現代アーティストユニットであり、バロンの経営者でもあるKolkozの二人を紹介してもらいながら、日本から来たその友人に、「フランスはなんだか最近、デザインだとか音楽だとかイベント仕掛人だとかいろんなことに手を出して、そのうえちゃんと実業家としても成功していて、そのうえそのうえ現代アートの世界でも大成功を収めてる、「この人たち一体いつ寝てるんやろう?」っていうわっかーーーーいアーティストが多くてね。」なんて言いながら、KolkozだとかMathiu MercierだとかLoris Greaudだとかの話をしていたんですが、すっかり大御所を忘れてました!

それはM/M (Paris)

彼らの小さな小さな展覧会が2008年1月21日から2月18日までポンピドゥーセンターの地下で開催されています。

M/M (Paris)とは、1968年生まれのMathias Augustyniakと、1967年生まれのMichael Amzalagが1992年に結成したユニットで、スタジオM/M (Paris)と言えば、世界に名だたる現代アーティストたちとコラボレーションを繰り返しているグループのこと。有名なので言えば、日本で創られたけれど売れなかったAnn Leeという女の子のキャラクターを購入して、様々なアーティストたちにAnn Leeのイメージを提供して作品作りをしてもらう、というコラボレーションかな。
とにかく、モード関係、アート関係、建築関係、カタログ、本、様々な一言で「カルチャー」と言われる分野すべての印刷物で活躍し、服だとか演劇やオペラの装飾まで手がけ、そのうえモードクリエイターやミュージシャンのアーティスティックディレクターをしちゃったり、映画やヴィデオクリップを作ったり、なんでもします。
ここ数年はパリの現代アートフェアFIACの招待状やポスターの写真がM/M (Paris)ですね。

ポンピドゥーセンターの地上階フロアから地下を眺めるとこんな風景が。
DSC04462.jpg

相変わらず派手。

ではこのインスタレーションの中に潜入してみましょう。
DSC04463.jpg

まずは安物そうなプラスチックでできたVISIONの文字に出迎えられます。

上の通路を抜けるとこの空間。
DSC04467.jpg


現在までにM/M (Paris)がデザインしてきた、カルチャーイベントのポスターが「アートポスター」として、50x65cmのサイズで作り直されました。ポスターと言っても、きちんとした芸術作品です。各ポスターは8枚のエディション、プラス2枚のアーティストプルーフのみ制作されました。

エチエンヌ マルセルにあるおしゃれカフェ、Cafe Etienne Marcelにも飾ってあるAnn Leeを使った有名なポスターもほら。(真ん中の)
DSC04469.jpg


「あーこの展覧会行きたかったのに見逃したやつやー!」と私を再び悔しい思いでいっぱいにさせるRirkrit Tiravanijaの個展のポスターも。このポスターを毎日のように見ながら「あれ見に行かな。」って思っていたのに、見逃した自分が情けなくて情けなくて、、、。(奥から二枚目の)
DSC04472.jpg



このパレドトーキョーの展覧会のポスターを初めて見たときは、かなりガツンとやられた記憶が鮮明に残っています。「M/M (Paris)や!」とすぐにわかったし。(右の)
DSC04474.jpg



まだ私がリヨンで学生をしていた頃、「現代アートって何?』って思って生まれて初めてのインターンシップをしたのが、この2003年のリヨンビエンナーレのときでした。最初の一歩。あの頃はM/M (Paris)とか言われても「はあ??」って感じやった。
DSC04476.jpg



M/M (Paris) のサイトのdownload the 2008 poster catalogue hereからpdfで展示されているアートポスターを見ることができますよ。

M/Mが手がけたビョークのクリップ

この展覧会、無料だし小さいし、ポンピドゥーセンターの横を通ったときには是非立ち寄ってみてください。目がチカチカするけど。

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エチエンヌ マルセルも時々行くよ。
一応オーナ−も知ってる。まあこれも偶然の成り行きだけど。
時々友達もDJしてるのでまた遊びに行こう!4月の僕のBDパーチーはバロンかカフェ エチエンヌ マルセルかって考えてるんだけど。
また決まったら、お知らせします。

2008/02/17 11:22 | k [ 編集 ]


kくん、バロンとエチエンヌ マルセルじゃ広さがかなり違うことない?私はエチエンヌ マルセルのカウンターが好き。私は3月の自分の誕生日パーティーを、家でやるよ。普通にな。人来るんかな?って感じやけど。
また遊ぼな。

2008/02/23 21:23 | kana [ 編集 ]


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Author:kana
パリにある現代美術ギャラリーで下っ端としてハタラク。

京都生まれの京都育ち。2000年5月にフランスはリヨンに来て4年何ヶ月かほど過ごし、2004年9月から現在に至るまでパリに住んでます。

こんなものも書き始めました。
「パリ現代アートギャラリー攻略ブログ」
http://kana-sunayama.iza.ne.jp/blog/
こっちでも書いてます。
SHIFT
http://www.shift.jp.org/

パリ、フランス、はたまたヨーロッパ圏内での展覧会やアート系のスポットに関する取材、インタビュー、執筆など承ります。依頼や問い合わせなどは、お気軽に一番下のメールフォームからお送りください。

フランス人の友人と共に、キュレーター団体をNPO法人としてパリで立ち上げました。
そんなわけでとにかく少しでも多くのアーティストさんたちとの交流を求めています。
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