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ギャラリー巡り2
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はい。このあいだの続きです。
まるで小出しにしているようでイヤですが、気を取り直して行きましょう!

Galerie Frederic Giroux「Frederic Prat」
http://www.fredericgiroux.com/
Yvon LambertMessage personnel-40e anniversire de la galerie
http://www.yvon-lambert.com/home2.html


ということで、今回はこの2つのレポート。
ではどうぞ!



ひとつめは、ギャラリー フレデリック ギルー。
ここでの展覧会はなんだか薄っぺらい印象を受ける絵画だったので、やめにしておいて(早速省いちゃってごめんなさい。)、このギャラリーの前にあるウィンドウで面白いものを発見したので、それについて。
これ。


よく見るとウィンドウ越しに写真を撮ってる私の影が見えますが、それもご愛嬌。

これはLionel SabatteというアーティストのLoup de Poussiereという作品。日本語に訳すと「ホコリの狼」。

私は初め犬だとばっかり思っていましたがね。

この狼の素材となっているホコリは、パリのレ アール駅で回収されたものらしいです。このレ アール駅というのはパリのど真ん中に位置しているメトロの駅で、一日にここを通過する人口は100万人以上。これはヨーロッパの駅の中では最多。パリは世界で最も観光客の多い街なので、アーティストはレ アール駅が最も様々な人間の通る場所だと指摘しています。また人間の髪の毛は、ミイラのそれを見てもわかるように、非常に長く存在しているものです。このように場所と時間の交錯する作品。

個人的には「どうやってこの狼を運んだんやろう?」って展示方法のことばっかり考えてしまいましたがね。ウィンドウ越しに見てるだけでクシャミがでてきそうな作品でした。





そしていざ、天下のイヴォン ランベールへ。
イヴォン ランベールがパリにギャラリーを持つようになって40周年ということで、その記念の展覧会が開かれていました。
ここのギャラリーのお抱えアーティストは現代アートを語る上で欠かせない人たちばかり。
今回の展覧会ではそれらのアーティスト作品がキャプション一切なしで展示されていました。すぐに誰の作品かわかるものもあれば、そうでないものもあります。でもキャプションなしで「これは誰の作品かな~?」なんて考えながら鑑賞するのは、最近の展覧会ではなかなかないことです。とても楽しく気ままに鑑賞できました。

私が感動を覚えたのは、イヴォン ランベールの40周年を祝うための、デッサンや水彩画や写真や手紙がアーティストやアート界の要人から送られ、展示されていた部分です。

私が見分けられたサインの中からだけでもアーティストでは、
Christian Marclay
Francois-Xavier Courreges
Claude Leveque
Samuel Dezeuze
Thomas Hirschhorn
Andree Putman
Isaac Julian
Joan Jonas
Miquel Barcelo

アート界の要人では
Rene Denizot
Ekizabeth Lebovici

はたまた政界からは
ジャック ラング

そして私が最も感動したのは現ポンピドゥーセンターの館長であるAlfred Pacquement(アルフレッド パックマン)からの手紙。
「1970年6月、まだ学生だった僕にイヴォンはSol le WittのWall paintingを手伝うアルバイトを与えてくれた。それから僕は何度君のギャラリーの展覧会に足を運んだだろうか。100回か?150回か?いや、200回にも及ぶだろうか?僕の美術史はここにある。」

かんどー!

現在は、現代アート界で世界的に有名なポンピドゥーセンターの館長にまでなってるパックマン氏。彼にも初めの一歩があったんですね。

そんな彼をも、そして現在では世界中で引っ張りだこのアーティストたちを、今までずっと見守ってきたイヴォン ランベール氏。40周年おめでとうございます。

私もまだ1年半ほどですが、あなたのギャラリーからはいろいろなことを学ばせていただきました。私の声なんて届かないけれど、本当にありがとうございます。そしてこれからもどんどん勉強させてください!




これを書きながら再び興奮してしまったので、あとの2つはまた次回。
ほんとに小出しにしてるわけじゃないのよー。そのへんご了承お願いします。

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04/14 00:22 | ギャラリー | CM:5 | TB:0
ブログがとてもシンプルになってますね。以前も落ち着いたカラーでしたけど、今回はより無駄を省いたカンジで、良いなぁと思いました。
全然小出しじゃないですよ!むしろ小出しの方が助かります・・・フランス語表記の地名や人名で、頭が悲鳴上げてます・・・(アホだ)でも毎回kanaさんの濃密なレクチャーを受けているようで、とても面白くて勉強になります。そしてやはり一流の人には一流の方々が集まるんですね。イヴォン ランベール氏の40周年を祝う手紙で、アルフレッド パックマン氏のコメントは、とても率直で感動的でした。気持ちが伝わってきます。
何だか毎回毎回お邪魔してます・・・(汗)失礼しました。
はじめまして、ゆう設計の河津といいます。
ブログ初参加です。この狼って写真ではわからないですが
行き交う人の残骸の塊=狼。
う~んなんかせつない感じを受けるのは僕だけでしょうか?
野良犬と同じ意味合いなんでしょうか?なんかハキダメのイメージがあるのですが・・・・
アートはわからない人間ですが、刺激をもとめて
毎日のぞきま~す。
Manoさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
テンプレートをシンプルなものに変更したいなあとはじめっから思っていたのですが、なかなかこれというものがないんです。
それにギャラリーでハタラいているときも、よくチェックしてるんですが、さすがにあんなチャラチャラしてた画面をしょっちゅう開くのは、どうせ誰も日本語が読めないんだけど、気がひけてました。
フランス語表記の分は、私が怠けてしまって日本語の正式な表記をいちいちネットで調べるのが面倒くさいのと、すべての名称が見つかるわけではないので、そのまま書いています。できるだけ、日本語に訳したり、施設名や有名人名に関しては簡単な説明を入れてるつもりです。面倒だと思いますが、これからもyろしく~。


河津さん、はじめまして!とうとうですね!犠牲者第一号!父が会社でみなさんに嫌がらせのように「カナのブログを見るように。ランキングのクリックするように。コメント残すように。」って言ってるのを、知っています。ほんまにすいません。
行き交う人の残骸の塊=狼。
これはとても興味深い視点ですね~。そう考えてみると、髪の毛やホコリは永久的に残っていくものであるけれども、それらの素材で制作されたこの作品はひとたびこのウィンドウから外に出されてしまうと、微風が吹くだけでも飛び去っていってしまうものですもんね。そのはかなさ。そしてこれを人間に飼いならされてしまうことのない(ムツゴロウさん以外)狼として、形作ったのも、自然と人間の現代の関係を皮肉っているようにも考えられます。
うまく言えないけれど、この作品の奥深さがそこにあるように思います。
わー、やっぱり同じものを見て、誰かの感じたことや意見を聞くのはためになります。ありがとうございました!
父の強制に懲りず、また来てください。
それにしても反射的に「ゆう設計の河津です。」って出てしまうものなんですかね?
私も自分の電話に出るときに「ギャラリー ○○。ボンジュール!」って言ってしまいそうになるときがあります。高校生のころ、フォルクスでアルバイトしてたことがあるんですが、父が家に電話をかけてきて、思わず「いつもお世話になっております。フォルクス四条寺町店、砂山です。」って言ってしまったことがありました。
あなたの写真、とても興味深いです。解説も的を得ていて、私に、(あなたが作品から受けた感動と)ちょっと違った感動を与えてくれます。とても刺激になります。
それにしても何故「狼」なんでしょう?「犬」の方が身近だし、低い視点から人間の交錯、往来を観察していそうなものですが・・・。今後も見続けますので、頑張って続けて下さい。
tianzhaoyuziさん、はじめまして。
おお!私の写真をほめられるとは思ってませんでした。なんて、写真の対象である作品のことでしょうね。きっと。
「それにしても何故「狼」なんでしょう?「犬」の方が身近だし、低い視点から人間の交錯、往来を観察していそうなものですが・」
そうですね。でも私は、アーティストの意向として従来人間を観察して忠実に仕える犬ではなく、似たような外見を持っていても、正反対の性格を持つ狼にあえてしたんではないかなって思います。
これからもがんばります。応援してくださいね。
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