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LISTE 08
やっとこさ本家アートバーゼルの記事も書いたことですし、サテライトフェア(本家のアートフェアの時期と場所に合わせて別の場所で行われるoffなフェアのこと)についても少し。
って言っても、Listeしか見てない。でもたしか2年前にバーゼルに行ったときも、バーゼルよりも寧ろサテライトのVOLTAについて書いた記事(これこれ)のほうが検索されてたような、遠い記憶があるので「情報が少ないのかね?」と思い、書いてみます。
しかしここに書く気もなかったので、気づいてみると、全体的なブースの様子を撮った写真がないんです。私が「あ、これ好きかも。」と思った作品の写真しかない。それも結構な数のブースと作品があったのに、そんなふうに思う作品にあまり出会えなかったので、ここで紹介するのが全部です。

さてさて、LISTE 08 The Young Art Fair in Basel。これが本当の名称です。バーゼルのヤングなアートフェアということですが、本家の次に有名だと思います(kana統計による。)。
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こんな場所で開催されます。横の黒いテント部分も会場になっていて、今年のバーゼルはめちゃくちゃお天気が悪くてなんだか肌寒かったので、毎日ここのブースに夜までいるのは、すきま風やなんかでかなり寒いはず。逆に暑いときはめちゃくちゃ空気悪くて暑そうやけど。 
LISTEは1996年から毎年バーゼルで開催されていて、オープンから5年以内のギャラリーが40歳以下のアーティストを紹介するという現代アートフェア。
若手アーティスト発掘の場として有名で、私が行った日はオープニングでもなんでもなかったですが、アートバーゼルに出展しているギャラリストたちも来ていました。知っている人たちだけでも、ニューヨークのアンドリュー クレップスとか、ブリュッセルのロドルフ ジャンセンの共同経営者、セバスチャンとか。みんなちゃんと見てるんですねー。



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「好きな作品がなーい!微妙や、、、。」と思っていたら、いた!イリス ヴァンドンゲン!このアーティストさんの作品は本当に好きなんです。やっぱり作品の持ってる存在感が全然違う!「リステに来てよかった。」と私をほぼ救ってくれた作品。一時期、彼女の作品を購入したいと思っていたけれど、最近は「家にあったら怖いやろな。」と意見がかわってきました。でもやっぱり好きです。ま、どーせお金ないし買えへんけど。あまり趣味の合わない私の配偶者も弟も「いいね。」と言ってくれるアーティスト。いや、それでも買えへんけど。

ちなみにこの作品はThe Breederというギリシャのアテネにあるギャラリーのブースにありました。このギャラリーは二人のぽっちゃりしたカップル?兄弟?とよくわからない男性二人によって経営されているんですが、またこの二人が作品以上に「アート」です。二人が腕を組みながらブースにデーンと暇そうに座っているのはなんだかお笑いコンビのような、アーティストユニットのパフォーマンスのような、なんとも言えない雰囲気なのです。普段、他のアートフェアではピンとこないブースだけれど、今回のリステでは私的には一番良かったブースでした。



次にお!と思ったのは、日本人のアーティストグループ、exonemoが、ギャラリーではないですが、バーゼルにあるplug.inというオルタナティブスペース(?ちゃうかも)のブースで紹介されていました。断末魔ウスというタイトルで、様々な方法で破壊したマウスやその写真が展示されていました。「マウス」ということで実験に使われるネズミのことを思ったり、マウスのボールの部分がなんだか魂のように見えたり。ゆっくり彼らのサイトを見てみたい。
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こちらはその模様を撮影したヴィデオ作品。例えばマウスをミキサーにかけて破壊してるとこ。
ここから見れます。
ブースにいたお兄ちゃんに、「DVD安いから買ってよー!」と言われて、少し迷ったけれど、結局買いませんでした。15ユーロやったんですが、安すぎて少し哀しくなったのが購入に至らなかった要因。逆にもっと高くて、何枚限定とかしてくれたら買ったかも。
彼らの個展が同時期にplug.inでやっているというので、アートバーゼルが終わった翌日にわっざわざ行ってみました。でも閉まってたーーーー!くやしー!



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こちらはThomas Baumannの作品。5点の間をワイヤーがジーーってゆっくり移動するというもの。それだけやのに、なんか見とれました。そういう作品ってありますよね。



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お次ぎはLeopold Kesslerの写真作品。飛行機で、多分ファーストクラスかビジネスクラスかと、エコノミークラスを仕切るカーテンを、フライトアテンダントが閉めてるのを撮影したものです。それだけやのに!なんか好き。そうそう!写真やのに、まるで自分の前にカーテンが引かれて、それ以降、前方で何が起こってるかわからない、これされるとなんか惨めな気分になるんよねー。としみじみしてしまいました。ま、どうせ大したことは起こってないってわかってるんやけどね。


そしてAnne Eastmanの鏡のモービルと白黒の平面のインスタレーション作品。
まあ、そこまで深い作品ではないですが、ほっとします。
DSCN0813.jpg


こちらは動画。普通にきれいです。

床に直接置かれた小作品もありました。
これはちゃんと台をつくって置いた方がいいと思うし、売りやすいと思うんですが、どうでしょう。
DSCN0812.jpg



あっちゃー!また入ってっちゃった!この作品を見たとき、感じたり考えたりしたことを「お!うまいこと表現できるかも。」とそれをアウトプットしていくんやけど、なんだか行き場がないのとうまく伝えらないのとで、結局また入ってっちゃった、、、みたいなモドカシい気分になりました。そういうことありません?Magnus ThierfelderのA Tension。
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今年は68のギャラリーが参加していたわけですが、気になった作品はこれだけでした。なんか、私の好きなものがよーくわかるラインナップになってしまって、ちょっと恥ずかしいです。
一番強く思ったことは、ブースの仕切り方が悪いということです。それは参加ギャラリーの問題ではなく、フェア主催側の問題ですね。多分この会場は元学校とか、最近ありがちなそういう場所を利用してるんだと思いますが、なかには一つの部屋を全部使っているギャラリーもあれば、もう「なんだここは、オープンスペース??」と思うような仕切りの場所もありました。ある程度大きな空間の両側に2枚の壁が設置されていてその壁一枚分と前の空間が、一つのギャラリーのブースになっているのです。ということは、自分のお向かいさんのブースは、勝手に好きなものを展示してるわけですから、フェアに参加するときの「いかに面白いブースにするか」という最大の目標を無視していることになると思うのです。ブースの概念がほぼなくなってしまっているとでも言えばいんでしょうか。逆に良いように言えば、「作品ひとつひとつの良さが見えてくる」という捉え方もあるでしょう。でもそれは違うな。それだったらアートを商品として並べるギャラリーが参加する意味がなくなってしまう。衝撃的だったのは、好奇心旺盛な私が誰も行かない場所に「ここは倉庫になってるんやろか?」と思って足を踏み入れた空間まで、あるギャラリーのブースになっていて、誰も気づかない、イコール誰も来ない場所に、わざわざ作品を展示して、朝から晩までいなきゃならないギャラリストもいたわけです。ひと事ながら、怒りくるってしまいました。

そんなこんなでしたが、いろいろと思うこともあり、見にいって良かったなあと思います。
やっぱりアートフェアって難しいな。


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07/04 04:35 | アートフェア | CM:0 | TB:0
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