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Bernard Moninot 「Le fil d'alerte」 @Galerie Baudoin Lebon
今期私の周りで話題になっていたギャラリーでの展覧会の一つに、Galerie Baudoin Lebon、そしてGalerie Catherine Putmanにて同時開催されている、Bernard Moninotの個展があります。

みんなの口にのぼり始める前から、Galerie Baudoin Lebonの前を通るたびに、「うわ!この展覧会めっちゃ気になる!」と思いがらも、いつも時間がなくて、通り過ぎるだけでした。
で、「もしかしてもう終わってるかも」と思いながらも、先週の土曜日に急に暇ができたので、行ってきました。プレスリリースによると2009年1月15日から2月28日まで、と書いてあるので、私が行った3月7日まで、すごくラッキーなことに延長されていたみたいです!よかったー!

ベルナール モニノは1949年生まれのフランス人アーティストで、パリ国立美術学校(パリのボザール)の先生でもあります。

今回の個展では、2005年から2008年に制作された作品の展示。

まずは絹の上に描かれた大きなドローイングたち (各140x210cm)。

私の写真がまたいけてない!すいませーーん。

私がきちんと理解しているかちょっと怪しいんですが、このドローイングはテーブルの上に置かれたガラスのオブジェに光をあてて、一枚目の絹にはその影を描き、そして数センチだけ間をとって重ねられている二枚目の絹にはオブジェそのものが、それぞれカーボンで描かれています。中には、これは多分ピアノ線かな?が縫い込まれているものもありました。
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もうねー写真じゃ、特に私の駄目駄目写真じゃ全然伝わらないと思うんですが、めちゃくちゃ美しいんですよ、これが。

ギャラリーの奥の一角にはこれまた絹の上に今度は赤や青や緑や黄色で描かれたドローイング。中には「EXIT」の文字が浮かび上がっているものもあり、架空なのか現実に存在するのかわかりませんが、ガラスで仕切られたいくつもの空間が奥に向かって広がっています。
これらのドローイングに描かれている、一番手前側の空間の四方に付けられた赤い点たちが、壁にかける作品として展示されていました。この作品たちは彫刻といえると思うんですが、平面として扱われていて、そのうえドローイング上の空間を描く線から隔離されてしまっているので、遠近感の全くないものとして存在します。「彫刻」のひとつのあり方であるレリーフに全く遠近感が取り払われている一方、ドローイングという「平面」作品では遠近法がばっちり取り入れられて存在している、というコントラストが面白いなあと思いました。
DSCN2401.jpg DSCN2402.jpg

その横にはインスタレーション作品。あ!これを使ってドローイングをしたのかな?!と思わせるオブジェ。アーティストがドローイングを制作しているときと、きっと同じ状況に照明が充てられていて、壁には影、テーブルにはオブジェとその影を表す切り取られた黒い平面。なんかの研究に使われてそうなオブジェですが、ガラスという素材とその影によって、儚く美しい詩的なオブジェのインスタレーションになっていました。
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ここのギャラリーに来て忘れてはいけないのが、地下の展示室。フランス語でいわゆるカーブと呼ばれるレンガをむき出しにしたままのアーチ型の天井がひんやりと冷たい地下室。ここに大きなインスタレーションが展示されていました。階段を降りて行くと、レンガの壁に響く「ピン!」「パン!」という音。子供の頃好きだったポンペンでしたっけ、あ、そうそう、ビードロの音みたい。
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カーブの奥からまるでそこに窓があって太陽光が差し込んでいるかのように照明があてられていました。この作品はべルイル オン メールという島にあるヴォーバンの要塞の火薬庫で展示されたことがあるようで、そのときの写真を見たら、実際に火薬庫の窓から差し込む光がこのインスタレーションを照らしていました。
様々なフォルムのガラスの表面やピアノ線によってはね返った光が、薄暗いカーブの中を照らし出し、また、「パン!」と聞こえる音は地下室のアーチ天井にはね返って反響します。
この音はどこから?と思ったら、ありましたありました、インスタレーションの真ん中辺りに一定の速度で円状にまわって細いガラスの棒にあたっている機械。よくわからないかもしれませんが、3枚目の写真がそれです。



そんなこんなで「モニノ、モニノ、、」と思っていたら、昨日の夜寝る前に聞いていたラジオでなんとなんと偶然モニノ本人が喋ってた!最後のほうはもう半分寝ていたのでよく覚えていませんが、私の心に残ったのが、彼が自分の作品を、ジャコメッティがベッドに仰向けになって天井を見ると蜘蛛の巣があって、それを蜘蛛がドローイングを描くかのように作っていくのを見て、ジャコメッティがあのドローイングの手法を用いたっていうのに影響されたとか、あと誰の言葉やったか忘れてしまいましたけど、「私は髪の毛の細さで巨大な作品を作りたい」って言うアーティストに影響されたとか。


最初に書いたように、ドローイング専門ギャラリーGalerie Catherine Putmanでも、彼の個展が同時開催されていて、そちらのほうは3月24日までやっているらしいので、今週の土曜日早速行ってきたいと思います。
他には4月からのパリの郵便局美術館での展覧会でドローイング作品を40点展示、また10月にはMAC/VALでの展覧会で大きなインスタレーション作品を発表することが決定しているよう。大活躍ですねー。どれも見にいける場所にあるからうれしい!今から楽しみです!

どうぞよろしく。


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