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La Force de l'Art 02
昨日は、La Force de l'Art 02というグランパレで開催される、フランス現代アートトリエンナーレのヴェルニサージュでした。
昨日は、仕事でも私生活でも「はーしんど」と周りに思わされることが結構あったので、「なんやいきたくないなー。」とお疲れモードだったんですが、ま、これも仕事のうち。というよりも、「見に行った?」と聞かれて、さすがに「行ってません。」と答えることはできないなーと思って行ってきました。
ということで、知り合いを見つけても、向こうに見つからなかったら無視、という方針で、30分ほどでさーっと見ただけですがLa Force de l'Art 02第一印象いってみましょう!


第二回目を迎える今回のトリエンナーレは、「La Force des oeuvres/作品たちの力」によって構成された「La Force de l'Art/芸術の力」というコンセプトのもと、Jean-Louis Froment/ジャン=ルイ フロマン、jean-Yves Jouannais/ジャン=イヴ ジョアネ、Didier Ottinger/ディディエ オッタンジェーの三名のキュレーターによって、「テーマなし」の展覧会となりました。この三人によって選ばれたアーティストたちの作品は、建築家Philippe Rahm/フィリップ ラムの考案した「Geologie blanche/白い地質」と名付けられた真っ白のストラクチャーの上に展示されています。

ヴェルニサージュでは、いつものごとく、人が多すぎてなにがなんだかよくわかりませんでした。私、今更ですけどヴェルニサージュ苦手です。知ってる人見つけても声かけにいくのが邪魔臭くて、わーわーしゃべったりするのしんどいし。でもそれじゃあかん、と思っていつも行ってはみるんですけど、やっぱり現場に行くと本当にどうでもよくなってしまってねー。あかんなー。

ま、気を取り直して。


私が第一印象で一番「おお!」と思ったのはDidier Marcel/ディディエ マルセルの作品。
彼の作品を前にして「げ、現代アートがわからん!」とよく思うのに、彼の作品はいつも何故か好き。
どうしてなのかいつか自分なりに分析してみたいものです。
DSCN2641.jpg

その横にあるWang Du/王文のケバブ。彼の作品はこれまたディディエ マルセルとまったく違うところにあるアートですが、いつも「うまいことやらはる。」と感心します。
今回も彼お得意の「イメージ」を用いたもの。彼はこの世界はイメージの世界と化した、と言って、今回の作品でも、私たちが街角の広告やそこら中に溢れて逃げられない「イメージの氾濫」というものをテーマに作品作りをしています。
この4階まで上っていける足組みの真ん中には、さまざまなイメージをてらてらと貼付けた大量の紙が重ねられていて、ゆっくりとまさにケバブのように回っています。それらの紙を私たちビジターはケバブ屋さんのお兄さんがお肉を梳ぎ切るように、手で引きちぎったりナイフで切り取ったりして、いわゆる「お持ち帰り」できるようになっています。
DSCN2643.jpg

こちらはMichel Blazy/ミシェル ブラジーの作品。
この日は初日のオープニングだったので、何も進化してはいませんでしだが、これからどんなふうになっていくのか楽しみです。白だらけのストラクチャーに囲まれた作品たちばっかりのなか、これはアーティストによって作られた緑色の糸の絡まりで壁が構成されていて、素敵な空間になっていました。
DSCN2644.jpg

真っ白の空間に飽き飽きしていたところにあらわれた三作品。
手前のはNicolas Fenouillat。
右の赤い箱の中はFabien Verschaereの世界が広がっていて、奥の緑色はVirginie Yassefの恐竜のひっかき爪痕。
Fabien Verschaereの箱のなかには次回入ってみたいと思いますー。
この空間好きでした。
DSCN2646.jpg

「あ、Pierre Ardouvin?」と雪だるま的物体ににんじんの鼻がついてるのを見て思ってしまったけど、こちら、le Gentil Garcon/ル ジャンティー ギャルソンのインスタレーションでした。
DSCN2647.jpg

こちらはアジアの病気に瀕死の状態で帰ってきて(これほんまの話です)挽回したFabrice Hyber/ファブリス イベール。
DSCN2648.jpg


私の第一印象の結論としては、このトリエンナーレの目玉であるGeologie Blancheというストラクチャーによって、まあ、グランパレのガラス天井が非常に映えてはいましたが、それぞれのアーティストの空間が完璧に離ればなれになってしまった白い部屋になってしまっていて、まるでホワイトキューブのギャリーでの展示を見ているようで、なんだかひとつの展覧会じゃないみたいでした。ま、最初に書いたように「ひとつひとつの作品の力によって成り立つLa Force de l'Art 02」ということですから、それでいいのかもしれませんが、視覚的にもう少し楽しめる展覧会だったらなーと思いました。
準備期間中からいろいろな裏話や苦労話を聞く機会に恵まれたこのトリエンナーレなので、これから何度か足を運んで、それぞれの「作品の力」をしっかり勉強して堪能して、前向きにキュレーターさんたちの目指したものを少しでも展覧会という形からビジターとして感じ取れりたいと思います!




番外編。

これを見よ!Geologie Blancheに囲まれた広大な空間を!
「ちょっとこれもったいなくね?」とパリ在住のフランス人アーティストとニューヨーク在住のフランス人アーティストに会ったときに言ったら、「まあねー。フランス人アーティストはぜんぜんいないからねー。」と自虐的な皮肉を言ってました。ま、フランス人アーティストの活躍の場を増やそう!ということで始められたこのトリエンナーレですがね。
DSCN2645.jpg



日本でもこのトリエンナーレを楽しめる方法がひとつあるので紹介します。
それはLa Force de l'Art 02Les Virtuelsというカテゴリー。
これは展覧会期間中ほぼ毎日、フランス時間の10時から23時まで、様々なアーティストのヴィデオ作品がインターネット配信されるというものです。
私が知らないアーティストさんばっかりですけど、私もこれを毎日見て勉強しようと思います!
ここのプログラムからどうぞ。


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04/25 06:27 | 展覧会 | CM:5 | TB:0
こんにちはー。Rapport du stage無事に終わりました。
結局次の日に学校で皆でla force de l'art見に行きました。でもヤッパリ団体で行くとぺちゃくちゃ喋って結局
何も見てなかったかも。
Wang Duのだけ、眩暈を感じつつ、カナさんが前に記事書いていたことを思い出しました。
ENSBAのAsamiのパフォーマンスも見てきました。あいにくの天気で寒そうだったけどあいかわらずウィットが聞いていて面白かった。グランパレのほうも見に行く予定です。

いよいよNPOの活動も本格化ですね。応援してまーす。
Maurizio Cattelanのことを調べてたら、kanaさんの2006年の記事に飛んできました。今ロンドンでファインアートの院生してます。あまり日本人でキュレーションしている方と会う機会がないので、ブログ、面白いです。色々参考になります。
またきまーす。
masakoちゃん、おーマメにいろいろ見に行ってるねー。la force de l'artはあれからも何度か足を運んでるけど、やっぱり気に入らんわ。なんか「いや、でかければいいってわけじゃないでしょ。」って突っ込みたくなるしな。あと人がほんまに入ってない。こないだ土曜の午後という普通なら地獄的時間帯に行ってるのに、だーれもいいひんねん。そこらへんのギャラリーのほうが人入ってそうって思ったくらいやし。宣伝のストラテジー間違えまくり?


ayucofさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
ロンドン在住うらやましい、、、。これからもよろしくお願いします。
Kayaさん、読んでみた。この記事を書いた人と私の意見はかなり違う。私は最近のパリでの展覧会行くぞブームは、不況やからでてきたと思うねん。だって美術館ってまあ高いっちゃあ高いけど、レストランとか行くよる安いやん。もちろんアートでお腹はふくれへんからそれとこれとは違うと言われるかもしれないけれど、友達や家族で行くのに今までのとこよりもお財布の口閉めなあかん、でもピクニックには冬から最近にかけて寒過ぎる、そうなるとインテリぶりたいフランス人が目指すのは美術館、そしてそこまでじゃない人たちが目指すのは映画館。まあ、映画は以前からの盛況ぶりやと思うけど。そして夜間開館が増えたのは、展覧会企画者側が、予想していたメセナからのお金がゼロもしくは限りなく低いという状況に追い込まれているから、少しでも入館料で取り返そうとしているのかなあ?まあでもそれは定かではない。入館料くらいで取り戻せるお金ではないはずやけれど、多分平日の昼間よりは人はいるんやろうな。宣伝は大手メセナたちからのお金が入る予定がキャンセルされていなかったときとかにがんがんしているやろうし、展覧会の骨組みもそれらのお金込みで企画されているやろうけど、土壇場で困ってるとこ多いんちゃうか。だから展覧会の質と派手過ぎる宣伝がちぐはぐのがいっぱい出てくるんやと思う。グランパレのウォーホルとかまさにそうかも。
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