スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/-- --:-- | スポンサー広告
Julio Pomar, Joana Vasconcelos 「a la mode de chez nous」@ centre culturel calouste gulbenkien in Paris
パリには星の数ほどのギャラリーがあり犬も歩けば美術館にあたるほどで、アートラバーとしてはそれを最大限に活用したいわけだけれど、普通に会社員として働いているとなかにはどうしても行く機会に恵まれないアートの場所がある。個人的にここ一年くらい前からずっと行ってみたいと思わせる展覧会が開催されているのに、週末は休館そして開館時間は9時から17時半までという財団のアートセンターがある。それがパリ16区の51 avenue d'Ienaに位置する、Centre Culturel Calouste Gulbenkien
私の仕事は朝の11時から始まるというナメタものなので、「その前に行けばいいやん。」と一言言われればもう返しようもないんだけれど、どんなに展覧会が魅力的でもなかなか朝っぱらから16区まで行く気になれない。そんなCentre Culturel Calouste Gulbenkienに仕事で行く用事ができたので、喜び勇んで行ってきた。

2009年4月9日から6月12日まで開催されているのは、「Julio Pomar, Joana Vasconcelos - a la mode de chez nous」という二人展。
Calouste Gulbenkien氏のパリの元邸宅が現在は同名の財団のパリ支部となっていて、定期的にポルトガル人アーティストの展覧会が行われている。
DSCN2761.jpg


私のお目当てはJoana Vasconcelos。2005年のベネチアビエンナーレで大量のタンポンを使って巨大なシャンデリアを作った人、と言ったら一番わかりやすいかな。もしくは私は見ていないけれど、2006年の越後妻有トリエンナーレの空き瓶の塔の人。
この二人展はJulio Pomarという1926年生まれのアーティストさんのほうに誰か若手ポルトガル人アーティストとコラボ展をしてください、というような打診がいき、彼が選んだのが1971年生まれの同じくポルトガル人女性アーティストであるジョアナ ヴァスコンセロスだったというわけ。何故彼がジョアナ ヴァスコンセロスを選んだかというと、二人は19世紀に活躍したBordalo Pinheiroという陶芸家が制作した動物をモチーフにした型を元に、自分たちの作品作りをしているから。残念なことに私が行った日は、多分ここにJulio Pomarの作品が展示されているんだろうと予想される部屋で講演のようなものが行われていて、彼の作品は観賞することができなかった。

ということで中途半端だけれど、Joana Vasconcelosの展示作品たちだけ紹介。

まずエントランスを抜けると大きなホールに彼女の「Contamination」というタイトルのインスタレーション。写真でさんざんこの作品を見ていたけれど、実際に見るのと強さがぜんぜん違って「やっぱりちゃんと本物見ないとなー!」とテンションが上がる。
地上階のホールから階段そして二階にかけて、多種多様の生地が縫い合わされたボリュームがまさに空間をコンタミネーション(感染)してる。
DSCN2747.jpg DSCN2748.jpg
これ本当に、実際にその場でインスタレーションの上を跨いで歩いたり天井を見上げたりしながら作品を見るのと、写真ではぜんぜん違う。アーティスト本人も「これはインタラクティヴな作品であってほしいから、どんどん触ったりしてほしい。」って言っていたのを思い出した。子供がいたら絶対ここで遊ばせて好きに触らせてあげたい!と思うような感じ。ボリュームや生地によって固さとか手触りとか跳ね返り度なんかが違って、とても気持ちがよくなるのです。


そして二階の「いかにも元邸宅!」と思わせるニ間続きのところには、壁や机、ピアノの上など、そこかしこに手の込んだかぎ針編みに覆われた動物たちのセラミックが展示され、これもなんだか素敵なアパルトモンが動きを失ったちょっと怖い動物たちに支配されています。

私の写真、逆光にもほどある、、、。一応これでもマシな写真なんですけどね、、、。
DSCN2753.jpg DSCN2749.jpg

「ウオーン!」と吠えてる狼や、でかすぎるカニ、壁を這うトカゲ、ファンキーなカエルたちが、ポルトガル名物、そしてまさに女性の伝統的な仕事を思い起こさせるかぎ針編みで覆われて、「ドメスティック」に加工されてしまっています。
DSCN2751.jpg DSCN2754.jpg
DSCN2755.jpg DSCN2756.jpg


そして最後に階段横をふと見たら、巨大なヴィアナのハートが「ポルトガルの演歌」的存在だと私が勝手にみなしているファドの哀しいメロディーにのってまわっていました。
このヴィアナのハート、実は5000個ほどプラスチック製のカトラリーによってできています。
DSCN2759.jpg


joana vasconcelos

[広告] VPS

とにかく何度でも言いたい。開催期間中のパリにいることがあるアート好きさんは是非実際に見に行ってみてください。もう現代アートのうんちくとかコンセプトとか無視して、普通に楽しめます。パレドトーキョーとかに行くついでに寄れる場所だし。


では、クリックお願いします!


にほんブログ村 美術ブログへ
スポンサーサイト
05/15 03:12 | 展覧会 | CM:4 | TB:0
お名前

ホームページ

コメント

パスワード
   
http://kanaparis.blog59.fc2.com/tb.php/338-a675f717
* トラックバック *
template design by takamu
Copyright © 2006 takamu All Rights Reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。