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Antoine Aguilar 「Mediatic Desert」
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さてさて先週はギャラリーでの仕事を休んで、個人で運営しているキュレーション団体の記念すべき第一回展覧会の設営とヴェルニサージュのために、オーベルニュ地方の村に滞在してきました。

キュレーション団体を立ち上げてから、いままでいくつかのプロジェクトに「参加」することはありましたが、今回が私たちにとって最初の「私たちの展覧会」。

設営もアーティストであるアントワンの友人フランソワが一週間も手伝いに来てくれたり、この展覧会場を運営しているマークや、その友人のジャン ガブリエル(偶然にもアントワンのボザール時代の先生だった人!)も「自分の教え子のアシスタントになるとは思わなかったなー!」なんて言いながら、がんがん手伝ってくれて、私の出る幕大して無し。ということで芝生の上で本を読んだり、料理を手伝ったり、チャリで村までパン買いに行ったり、近くの川まで泳ぎに行ったり、ほぼヴァカンス。
まあ言い争いが何度かあったけれど、言わないより言ったほうがいいしね。5分後にはまたみんないつも通り。

アントワンのご両親のフィリップとマリー、彼女のソニア、今回の展覧会の製作に全面協力してくれたネオン職人エリック、リヨン時代からの友達ロクサーヌと彼氏のダニエレ、キュレーター仲間ティファニーと彼氏のオレリアンなどなど、みんな続々と到着。


というわけでヴェルニサージュ当日。そんなに緊張はしてません。一体何人紹介されたのかよくわからないが、何時間もとにかくしゃべってしゃべってしゃべりまくる。「あーー、いま私は何を言ってるんだろうか。」と自分でもよくわからんかったのに、「キュレーター」という嘘くさい名前がつくだけで、みんな話を聞いてくれるような不思議な気分になった。でもそれは私の元来の卑屈な性格からくるもんでしょう。


最初の演説は短いのが全部で5つ。このアートセンターの運営者マーク、そして私たち、それからアーティストのアントワン、そしてオートロワール県からの代表のリオネル、最後に元オーヴェルニュ地方の造形美術分野顧問で現在はポワトゥーシャラント地方の顧問をやってるクリスチャン。
クリスチャンは何分かしかこの展覧会を見ていないのに、全てを理解してくれて、そのうえマークの存在、私たちの仕事、アントワンの作品に至るまで、完璧な演説をしてくれて、一瞬泣きそうになった。第三者だから見えるんであろうグローバルな視点で、この展覧会を「作品を展示するもの」としてだけではなく、この展覧会が存在する/した意義までも含めた素晴らしいものだった。アントワンも私たちも見えなくなっていた本質的なものに、再び気づかせてくれた。
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クリスチャンの演説に感動したので、この展覧会の機会に出すパンフレットに文章を書いてもらえるか頼んだら、承諾してくれた。他には地元のジャーナリストと話したり、写真を取られたり。なんらかの形で記事になるといい。そして朗報。フランスで有名なテレビのプロデューサー兼プレゼンテーター(現代アートコレクターとしても有名)と有名なアートアドバイザーがわざわざパリから30分の滞在のために来てくれた。パリから往復で10時間は絶対かかるのに!そして展覧会まるごと購入!そのうえ「秋のFIACのころにパリまでこの展覧会を持ってこよう!」とノリノリ。私たちはアートアドバイザーでもギャラリストでもなく、キュレーターなのでお金は入ってこないけれど、お金がないせいで今回の展覧会でアントワンには一切製作費を援助することができなかった。それが心残りだったのでよかったー!


この日は実は村で骨董がらくた市が開催されていて、私はアントワンのお母さんと彼女とで朝から繰り出していたのでした。私はいつのか知らないが素敵な手巻き目覚まし時計15ユーロ(安くない)と、クリスタルのシャンパングラス5つを10ユーロでゲット!そしてアントワンの彼女は手回し蓄音機を購入!!もちろんヴェルサージュでもがんばって手回し。
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アントワンのお父さんフィリップが家伝パエリアを、「自分の鍋じゃないとつくれない」とわざわざ持って来てくれた巨大鍋で、作ってくれた!朝の10時から仕込みに入ってた。こんなにおいしいパエリアは食べたことがなかった!!
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みんな遠くから来てくれてありがとう!
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私は団体行動が苦手で誰かと常にしゃべってないといけない状況なんかがすごく辛いと感じる人間で、一人でこちゃこちゃするのが好きなんやけれど、この一週間は常に10人ほどが同じ建物に寝泊まりして食事を一緒にしているにも関わらず、それがあまり苦痛ではなかった。多分みんな好き勝手な
ことをしていて他人にあまりかまわないけれど、みんながやっぱり展覧会の成功を願っていて、それのためにここにいるんだ、という気持ちを無意識に持っていたんだと思う。そして家族でもなく友達でもないけれど、ジェネレーションを越えて文化を越えて多かれ少なかれ「現代アート」というものを愛し、その世界に属しているから、ここにいる、というたったひとつの「アート」というものでつながった私たちを包む空気、会話、議論、交流、尊重の気持ち、手助け、アドバイス、励まし、そんないろーーーんなものってこんなに心地の良いものなのか、と発見した。そしてこれはやめられない、と思った。


次の予定はない。アイデアはあってもやっぱり場所を見つけるのが難しい。
どっかありますか?


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07/16 18:54 | Untitled | CM:4 | TB:0
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