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灰野敬二inパリ

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もうあれは4月17日のお話。
何ヶ月も前からアメリカ人アーティストCameron JAMIEと会うたんび、「ハイノ ケイジが今度パリに来るから、カナ、通訳してね。いろいろお世話してあげてね。」なんて言われていたのです。「OK。でもさ、キャメロンは英語しかしゃべらないしさ、私は英語全然ダメだしさ、私に通訳なんて務まるのかしらん?」なんて言っていました。

そして4月15日土曜日、私がギャラリーで働いているとキャメロンと灰野さんがやってきた。灰野さん、今回のヨーロッパツアーは誰も同行者がいないらしく(毎回そうらしいですが)、そのうえ飛行機の乗り換えの問題やら機材の手配の問題やらなんやらが山積みになっていて、私はパリのコンサート企画者、ドイツのコンサート企画者、航空会社、旅行会社なんかに電話をかけまくったのでした。

そんなこんなで超ヴェジタリンのキャメロンと灰野さんが、わざわざギャラリストの承諾を得て、その日のお昼は招待してくれました。

アートとは関係ないんですが、このお店をぜひここで紹介したいのです。http://www.oubouffer.com/restaurant/yq26028
Le potager du Marais
22 rue Rambuteau
75004 Paris

ポンピドゥーセンターの裏側にあります。

超肉食家の私でも、すっかり満足できるおいしさとボリューム、そしてなんといってもヘルシー。おなかいっぱい食べたのに、全然もたれない!オススメです。

灰野さんはお肉どころか、卵も牛乳も油もコーヒーもダメな本気のベジタリアン。そんな彼も大満足でした。

ってそんな話はさておき、今回のパリ公演はPoint Ephemereという展示スペース、コンサートスペース、レストラン、バー、アーティストレジデンスなんかがある、パリで有名な、少しアンダーグラウンド的アートスペースで行われました。
http://www.pointephemere.org/

ちなみに私は灰野さんのことをそれまで全く存じ上げなかったのですが、こんな人です。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~haino/
「魂を操る司祭」ってすごいな!

では灰野敬二さんの一日マネージャーレポート行ってみましょう!





4月17日は15時にキャメロンの自宅兼アトリエに集合。そこからpoint ephemereまでタクシーで行きました。

私たちが到着したころには、まだ音響さんやら照明さんやらがいなくてすこし待ちぼうけしましが、そのうちみんな集まってきました。音響さんが偶然、以前に灰野さんがパリでコンサートをされたときの音響担当をしていたらしく、灰野さんの求める音にも理解があったそうです。そして元が気さくな兄ちゃんなのも手伝って、機材の問題もなんとか解決し、リハーサルスタート!
私はといえば、音楽に関して全く無知なので、専門用語をフランス語に訳すのに、あたふたしました。


機材を設置する灰野さん。



何がなんだかわかりません。



音響さんイエーイ!



照明さんもイエーイ!暗くてみえませんね。

私がこんな馬鹿写真を撮ってる間も灰野さんは着々とリハーサル。


電子テルミンたち。
電子テルミンとは?http://www.sam.hi-ho.ne.jp/masami-t/Theremin/abtermenv.html




電子テルミンに手を振りかざすと音がかわります。


リハーサルも無事終わってホッとしたところで、雑誌の取材とテレビの取材が待ち構えています。

雑誌の取材の方は、若いインタビュアーの子と彼のお友達で現在日本語を勉強中(っていっても日本には2年ほど住んでいて、ペラペラでした。)と、灰野さんと私の4人。私と通訳の子も「お互い助け合おうね。おしゃべりって感じにしよっか。」なんて、リラックスムードでわいわい楽しく進行しました。始まる前に灰野さんが「カナちゃん、ヘンな質問してきたらすぐに止めるからね。」っておっしゃってたし、インタビュアーの子もコンサート企画者から「15分だけです。」って言われていたらしく、20分くらいたったときにその子が「じゃあこのへんで。ありがとうございました。」なんて言ってきたんですが、灰野さん自ら「他にも質問ないの?15分って意地悪なこと言ってたけど、なかなか楽しいからまだまだ続けよ。」なんておっしゃって、結局1時間くらいの取材になりました。

そしてお次はインターネット配信のテレビの取材。インタビュアーの女の子(この子がめちゃくちゃ美人なんだわ。これが。)と、男性3人のチーム、そして通訳の日本人女性でした。この男性陣、はんぱなくかっこよかったです。ってそんなことはどうでもいいんですが。

この取材が大変でした。通訳の方が、インタビュアーのフランス語を日本語に訳すんですが、その訳が結構変化していて、灰野さんが日本語で答えてもインタビュアー自身の質問の答えにはなっていず、なんだかはちゃめちゃになってしまいました。私はカメラも回っているし、でしゃばりたくないので基本的にだまっていましたが、「これはさすがにちょっと、、、」と思うところは「ちょっとでしゃばってすいませんが、、、」と訳しなおしたり、、、。気を使って仕方なかったです。そのうち、灰野さんがイライラしだしてきて、「僕さあ、君の名前も聞いてないんだけど。っていうか、みんな緊張しちゃってるじゃない。もっと楽しくいこうよ。リラックスしてよ。」なんておっしゃって、通訳の方も泣きそうでした。私はテレビチームのまなざしが私のほうに来たら、訳すようにしていました。ああいうのは本当に難しいなあ。
この取材は、灰野さんも言いたいことがきちんと伝わっていないと感じられたのか、「もう一回ちゃんとやりたいなあ。」なんておっしゃっていました。

あとでこのテレビチームとおしゃべりをしていたんですが、「灰野さん、イヤになって帰っちゃうかと思ったよー。びびったよー。」なんてみんな言っていて、私は灰野さんの一般的な評判を一切知らなかったので、「灰野さん、そんな人じゃないよー。律儀なジェントルマンだよー。」ってヘラヘラしていました。なんと言いますか、今回は私にはキャメロンからの「いい人なんだよー。」っていう灰野さん前評判しか入ってきていなかったので、巷でどういうウワサ(そして結局それは本当にウワサにしか過ぎないんですが)があるのかを知らないので、とてもうまくいきました。みんな灰野さんのことが怖いと思ってる人が多いみたいですが、とっても面白い紳士な方でした。


そしてながーい待ち時間が終わって23時から灰野さんのコンサート。


灰野さん動きすぎて写真がちゃんと撮れません。

観客にはもう何十年もファンやってるような人もたくさん来ていて大盛り上がりでした。

コンサートが終わった瞬間に私はCD売り。
みんなが
「最新アルバムはどれ?」
「歌が多く入ってるのはどれ?」
「フランスで売ってないのはどれ?」
なんて質問攻めなんですが、私は「わかりませーん。だって私さっき灰野さんの音楽初めて聞いたから。」なんて答える始末。
そこでそのへんをうろちょろしていた灰野さんの大大大ファンで、私が休憩してるときにウザイくらい話しかけてきてた男性を捕まえて、
「ちょっとあなた、よく知ってるんだから質問に答えて!私は売るから!」
と無理やり営業してもらいました。

「灰野さんCDいっぱい出してるんですねー。」と驚いていたら、
「こんなの一部だよー。」だって。
「いっぱい過ぎてわけわかりませんよー。」と言ったら、
「僕もわかんないんだけどねー。」だって。

結局CDも大盛況でお開き。

この日にコンサートをしたkuntというオーストラリア人の女の子二人のローラちゃんとタラちゃんもめちゃくちゃかわいくていい子でした。火花が飛び散ってるコンサート。ローラちゃんは日本在住で日本人の旦那さんがいるらしく、日本語ペラペラ。タラちゃんはコンサートのあと、楽屋の冷蔵庫に入ってたビールをすべてお持ち帰りしていました。相当重そうでした。でもタラちゃん、You are right!あんたは正しい!


右がローラちゃんで左がタラちゃん。ってこれじゃわかんないですね。




ということで、疲れたけどとっても良い経験をさせていただきました。CDも2枚頂いたし。
今年の10月にはまたパリにいらっしゃるということなので、楽しみです。



おまけ。
雑誌の取材で出会った男の子と、このあいだギャラリーの前ですれ違いました。そのときに知ったんですが、彼、MOUVEMENTという結構有名なアート雑誌の記事もたまに書いているということ。キャメロンの取材もしたいなんて言っていて、世の中なんでも「はい!やります!」なんてお気楽に承諾した今回のボランティア(そう。ボランティアでした。)みたいなものでも、誰と出会うかわからないもんだなあと思いました。これからもそういうスタンスでいきまっす。うりゃ!





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05/03 02:02 | 未分類 | CM:2 | TB:0
こんにちは。kanaさんボランティアお疲れ様です!テレビの取材、大変ですね・・・通訳と一口に言っても色々な方がいらっしゃるんでしょうけど、伝わっていないのはどうかと(汗)
コンサート終了後のCD販売の灰野さんの「ぼくもわかんないんだけどねー」が読んでて面白かったです。人柄が伝わってきます。

後日ギャラリーで偶然すれ違ったり、世の中どこにきっかけがあるか分かりませんね。これからも頑張って下さい!
失礼しました☆
Manoさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
そうなんですよ。大変でした。私、横で見ててもういたたまれない気持ちになって、ずーっと下向いてるくらいでしたもん。でもテレビチームの視線をがんがん感じて、でもここで私がしゃべったら、灰野さんの視線も私の方に向くし、それはきちんとカメラを設置して撮影してるからあかんなあとか、以前カメラマン志望の彼氏と付き合っていて撮影なんかのお手伝いもしていた私はいろんなことに気を使って大変でした。
灰野さんはとっても気さくな方でした。見かけは怖いんですけどね。「灰野さん、みんなに怖がられてますよ~。」って言ったら、「そうなんだよー。僕こんなに律儀な男なのにねー。時間もちゃんと守るのにねー。」なんて。
なんでも飛び込んでいくと楽しいこともいろいろあるし、勉強にもなりますね。日々勉強。
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