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ペドロ カブリタ レイス @ リヨンビエンナーレ
「牧場ばっかりやってないでえ、ブログは?ブログ。」といろんなひとに言われるし、実は本当は自分でもなんだか後ろめたい気分がなきにしもあらずなので、ちょっと書きます。
11月に5日間ほどお休みをとることになったので、私のフランスでの故郷であるリヨンに行ってきました。友達に会うため、義家族に会うため(これの比率は少なめ)、そしてリヨンビエンナーレに行くためです。
リヨンビエンナーレの模様はShiftに書く予定なんですが、ビエンナーレの中でも楽しかった展示を一つ紹介。

今年のリヨンビエンナーレは4つの会場で開催されていて、そのうち今年から利用されることになったのがl'Entrepot Bichat/ビシャ倉庫。以前には武器庫、ガレージとして使われた後、80年代から放ったらかしにされていたよう。

アートには興味あるけど自分一人じゃわざわざ見に行かないなーって言う(そういう人って実はすごく多いですよね)、リヨンにもう10年ほど住んでいる日本人の友人と一緒に行ったんですが、これがまた楽しかった。
私は何度も来たことのある地区だったんですが、彼女は初めてだったらしく「ほんとにここなの?こんなとこ女の子二人で歩いててダイジョブなの?」とびびりながらもなんとか到着。リヨンでは治安が良いとは言えるところではないからね。ま、私はリヨンでのほうがパリよりも何度も怖い思いをしたことがありますが、昼間だったので問題なし。

「ここちゃう?ここやろ。あーここやここ。」とおばちゃん二人珍道中。こんなところに使われてない倉庫があったんやーとも思いつつも、いかにも使われてへんそうやな、とも納得。

中に入ってみると、いまだに廃墟のままとも言えそうなだだっぴろい空間にネオン。空間に入った途端、急に無言でデジカメをぱしゃぱしゃしだす日本人のおばちゃん二人。そう!それくらい、言葉も出ないくらい良かったのです!
広い空間にネオンが置いてあるだけ(ここ重要)、というのは写真を見て知っていましたが、実際に自分自身が空間の中に入ってしまうと美しさが断然かわってその「だけ」がいかに計算されているものかだわかって「うーーん。良い!」とうなってしまったのでした。

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ペドロ カブリタ レイス/Pedro Cabrita Reisは1966年生まれのポルトガル人アーティスト。
私は彼の作品をいままでにも見たことがあって、いつも「すーーっごい好き」ってわけではないけれど「きれいやなあ」とは思っていましたが、今回はほんまに好きでした。

私にとって今回グンときた理由は三つ。
まずはやっぱりネオン、「ネオンだけ」という、「だけ」の部分。写真ではわかりにくいかと思いますが、ネオンの描く直線が、廃墟と呼べる建物の壁、床、ガラス天井、階段、残された設備などの幾何学的ないくつもの線をなぞり、それらのコンクリートやガラスや鉄の線と、ネオンという光の線によって、それまでは存在しなかった新しい空間がいくつも目の前に浮かび上がってくるんです。
次にはその廃墟っぷり。この建物を再利用するにあたって、まったくなんの手も加えられなかっただろうと想像するくらい。もちろんセキュリティに関してはきちんと管理されているだろうとは思いますが、きっとそれだけだったんじゃないかな、と思います。だってこの建物を活用しようと思っても、やっぱり地面から伸びてきてる中途半端な草や木は排除しようとしたり、地面を覆う落ち葉を掃こうとしたりはすると思うんです。でもぜーーーんぶそのまんま。まさにこの建物が数々の歴史を乗り越えて、いまここにこのまんまの姿であって、そこにペドロ カブリタ レイスがネオンくっつけただけなんだ!という感じがとても素晴らしかった。
最後には地を這う電気コード。さっきまで「ネオンだけ!」なんてわあわあ言ってたのに、なんや結局電気コードもあるんやん。となったらごめんなさい。やっぱりネオンがあればコードが必要ですしね。このコードが目につかないように地面を這っているんですが、すごく良い効果を発揮していました。ネオンと建物による人工的な直線だらけの空間のところどころに、草や木や落ち葉、そしてこのコード。コードは地面を蛇のようにウネウネと曲線を描きながらコンセントとネオンをつないでいて、それが地面の草や落ち葉とうまく相まって素敵なんです。

ま、そんなこんなでしずかーーーにテンション上がっていた私たち二人。最後に友達が「ここのネオンてどこかの一点から見たら「命」とかなってるんでしょ。」と「命」ポーズをしながら言ってくれてすごく笑ってしまったのを思い出します。いつまでも古いネタで笑えるのが海外在住者。でもほんまにそうなってたら素敵すぎる!

リヨンに1月までに行く機械のある人は是非ここに寄ってください、おすすめです!
入る時にチケットを見せようとしたけれど、「あーいいよいいよ。」という感じだったので、多分無料かな?


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12/02 07:07 | 未分類 | CM:2 | TB:0
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