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19区Grand Belleville ギャラリー巡り
「あんなところにギャラリーが??」と皆が驚きながら少し馬鹿にもしていたのはもう過去の話。
数年前からここ最近は、パリのどの地域よりもコンテンポラリーアートのアツいエリアとなってるベルヴィル。どんどん増えていくギャラリーたちが集まって、コンテンポラリーアートのGrand Bellevilleとして盛り上げています。ベルヴィル界隈アートギャラリーマップはこちら

ベルヴィルがコンテンポラリーアートの盛んな場所になってきたのには、もちろんアーティストたちが多く住み始めたことや、もうセーブルに移ってしまったスクワットアトリエ、la généralがあったことなんかも大きな理由のひとつだけど、この場所もやっぱり欠かせない。イルドフランス地方立現代美術基金が運営するle Plateauという入場料無料の現代美術センター。フランス人若手作家の作品を精力的に展示したり、去年からは若手インディペンデントキュレーターを「客員キュレーター」として招待し、一年に3つの展覧会を開くサイクルを任せたりしていて、30代40代の作家とキュレーターの活躍が著しい場所になってきています。

今年のキュレーターはElodie RoyerとYoann Gourmel。今年の夏まで、フランス大使館が管理する京都のレジデンス、ヴィラ九条山に滞在していたよう。
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展覧会自体を見ても、プレスリリースを読んでも、なんだかたぬきに騙されたような感覚で大して「面白い」とか「かっこいい」とか思えなかったけど、まさに最近のフランス人若手キュレーターがやりそうな展覧会です。
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これとかどうなん?

さてさてギャラリー巡り。

最初はCosmic Galerie
プレスリリースによると「コンセプトのばらばらな抽象的な作品を集めたグループ展」らしい。
なんか上の展覧会もそんなんやったような気が。ぺらぺらと難しい言葉を並べただけのプレスリリースで、「ほんで結局なんでもありの展覧会ってことやろ?!」というオチの展覧会が最近多すぎる。
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このギャラリーの天井の高い展示室は、広さに圧倒されるけど、作品を潰してしまう空間だと、密かに私は思ってる。実際ここでいい展覧会に会えたことがないし。それに比べると、メイン展示室の裏側にある小さなサロンのような空間は、ショールームとして利用されているようで、ちょうど手頃な広さで落ち着く上に、展示されてるストックもいっつも結構いいのがあるんだ。
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はい、きた。私の好きなイリス ヴァン ドンゲン。私の場合、彼女の作品を見るためにこのギャラリーに来ると言っても決して過言ではございません。

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Wilfrid Almendraの作品も気楽に楽しかった。タイトルはBasement。建物の基礎部分のこと。
図面好きにはたまらん。


そしてこの日の最大の収穫、というか一目惚れは、Galerie Samy Abrahamで2012年1月7日まで開催のEmilie Dingの個展。最初外から見たときは、あーん、いまいちかな?と思ったけど、ドアを開けた瞬間、作品の強さに圧倒されました。
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彼女は建築用工業製品を利用して作品作りをしているスイス人の女性アーティスト。1981年生まれと若い若い。
上の作品は、彼女が以前に発表した作品の中の、一部のモチーフを拡大したもの。私たちが普段使う鉛筆に使われる黒鉛を水や油などを足して描いているそう。きれいに一律に黒く塗られているのではなく、油分が白い部分にもしみ込んでいたり、金属っぽい質感が出ててかっこいい。
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このインスタレーションもなかなか。ただの×ともとれるけど、キリストがゴルゴダの丘まで背負って歩いた十字架のようでもあり、金属鋼に真っ赤のペンキを塗って、はんこのように白い壁に押した作品。ドローイングと彫刻、その二つの領域をうまく交差するインスタレーション。

他のギャラリーを回ってるときに偶然会った、私と同じ世代のインディペンデントキュレーターの友達が、「かな、Galerie Samy Abraham行った?行ってなかったら絶対行って!絶対いいから、絶対かなも好きだから!」と会うなり一言目に言ってきたのもこの展覧会のこと。この展覧会を見た時、「あー、誰々と誰々と誰々に電話しな。いますぐこれを見に来るように!って。」と思ってた人たちのうちの一人がその友達だったので、なんだかおかしかった。彼女曰く、このアーティストはFabrice Gygiの元生徒で恋人らしい。なんか納得ー。

今現在Palais de Tokyoで開催されているスイス人現代美術作家の代表選手、っていうか顧問!John M Armlederキュレーションの展覧会にも彼女の作品が展示されてるそう。終わる前に絶対行かなあかん。

世界的に有名なアーティストになりたかったら、近道はスイスに移住すること。なんて、かなり本気で信じながら、アーティスト友達なんかと冗談言ったりすることがよくありますが、やっぱりスイスコネクションはすごいなあ。


他にもcastillo/corralesやGalerie Jocelyn Wolffなど回って、ベルヴィルでおいしい餃子をたらふく食べて、満足なギャラリー巡りでした。寒かったけどね。

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12/17 10:18 | ギャラリー | CM:0 | TB:0
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