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ギャラリー=国連


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最近は日本でも普及してきた(ウソかも)インターンシップ制度。
フランスでは昔から一般的に行われているもので、それこそ中学生から大学生、はたまた職探し中の人たちまで、この研修制度を利用します。
インターンシップ制度は社会に出るまでに、自分の興味のあるいろいろな世界を見て、将来何がしたいのかを見極めるのにも良いし、きちんと職務経験(一応インターンシップと明記しますが)としても履歴書に記入することができるので、学生たちにとって、どこでどれぐらいの期間インターンシップをするのかはとても大切な問題です。

そのうえアート界は非常に閉鎖された世界。どこかの有名なアートセンターなんかのディレクターなんて職業以外、就職の一般募集なんて皆無といってよいでしょう。インターンシップをしてその有能性を名のある人に認めてもらうと、推薦状を書いてもらえたり、またインターンシップをした機関と良い関係を持続して「どこどこでいま人探してるから履歴書を送ってみたら?」なんていう情報が入ってくる元にもなるのです。

私がフランスでしたインターンシップは、美術館の展覧会の設営&解体作業、監視、そして現在のギャラリーも最初は研修生として入って、最終日に「これからはお金を払うので来てくれないか。」となったわけです。展覧会の設営&解体作業なんて肉体労働に近いものですが、現在でもそのときに出会った人たちから、「翻訳して~!」とか「○○ギャラリーで働く気はある?」とか「良いスペースあるから、もし良かったらそこでキュレーションしなよ。」とか「一緒に展覧会の企画しよ~。」とか、アルバイト的な仕事の話をもらえたり、ありがたくお声をかけてもらっています。


現在、ギャラリーのアシスタントはフランス人が3人、モロッコ人が1人、そして日本人の私で構成されています。
ただでさえ、おじさんコレクターたちが「おお!ここは国連かい?」なんてかなり微妙なシャレをよく言うのに、最近は私も納得するぐらいギャラリーが国連みたいになってきました。

フランスの1学年は10月から始まって6月で終わるので、今はちょうど期末試験も終わって、本格的な夏休みまでに学生さんたちがモリモリ、インターンシップをする時期です。だから研修生の数が4人もいて、普段はすべて私に回ってくる下っ端仕事も頼めるので、個人的に非常に楽です。でも結局コピーでも梱包でも仕上がりが気に入らなくて残業して1人でやり直したりしてるんですけど、、、。

そんな研修生たち、現在はフランス人、アメリカ人、ポーランド人、ブラジルとポルトガルのハーフがいます。そして近々スウェーデン人が来るそう。普段はやはりフランス人の研修生が多いのですが、比べるのはよくないと思いつつも、やはり外国人の研修生は「わざわざフランスまで来て研修している。」という概念が強いのか、働き者です。というか、何かを頼んでも気持ちよく引き受けてくれます。「しょうもない仕事やけど、すべての仕事って誰かがやらないといけないの。イヤになったら私が変わるからいつでも言ってね。もしくはみんなと交代しながらしてね。」なんて私も感じよく応対できるんです。そしたらみんな「でも私たちはそういう仕事をするためにいるんだよ。ノープロブレム。」と言ってくれます。
あ~泣けちゃう。
だってフランス人だと、特に何かをしているわけでもないのに、「あとでやるから待ってて。」とか、お使いを頼んでも、「雨がやんだら行く。」とか言われることもあります。
そんなとき、他人に厳しい私は切れてしまうんですね~。
「日本には梅雨って季節があってね。6月は毎日のように雨がゴウゴウ降るの。でもみんな働くの。だって雨がやむの待ってたら、経済が動かないと思わへん?だから私が行くわ。日本人やから慣れてるしね。」
そしたら慌てて、でもちゃんとイヤ~な顔をしながら、してくれるけど。


このギャラリー国連化状態をうまく利用しないと勿体無い!ということで、

私はアメリカ人の子にやたらと「このメール添削して~。」とか「英語でなんて言うの?」とか質問攻めです。辞書を引かなくなってしまいました。あかんあかん。

前にスペイン人の研修生がいたときも、メキシコでのアートフェアの準備期間真っ最中で、彼女がすべて電話で問題解決してくれたし。

でも昨日、誰かが「ナポリって何地方?」って聞いてきて、誰も答えられなかったなあ。イタリア人も必要。

ドイツ人の美術運送屋さんが電話してきたときも、彼の片言のフランス語と英語と、私の片言のドイツ語と英語で、かなり大変だったし。まあお笑いみたいになってたけれど。ドイツ人も必要。



こんなに様々な国籍を持つ人たちに囲まれる日々を送るのは、6年前にフランスに来た当初通っていた語学学校以来。そのときはアメリカ人、イスラエル人、レバノン人、シリア人、スペイン人、イタリア人、ブラジル人、ハンガリー人、ポーランド人、イギリス人、マリ人、ドイツ人、ポルトガル人、韓国人、中国人、なんて、本当に様々な人種の人がいたなあ。日本人だらけのクラスになりがちな語学学校で、私は本当に恵まれていたと思います。

でも語学学校のときは、みんなのフランス語が片言なせいかなんなのか、とても「○○国代表」みたいな感があって、「私の国ではこうこうこうなんだけど、あなたの国ではどう?」みたいな会話がやたら多かったように思います。

それに比べて、今の環境はみんなフランス語が話せるのは当たり前なのでかなんなのか、自分のお国の話なんてしないし、それぞれは「代表」としてではなく「個人」として存在しているなあって思いました。私は「日本人のkana」ではなく「kana」として存在しています。

でも昨日、ブラジルとポルトガルのハーフの子に
「日本では道端に喫煙者用のガラスのボックスがあって、そこ以外では外でタバコ吸ったらあかんのでしょ?」
と聞かれた。
「え~。あの空港にあるみたいなヤツ?そんなんないよ~。それ違う国じゃないの~。」
と言ったけど、私の知らない間に日本はそんなことになってないですよね~?一応
「でも帰ってない間にそういう国になったのかも知れへん。」
と答えておいたけど。

あ!前に
「日本ではまだハラキリするん?」
とも聞かれたことがある!
「フランスではもう早朝に1対1で双方証人を立てて決闘しないでしょ?それと一緒。」
って答えておいたけど。



ああ、私の日本語が必要になる日はいつになったら来るのでしょうか。
一生来ないのかなあ~。

そんな日を待つよりも、英語とドイツ語と中国語が流暢に話せるようになりたいから、コツコツ勉強するほうが早いですね。


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06/24 03:11 | 未分類 | CM:6 | TB:0
東京は生憎ここ数年で喫煙に対する規制はかなり厳しくなっています。
だから"ガラスの~"というのもあながち間違いではないかも。
よっとさん、こんにちは。
へー、そうなんですか。でもガラスの部屋はやりすぎでしょ~!街中に突然出没したアート作品だったりして、、、。
こんにちは。はじめまして がるです。
現代アートが好きでドイツで大学卒業してアートギャラリーで働きたいと夢を持っている30歳のおばさんです。
フランスのアート界もかなり閉鎖的なんですね。
もちろん日本もですがちょっとびっくりしです。
6年前に語学学校で2年間働いてとあったのでもしかしてフランスの大学で勉強されましたか?
もしよろしければ卒業学部を教えてもらえませんでしょうか。
がるさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。そして返事が遅くなってごめんなさい。
そうです。フランスの大学で美術史を勉強しましたよ。でも今思うのは美術史学部である必要はなかったなってことです。ギャラリストなんかは多くの人が経営なんかを勉強するエリート校出身が多いみたいです。アシスタントさんでは美術史やらそれこそ美大行ってた人やらコミュニケーション学部出身やらいろいろですよ。必要なのは、体が丈夫でフットワークが軽くて、事務仕事をぱっぱとこなして、重いものを持ち上げたり汗だくではしりまわっていてもコレクターがきたら笑顔で対応して、アーティストを励まして、運送業者さんや印刷業者さんや修復家さんや額縁屋さんなんかと良い関係を保ったり、そういう臨機応変なところだと思います。
あと、30歳はおばさんではないです!これからどんどん学んでいくときです!がんばってくださいね!
あーコメントいただけてる。 ありがとうです!!!
どの学部で学べばよいのか迷っていたので、実際働いてる方の話を聞けて 嬉しいです。
私もKANAさんのようにアクティブに行かないといけませんね。 お忙しいようですが、ブログ楽しみにしてます。
がるさん、こんにちは。
ブログの更新がすっかり遅れてしまって、コメントも遅くなってしまいました。
ちょっとづつでもいいから、続けていくことに意義があると思うので、しんどくならない程度にがんばって続けていきたいと思います。
これからも読んでくださいねー。
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