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だ、だいじょぶか~!ポンピドゥー センター!!??


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や、やばいです。ポンピドゥー センター。
2006年8月5日付けのLiberation誌、Le Figaro誌、そして2006年8月7日付けのLe Monde誌で、ポンピドゥー センターの粗相が取り上げられています。

リベラシオン http://www.liberation.fr/culture/197165.FR.php
フィガロ http://www.lefigaro.fr/culture/20060805.FIG000000442_de_la_casse_au_centre_georges_pompidou.html
ル モンド http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3246,36-801612@51-696669,0.html



これらの記事によると、2006年3月8日から7月17日までパリのポンピドゥー センターで開催されていたLos Angeles 1955-1985, Naissance d'une capitale artistique (ロサンジェルス 1955-1985、ある芸術首都の誕生)のために、借りられた作品のうち2つが壊れてしまったということです。

この展覧会では、John Baldessari, Dennis Hopper, Charles Ray, Ed Ruscha, Thom Mayne, Judy Chicago, Ed Moses,Chris Burden,Paul McCarthyなどを筆頭に85名のカリフォルニアのアーティストの作品、350点が展示され、開催中には30万人の動員しました。

今回壊れてしまった2つの作品とは

1939年生まれの、Light and Spaceというムーヴメントの作家であるPeter Alexanderによって、1971年に制作されたUntitled。黒い樹脂でできた柱の作品で、その評価価値は28 000$。
これは設営の終わった展覧会オープニング前日の深夜に、落ちてしまいました。

そしてもうひとつは、1932年生まれの、Craig Kauffmanが1967年に制作したUntitled Wall Relief。彼はFinish Fetishというムーヴメントの作家であり、美術の表現方法としてプラスチックやインダストリアルな材料を使用した第一人者の一人。自動車やサーフボードからインスピレーションを受けた作品作りを行っています。こちらは会期終了の前日7月16日に、観客が手を触れたりしたわけでもなんでもないのに、落ちてしまいました。これ、この作品を鑑賞中だった人もいたわけで、いきなり作品が自分の目の前で壁から落ちてしまうんだから、相当驚いたはず。

Los Angeles Timesが騒いだから、フランスの新聞でも取り上げた感のあるこの事件。8月3日付のLos Angeles Timesが記事にしなかったら、リベラシオンもフィガロもル モンドも、この事件を記事にしなかったんじゃないだろうかと思います。
こちらは8月7日の記事ですが。http://www.latimes.com/entertainment/la-et-pompidou7aug07,1,6952839.story


Los Angeles TimesのChristopher Raynoldsによると、
今回の事件に関して、カリフォルニア国際芸術基金は、フランス側からの「謝罪が皆無」であることは、この出来事がただ悲劇的なものであったということの証明にはならないとし、フランス側の態度を問題視しています。またPeter Alexander本人も、今回の事件に関してポンピドゥーセンターからの直接のコンタクトが一切無く、この不誠実な行為は、ポンピドゥーセンターの傲慢さからきていると指摘しています。

事件に対して、ポンピドゥーセンターのCommunication部門のディレクターであるNassar Royaは、「深い遺憾」を表明しましたが、Peter Alexanderは「親切に」、別の作品を今回壊れてしまった作品のかわりに貸し出ししてくれることを了承したし、また、これらの作品は実験的素材によって制作されており、「非常に壊れやすいもの」であったとしています。展示の際は、貸し出し主であるLACMA(Los Angeles Country Museum of Art)とニューヨークのFranklin Parraschギャラリーから渡された説明書に従って、細心の注意をもって、設営が行われたと言及しています。
しかし状況説明を受けたLACMAは、Los Angeles Timesに、Craig Kauffmanの作品は現在までにも貸し出しによる展示がおこなわれており、幾度もの地震にもあったが、壊れたことなどなかったと指摘しています。

私が非常にスキャンダラスだと思ったのは、この展覧会の責任者でありポンピドゥーセンターの学芸員であるCatherine Grenierの言葉。
「今回の出来事は私たちのせいではない。」
「これらのふたつの作品は、同時期に同材料で制作されており、非常に壊れやすいものであったので、これは不幸な偶然としか言えない。」


「私のせいじゃないもん。」
出たよ。フランス人。彼等はそのような状況でも組織でも、二言目にはすぐこの台詞。

こういうことってのは、起こらない出来事ではないし、そのためにみんな細心の注意を払うわけですが、でもやっぱり起こってしまったときにきちんとした対応をするってのは大切。
私も気を引き締めないとな!


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