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L Inde dans tous les sens


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今回は、2006年5月5日から8月25日までEspace Louis Vuittonで開催されていた「L'Inde dans tous les sens」(すべての意味でのインド展)。そうです。もう終わってます。ごめんなさい。

大体このグローバリゼーションの進む世の中で、それも現代アートなんていうそのごちゃごちゃ感がたまらない世界の話に、国籍を持ち込んできて「はい。これがインドの現代アート。」とかやってしまうのが、私は大嫌いです。だから最近東京でもやっていたはずの「アフリカリミックス」も、去年パリで見ましたが、それぞれの作品の良し悪しは別にして、展覧会全体のまとまりがあまりにもないのに、すごく疲れてしまった思い出があります。だから、今回のも思わず見逃してしまいそうになりましたが、まず第一に「新しくできたEspace Louis Vuittonを観に行く。」そして第2に「普段行かないシャンゼリゼに行く用事があって、それもヴィトンの真横なので行っとくか。」そして第3にどこかの展覧会に行きたいのだけれど、真夏なのでどちらかというと観光客&子供受けのものが多く、いまいち「これ行きたい!」というのがなかったので、消去法により決定。ってなもんでした。
しかし、これがなかなか良かった。この空間もとても素晴らしいし、そのうえ建物の最上階ベランダに出られるようになっていて、パリ中が見渡せます。エッフェル塔もすぐそこ。展覧会も無料ですから、パリ一の素晴らしいパノラマが無料で見られたサマリテンヌデパートが休業中の現在、パリを高いところから無料で見たい人はここがオススメですね。

そんなわけで、ドド~ン。ルイ ヴィトン本店。稼いでますね~。



こういうところはガイドのアルバイトなんかでもない限り来ないので、ここに入ったのは初めてでした。やっぱり道に迷いまくって(店内でね)、店員さんやガードマンに「エスパス ルイ ヴィトンはどこから通り抜けていったらいいの?」と何回聞いたことか。世界で最も大きい高級ブティックらしいです。
それにしても高級ブティックなのに、デパートみたいやった。

エスパス ルイ ヴィトンは、この建物の最上階に位置しています。だからブティックの中をまずはエレベーターで2階まで。エレベーターでは左右に様々な光と映像が流れます。
IMGP1073.jpg
っていっても、あくまでヴィトンの宣伝ね。ヴィトンマークの波に呑まれるわけ。結局。逃げ場なし。
IMGP1071.jpg


素晴らしかったのは、この建物の中心に位置するアトリウム。私は感動しまくって、上を見上げていましたが、このアトリウムにいる世界各国のみなさんは疲れきってソファの上でダラダラ。その上下のコントラストもなかなかのもの?そこまで内装を手がけた建築家、エリック・カールソンが考えていたわけないでしょうがね。本当に美しいです。パリのヴィトン本店に行ったら、どうか一瞬でいいから上を見上げてください。アトリウムは多分中2階くらいに位置していたと思います。
IMGP1074.jpg


この建築に関する詳しい情報はこちらからどうぞ。(フランス語)
http://www.lvmh.fr/magazine/pg_mag_contenu.asp?int_id=415&archive=0&rubrique=ACTUALITE&srub=0&rub=&str_theme_id=


では、「L'inde dans tous les sens」展レポートいきまーす!





この展覧会では、インド人現代アーティストたちだけでなく、インドで活動している外国人アーティストや、インドの文化などに関する作品を創作したアーティストも招待されていました。


Stephen Dean(アメリカ人。でも1968年パリ生。ブルックリンとパリで活動中。)。ヒンズー教徒のお祭りを撮影したヴィデオ作品。赤や黄色や紫や青の煙やピグメントの中を、大勢の教徒たちが両手を広げながら、歓喜している、「色」の美しい作品。
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Raghubir Singh(1942年ジャイプール生。1999年ニューヨークにで死去。)この写真作品群は素晴らしかったです。どれも車の中から撮影されたものなんですが、インドの風景や人々や日常が、車の窓、バックミラーなどで切り取られています。
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Antina Dube(1958年Lucknow(インド)生。ニューデリーにで活動中。)中近東の遺跡を思わせるような石を利用した作品。それらの4本の支柱によって支えられ、宙を浮いてるように見える遺跡の下には、「Kill more, Pay less」などの言葉や白黒写真が赤い光によって浮かび上がっていて、私たちの視点から、遺跡によって見え隠れするようになっています。作品自体というよりも展示法がおしゃれでした。
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Pierre Jeanneret(1896年ジュネーブ生。1967年死去。オーギュスト&ギュスターブ・ペレやル・コルビジェとのコラボレーションが有名な建築家兼デザイナー。)の家具と、Lucien Herve(1910年ハンガリー生まれの建築写真家。パリで活動中。ル・コルビジェ、アルヴァー・アールトなんかの建築の写真で有名。)がインドで撮影した建築写真。Lucien Herveの建築写真は、光の強さ(私はインドに行ったことがないから、その光がどんなものか知らないけれど)と幾何学模様の建築物の調和が非常に美しかったです。パゾリーニ映画の光を思い出しました。この2人はインド人ではないですが、インドのChandigarhという街にジェンヌレが建てた建築によって、この展覧会に出展されていたようです。
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Beatrice Ardisson(1963年Auch(フランス)生。ノルマンディーで活動中。)&Guillaume de Sint Phalle(1970年パリ生。パリで活動中)暗い部屋に入ると、その中央には下の写真のオブジェが置かれています。室内には、様々なインドで録音されたであろう音やインド音楽が無秩序に流されていて、オブジェからは、たまにインドの各地言語による「愛」という意味の言葉が聞こえてくる作品。
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Sylvie Blocher(1953年Morschwiller-le-Bas生。パリにて活動中。)4つの大きな画面で、あるインド人の男性が様々な恍惚の表情を見せる作品。なんか変顔大会みたいやったけど。
IMGP1090.jpgIMGP1091.jpg


Patrick Rimoux
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いわゆるボリウッドと呼ばれているインド映画のフィルムをプレキシグラスの上に貼り付けた作品。なんのつながりもないんですが、なんだか光るキリム絨毯みたいで、とても美しかったです。そんなピュアで崇高な雰囲気がこの展示場には広がっているのに、とても小さなフィルムには、ボリウッド映画特有の男と女の愛憎劇が繰り広げられている、そんなコントラストがおかしかったです。
IMGP1093.jpg



このほかにも、Subodh Gupta,Pushpamala.L,Bharat Sikkaの作品が展示されています。(いや、過去形だった。)展示されていました。

より詳しい情報はこちらからどうぞ。(フランス語)
http://cultureetloisirs.france2.fr/mode/expos/20476785-fr.php

次回の展覧会は何でしょうか。ネットで調べたんですが、出てきません。気を長く、楽しみに待ってみることにします。


Espace Louis Vuitton
60, rue de Bassano, 75008 Paris.
Téléphone: 01.53.57.52.03.
www.Louis.Vuitton.com



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09/11 04:45 | 展覧会 | CM:2 | TB:0
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