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Steven Cohen et Elu


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先週、ポンピドゥーセンターにてSteven Cohen & EluのI Would'nt Be Seen Dead in That!というダンスの公演を観てきました。

Steven Cohenはパフォーマンスを中心に活動する南アフリカのアーティスト。ホモセクシャル(見たらすぐわかる)でユダヤ人(名前ですぐわかる)。でEluというのは1997年に出会って以来付き合ってるダンサー兼振付師の彼氏。Steven Cohenはダンスビエンナーレでも有名なフランスのリヨンにあるSubsistancesというレジダンスにも滞在していたことがあり、観る前から私の期待は大でした。

しかしがっくし。全然好きじゃなかった。
恥ずかしくなるぐらいわかりやすく描かれているテーマは幅広く(悪い意味で)、動物と人間の支配関係、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)、セクシャリティーなどなんでもアリな感じ。
ダンサーたちはみなアフリカで問題になっている密猟動物の剥製の体の一部である、象の足、鹿の足、キリンの頭部、鹿の頭部、ふくろうまるごとなど、をそれぞれ身につけ、それらの剥製が彼等の身体の動きを非常に困難にする。剥製だけでなく、SM風衣装を身につけたり素っ裸だったりもする。
背後の映像は密猟風景だったりホロコーストで犠牲になった男性の身体画像だったり。

はじめのうちは、「えーと人間が殺戮した動物の剥製によって逆に人間がその身体を支配されて、、、、いや待てよ。その人間自体が殺戮された動物になってしまっているからホロコーストで、、、」などといろいろ考えていたんですが、後半にはもうどうでもよくなってしまいました。

あかんわ。好きじゃないわ。

そうこれが結論。
で、なぜ好きでないのかを考えてみた。去年Theatre de la Villeで観たJan Lawersに関して「あかんわ。好きじゃないわ。」と感じたのと同じ感覚でした。
とにかくごちゃごちゃしている。伝えたいことがたくさんあるのは良いことやけれど、その方法にsubtlety(日本語に訳すと巧妙さ?私の中では「粋な部分」と訳しているけど違うのかな?)がない。ダイレクトに伝えるのはいいけれど、そこにsubtletyや簡潔さがないとどうしてもちょっと質の高い学芸会のようになってしまうのは否めない。

そしてそんなにお尻の穴とか性器を見せられても飽きる。これは2年前に観たJan Fabreでも感じたこと。

私はグロイものもダイレクトなものも、そこに美しさや粋な部分がないとどうしてもいやなんです。
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そんなこんなでちょっと残念でした。

以上に書いたことはすべて私の意見でしかないので、あしからず。
終わったあとに「すばらしかったわー!」と言っていた人たちも何人かいましたし。

気に入らなかったダンスの公演や展覧会に関して、今までは書く気が起こらなかったので書いてきませんでしたが、これからは「なんで好きじゃなかったのか?」を考えて文章にするのも勉強だと思うので、どんどん書いていきたいと思います。


ここからどうもリハーサルの時に撮影されたっぽい映像が見れます。
http://www.festival-automne.com/fr/programme_media.php?programme_id=107&festival=2


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09/25 07:00 | コンテンポラリーダンス | CM:7 | TB:0
私もあんまり好きじゃなかったです。
でも個々の動きや、動物を体の一部につけたりしていたのは単純に面白いな~と思ってしまいました。
どこが好きじゃなかったのか、自分でよくわからなかったのですが、かなさんの文章を読んでクリアになりました!
気に入らなかったダンスのこと、書いていただけたら嬉しいです♪
分かるを、分けることと理解した場合。
何でもかんでも、切り刻んで見せようとするれば、するだけ、それは必然的に解剖と同じでグロテスクな表現になる可能性が高いですね(例えば、浮世絵の最末期)

それを、どう構成して見せるかがアーティストの技量でしょうか?
kさん、こんにちは。どうもコメントありがとう。
kさんも行ってはったんですね。私は公演1日目の木曜日に行ってたんですけど、もしかして同じ会場にいたのかもしれませんね。ダンスはよく観に行かれるんですか?

kindaaさん、こんにちは。
う~ん、別に表現がグロテスクだったわけではないんですけどね、この場合。とにかくごちゃごちゃしていて、まあごちゃごちゃしていることは悪いことじゃないんですけど、なんか「素敵」じゃないごちゃごちゃさだったんです。
「どう構成して見せるかがアーティストの技量」これはそうですね。賛成です。
私も一日目でした。すれ違っているかもしれないですね。
ダンスはかなさんのように詳しくはないですが、観るのは大好きです。
かなさんのブログを見つけたのも、Self Portrait Camouflageを観た後、画像を探していたのがきっかけでした。
kさん、こんにちは。
おお!ほんならすれちがってたかもですねー。たしかに日本人っぽい人が何人かいはったような気もします。
私もダンス詳しくないですよー。ただ自分の感じたことを文章にして書いてるだけです。2年くらい前からコンテンポラリーダンスを観に行くようになったんです。たくさん観てるのかもしれない(パリならでは。安いしね。日本にいたらこういうわけにはいかないでしょう。)けれど、ダンス史なんかに関しては無知です。ちょっと勉強していきたいなあと思っているところです。イントロの説明文なんかは、パンフレットの説明で気になったところをはしょって書いてるだけですから!
Latifa laabissiの公演ですね。あれは相当難しかったです。自分の頭の中の迷路の中で迷いまくって、出て来れなくなるかと思いましたが、後半にはどんどんすっきりしてくる感覚がたまらなく心地よかったのを覚えています。
kさんの感想もどんどん書いてくださいよ!
お返事ありがとうございます!
私もダンスは最近なんです。パリに来てから、です。
こういう環境は本当にありがたいですよね。
私もダンスもっと知りたいです。
Latifa laabissiのときは、かなさんの文章を読んで「そうだったのか~!!」とひたすら勉強させていただきました。
最初の部分では寝ちゃいそうでしたが(笑)きちんと観ておいてよかったです。

あと、Palais de Tokyoのヴェルニサージュも、私も行っていました♪ベルリンにもビエンナーレのときに行っていたりしたので、実は色んなところでお会いしているのかもしれません。
kさん、こんにちは。
ほんまに恥ずかしくなるくらいかぶりまくってますね。行ってるところ。展覧会でもダンスでも、行ってない人だけじゃなくて、kさんのように行ってる人も楽しんでいただけてうれしい限りです。めっちゃ恥ずかしいけど。
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