スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/-- --:-- | スポンサー広告
William Forsythe 「Three Atmospheric Studies」


にほんブログ村 美術ブログへ

昨日はシャイヨー劇場まで、私が最も敬愛する振り付け師ウィリアム フォーサイスの”Three Atmospheric Studies"を観に行ってきました。
私は今までフォーサイスの最近の作品(ここ10年くらい)を観たことがなく、昨日の公演はフォーサイスの最新作ということで、わくわくしていたのです。

ギャラリーでの残業がなかなか終わらなくて、すんごく嫌なこともあって、半泣きでタクシーを探してるのに見つからなくてってさんざんでしたが、なんとか開演に間に合いました。


ウィリアム フォーサイスはダンスによって彼の政治的批判や思想を表現します。今回は、アメリカ人である彼による戦争批判。
しかしがっくし。フォーサイスなのにいまいちでした。彼の伝えたいことも説得力がありませんでした。
公演は3部に分かれているのですが、2部では大勢の観客が席を立って退場していったり、最後にヤジが飛んだりするほど。公演終了後もいつものフォーサイスで見られるような、パーンとはじけたように拍手が巻き起こって会場中が立ち上がってブラボーを捧げるようなこともありませんでした。

私が唯一好きだったのは、1部目。フォーサイスカンパニーのダンサーたちが様々な色のTシャツとパンを着用し、息を吸ったり吐いたりしながら音楽無しで踊ります。ダンスは、「踊る」というよりも「身体の動き」と呼んだほうがいいようなもので、何秒かに一度舞台上がストップするのです。それを観ながら、私は19世紀のフランスアカデミーの画家であるJacques-Louis Davidの絵画を鑑賞しているような気分になりました。



ダヴィッドの絵画には、ドラマティックなシーンをまるでストップウォッチで止めたような、人物やシーンが描かれています。
david-horatii.jpg

image0.jpg

こんな感じで。

フォーサイスのダンスのストップされた舞台は、まるでこれらの絵画のようで、計算されつくされたダンサーの姿と配置、また彼等の着用している洋服の色による構成が素晴らしかったです。

フォーサイスは今回の公演を、Lucas Cranach the Elder(ルーカス クラナッハ(父))が1503年に描き、現在はミュンヘンのピナコテークにある、Klage unter dem Kreuzにインスパイアを受けて創作しました。
crana1-8.jpg


2部、3部はこの作品の、右上に見える黒く、今にもどんどん画面を支配していきそうな雲、十字架にかけられ殺されようとしているキリスト(息子)とその下に位置するマリア(母)などを中心に、ダンスが繰り広げられて行きます。音楽はなく、すべて言葉によって舞台は覆われていきます。

この2部、3部は、本当に残念なことに駄目でした。絵画によるインスパイアや、戦争、現在のアメリカ批判などをダンスで表現しようというプロセスは非常に良いと思うんですが、なかなかそれらを目の前にして納得できない自分がいたのです。

公演終了後、大して拍手もしなかった私ですが、なんとなんと!フォーサイス自身が出てきたのです!彼の公演は何度か観たことがあるのですが、本人が舞台に出てきたのを観るのは初めての私。彼がダンサーたちに囲まれて出てきたときは、今までずっと夢に描いてきた私にとってのスターが目の前にいたわけで、全身に鳥肌がたって、手が痛いほど拍手喝采をしてしまっていました。非常に美しい人間だった。その一挙手一投足も体も。

ゲンキンな私。「きてよかったわー!」と叫んでた。

フォーサイスカンパニー公式サイト。
http://www.theforsythecompany.de/

この記事、後で書き足すと思いますがとりあえず。

今日も励ましのクリック2回、お願いしまーす!


にほんブログ村 美術ブログへ



スポンサーサイト
10/05 21:18 | コンテンポラリーダンス | CM:0 | TB:0
お名前

ホームページ

コメント

パスワード
   
http://kanaparis.blog59.fc2.com/tb.php/94-f2251678
* トラックバック *
template design by takamu
Copyright © 2006 takamu All Rights Reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。